フォルクスホッホシューレ日記7月・サマーコース第2週


サマーコース第2週


7月26日(水)

休み明け、ワイルダー先生に似てるB先生。

最初に新聞記事のコピーを読む。週末にあったウルムのお祭り、「リヒターセレナーデ」(ドナウ川キャンドル流し)と「宣誓の月曜日」(市長が宣誓する)についての短い記事。叙情的な描写なのかな、3つおきくらいに知らない単語が出てくるのでやる気が失せる。

次に前回F先生と途中までやった8つの絵を見て話を作る活動。絵にどういう順番をつけるかはグループによって違ってるかもしれないのに、「最初は〜、2番は〜」と進めていくので、みんな???。「こりゃわかってない」と思ったので「あの〜、絵の順番はみんな違うんですけど。」と言うと、「ああ、そうねそうね、それでもいいんです。」なんのこっちゃ。

突然あてられることはまずないので、授業の流れは視野のすみっこで追いつつ、テキストやプリントをもとに自分で語彙の勉強を勝手にやることにする。せっせと手を動かして何か書いてるから、傍目には熱心に勉強してるように見えるし。(こういうの「内職」って言ったっけ?)

まずは見た目が紛らわしい動詞3つの確認だ。

streichen (ペンキなどを塗る)
streifen (軽く触れる)
streiten (争う・けんかする)

うちで相棒と話してて、「口げんかする」の意味のつもりでstreichenを使ったら、全然通じなかったことがあった。そりゃそうだよ、「塗って」どうすんだ!!!最後の「ヒェン」と「テン」が違うだけだから、こんがらがっちゃう。

悪いことをする人たちは

der Dieb (どろぼう・thief)
der Raeuber (強盗・robber)

英語に対応してるのね。押し込み強盗のburglarはなんていうんだろ。ええと...der Einbrecher でいいのかな。そういえば英検準1級の面接試験、4コマ漫画をもとにストーリーを作って話す課題で、thiefって単語忘れちゃって最初から最後まで「その悪い男〜the bad man」で押し通したことあるなあ。それでもぎりぎりで受かったから、「要はその場を切り抜ける力を試してるのね」と変に納得しちゃった。

herausfinden (見つけ出す)
verstecken (隠す)

her...は「そちらからこちらへ」(woherもそうだし)で、ausはこの場合out、それに見つけるのfindenか。英語だとfind out、隠れていたものがそこの場所(そちら)から見えるところ(こちら)に出てくる(out)動きがこの単語には詰まっているのね。

erschiessen (射殺する)
verschiessen (弾丸などを発射する・撃ち尽くす)

「撃つ」のschiessenにerがつくと、死に至らしめるところまでいっちゃうわけだ。「〜の状態になっちゃう」っていう前綴りのer...の働き、よくわかる。

nachpruefen (もう一度調べる・たしかめる)
nachschauen (たしかめる)

プリューフェンなんて聞いたことない単語だわ、と思いつつ調べたら、なーんだ、よく使ってるdie Pruefung(試験)の pruefen じゃないかあ!

rudern (ボートを漕ぐ)
paddeln (カヌーを漕ぐ・犬かきする)

ボートのほうは、「Row, row, row your boat, gently down the stream 〜♪」のrowね。カヌーのほうは日本でも「パドリング」って言葉使うもんね。

launisch (不機嫌な)

こないだ覚えた die Laune が形容詞になると「不機嫌な」になるのかあ。あらま、辞書で調べたら英語でもmoodyは「不機嫌な・むっつりした」だわ。「ムーディーなカクテルバーでなんたらかんたら」のムーディーは和製英語なのね。


7月27日(木)

いつもニコニコF先生。

まずは「かばんの中身は何でしょう?」クイズ。先生のかばんの中にあるものを、「Ja / Nein」質問をしながら推理していく。なかなかうまく質問が出ないので、「形、色、用途、材質、なんかで質問が作れるでしょう?」とアドバイス。

Ist das zum Essen? (それは食べるものですか?)
Ist das aus Holz? (それは木でできていますか?)

答えは...携帯電話だったかな?(ちょっと忘れちゃった。)

まず最初にやったのは、als well waehrend nachdem sobald bevor などの接続詞を使って文を作る練習。先日やった過去+過去完了の組み合わせになる場合のおさらいも。特に書き言葉では、先に起こったことは必ず過去完了を使って表現するとのこと。

LEBEBSLAUF(履歴書?)と書かれた紙が配られる。いつ生まれた、幼稚園で起こったこと、学生のとき、など、いくつかの事象や年を書き込むようになっている。そこに自分の情報を書き込み、隣の人と交換。互いに相手の履歴について、過去+過去完了の文で説明する。

それからリスニング。Frau Gieseckeが侵入者に驚いてどうしたこうした、という内容。うーん、音が右から左へとただ流れていく〜。話の流れが今ひとつつかめない。オチがなくて「続く〜」の状態で終わってるのも気に入らんぞお。それにしてもヨーロッパ勢はリスニングはほんとによくできる。私が「そ、そんな単語どこに出てきたっけぇ?」というような表現もちゃんと拾ってる。いやいや、アジア人だって時間かけて慣れれば聞き取れるようになるさ!

続いて接続法第2式の動詞の作り方。

規則動詞の場合は過去形そのまま。不規則動詞の場合は語尾に-eをつけ、a o u をウムラウトさせる。

会話ではwuerdeで言っちゃうことが多いけど、書き言葉ではこの動詞を変化させるほうも大事らしい。何度も何度も、繰り返しドリルする。うん、動詞の過去形って実はちゃんと覚えてないから、過去形の確認のためにもこのドリルはいいなあ。


7月28日(金)

そうそう、今週は2回じゃなくて、月曜日の祝日のぶん、金曜日にも授業があったのでした。

F先生の授業、最初にリスニング。なんでもたいそうな金額のお金を通りでばらまいただか寄付しただかという青年についての話。相変わらずリスニングは苦手。先生が語彙をいくつか説明してくれた。

das Raetsel (謎)
der Opferstock (教会の献金箱)
der Wohltaeter (よい行いをする人)
gelueftet (秘密が明かされた)

gelueftet は、動詞 lueften (風にあてる・秘密などを明かす)の過去分詞。ふうん、空気(Luft)にあてるってことが、秘密を明かすってことか。おもしろいなあ。

次にプリント、街行く人にレポーターが「もしあなたが政治家だったらどんなことをしたいですか?」と聞いている。そう、「もし私が政治家だったら〜」で、接続法第2式のオンパレード。プリントではすべてwuerdeが使われているので、その文を全部動詞を変化させるやり方に変えていく。

Bitte, was wuerden Sie tun, wenn Sie Politiker waeren?
だと、
Bitte, was taeten Sie, wenn Sie Politiker waeren?
となる。

動詞の過去形、基本的なものはけっこうパパパっと出てくるようになったので、すらすらできる。うれしいなー。

最後にNINA HAGEN の歌、「もし私が男の子だったら」を聴き、テキストのブランクに言葉を入れる。うむむ、歌はほんとに難しい。半分もできなかった。


パオゼ後。本日後半の授業はB先生であーる。

最初に窓から見える風景を受講生に描写させる。ちょうど隣の建物ではリフトのようなものを使って3階の窓から何かを搬入でもしているようだった。

ausziehen (住居を引き払う、転出する)
umziehen (引っ越す)
einziehen (入居する)

などの語彙を説明。しかし受講生の座っている位置によって窓から見える景色は全然違うので、この引越し(?)の様子も、見えない位置の人間にとっては「???」なんだけどなー。

今日の私の勉強はヒナオスやへライン。

hinein hinaus herein heraus

「her」はどっかからこっちのほうへ、近づいてくる動き。「hin」はその反対で、ここからどっかへ遠ざかっていく。それに「内」の「ein」と「外」の「aus」が組み合わさって、4つの言葉になっている。

週末、一緒に朝食をとったあと、パパさんはいつも「さあ、そろそろ出かけるかな。」ってな感じで「Jetzt gehe ich hinaus.」と言う。hin でここから遠ざかること、aus で外へ、というわけだ。

お客さんが来たときよく使うのは、「Komm doch herein!」。her は近づいてくる動き、ein は中へ。「さあさあ、入って入って!」

hinとherにaufとunterを組み合わせると、上へ登って行く、こっちに向かって降りてくる、下に向かって降りていく、こっちに向かって登ってくる、という上下の動きも表現できる。

ふーんなるほど、理屈はよーくわかったぞ!

短い読み物が3つ書かれたプリントが配られる。最後の一番短いのを読む。題は「コーヒー自動販売機」。 .....全然意味がわかんない。ある男がコーヒーを飲もうと販売機にコインを入れた。どうやらその機械は壊れているらしく、1杯目が注がれたあともどんどん紙コップとコーヒーが出てくる。で、最後、男は気を失って倒れてしまう。そしてそのあたりに雄鶏がいてコケコッコーと鳴いているらしい。

は?これはひょっとしてホラー話?雄鶏が機械の中でコーヒー生産してて、男はびっくり仰天して倒れちゃったのかなあ。それとも鶏につつかれて死んじゃった?あーん、いったいこれはどういう話なんだあ!

家に帰り、辞書を引きつつじっくり読んでみたら意味判明。男が気を失ったのは、次から次へと出てくるコーヒーを全部飲んじゃったから。つまり、コーヒーの飲みすぎで気を失ったバカな男の話だったんですねえ。

じゃあいったい雄鶏は何なのかって?

..., dessen Hahn nur noch ganz leicht tropfte.

これが最後の部分。「...そのサーバーからは、しずくがぽたぽたと落ちていた。」みたいな意味。

それを私はHahn(蛇口)は雄鶏の意味で使われてるにちがいない、tropfen(しずくが落ちる)は雄鶏の鳴き声を表す動詞にちがいない、と思い込んでいたんですねえ。tropfenがずっと前に勉強した動物の鳴き声の一つtrompeten(象がパオーとなく)に見えちゃって、「雄鶏に鳴き声、これはコケコッコーしかない!」と頭の中で勝手に情景をつくりあげていた、というわけです。あーあ、もうやんなっちゃうよ。

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