また、駅は本来他地域の人が多く出入りする場所であり、「駅のエスカレーターを計測することが、果たしてその地域の境界を測定することになるのか」という疑問があります。私が長い間この小ネタに着手しなかった最大の理由は、これです。本当は、例えば駅前の百貨店などで計測するのがいいのかな、と考えたりもしましたが、そうすると裾野が果てしなく広がってしまい、収拾がつかなくなりますので、ここではあえて駅のエスカレータのみに限定させていただきました。ただ、「出来るだけ純粋な乗り換え客を除外する」という趣旨で、改札内外両方にエスカレータがある駅の場合、可能な限り改札外のエスカレーターを計測するなど、焼け石に水的な工夫はさせていただきました。
また、このような理由により、旅行者、出張の方が明らかに多い(つまり他地域からの流出入が多い)新幹線改札内・新幹線連絡口のエスカレーターは、原則計測対象外としました。
それから、本来ですと、出来るだけ他地域との人の流出入が少ない、つまり旅行者が少ない平日朝ラッシュにやりたかったんですが、私社会人ですし、このために会社を休んでいるとクビになってしまいます(笑)。ということで、計測は原則として土休日または平日の午後遅い時間帯に、時間帯は厳格に決めずに、人が多そうな時を中心に計測しました。ですので、このコーナーの結果においては、あくまで土休日の結果として捉えていただきますようお願いいたします。
さらに、混む駅のエスカレーターなどの場合、左右を空けずに1段の左右に1人ずつ立っているという光景を目にします。実際に計測する際、これら両方に立っている人達の間に、左を空けて立ってらっしゃる方が挟まっていたりすることが多々あり(そういう場合って見えにくいんです)、選り抜いてカウントするのは非常に困難であるため、ここでは1段に2人立っている場合も左右それぞれのカウントに入れております。左空けの対象となる大部分の駅(特に都市部)においてはこのような混雑状態は一時的なものであり、計測しているうちに解消され、左右どちらかに並ぶ状態に戻るため、カウントしても結果に大きな影響は出ないものと考えています。
どの状態をもって「左(右)を空けて立っている人」「左(右)空け」なのか
はいこれはですね。エスカレータの乗り始めは、立ち位置が定まらないことが多いですね。途中で後ろから来た人のために道を空けることもありますし。ということで、ここでは、エスカレーターの出口付近において、左(右)を空けて立っている人を「左(右)を空けて立っている人」とします。 今まで左側を空けて立っていて、「出口が近いから」ということで歩き始めた人についても、「左を空けて立っている人」に含みます。
「この駅は左空けの駅である」という認定方法については、「左を空けて立っている人の数が、右を空けて立っている人の2倍を越えた場合」とします。
境界線のひき方
「そばの境界線」同様、それぞれ左空けの確認がとれた駅までを「左空けゾーン」とし、境界を引きますが、人の立ち位置は比較的流動するので、例えば断続的に右空け左空けの駅が続く場合、都道府県単位でエスカレーターのある駅をほぼ網羅的に調べ、結果は県単位・エリア単位で結論を出そうかと考えています。