何てことないうちのごはん日記 1月


 

2000年1月1日(土)〜10日(月)

1月1日(土)

お正月なので一応着物を来て、パパさんとおねーちゃんを呼んでいっしょに朝ご飯。でもお雑煮ではなく、トースト、レバケーゼ(ハムの薄切りのようなの)、チーズ、ジャムといつものドイツ版。

夜は、ゆうべのぎょうざを今度は「焼き」にして、あとはジャガイモのお味噌汁ごはん

1月2日(日)

午後、相棒が突然「アップルパイにカスタードソースかけたのが食べたい!」と言い出す。すぐにアップルパイは無理だけど、代替策として彼は近所のガソリンスタンドへ「アップルタシェ」(りんご入りペストリー)を買いに、その間私は電子レンジでカスタードソースを作る。

あ〜おいしかった、食べたいものが食べたいときにすぐ食べられるのって、すごい幸せ!

晩ご飯は、ご飯、キャベツのサラダ、かぼちゃの煮つけ、ぎょうざの残り。

ドイツで普通売られているカボチャは、オレンジ色の大きいの。濃い緑色のもある。日本のかぼちゃとは皮の感じが全然違う。相棒によると、そもそもあまりカボチャは食べないとか。「パンプキンパイ」みたいなお菓子も、そういえばここでは見ないなあ。

ところがある日、マルクトで、日本の「クリかぼちゃ」そっくりのを発見!「Hokkaido」という表示に、てっきりこれは北海道のくずかぼちゃが家畜用に輸出されドイツでは人間用として出回っている(だって大きさはほとんど大きめのグレープフルーツくらい、日本なら規格外もいいとこ)のかと思いきや、この種のかぼちゃの名前が「Hokkaido」というそうな。試しに買ってみたら、けっこうホクホク感もあり、おいしかった。
以来マルクトに行くたびに「Hokkaido」を探してるんだけど、これがなかなか見つからない。ときどき入荷する、という程度のものらしい。

今日食べたかぼちゃは、11月にマルクトで運良く見つけたときに買っておいたもの。この時は日本のかぼちゃ並みの大きさのがたくさん売られており、「重いよ〜」と私が言うのもきかず相棒が「いや、これを逃したらもう手に入らないかも!!!」と、大きいのを2個買って家までしょって帰った。

スーパーや自然食料品でも、たまに「Hokkaido」という表示のオレンジ色の小さなかぼちゃを見かけるけど、これはまったくの別物。一度試してみたんだけど、煮ているうちにぐずぐずと崩れ、味も「うへー!」でした。

北海道の実家に「ドイツのかぼちゃはオレンジ色で大きい」とメイルで伝えたら、妹からの返信に、「おばーちゃんによると、その種のかぼちゃはここらでも昔からあるけど、ブタかぼちゃといって家畜用、人間の食べるものではないそうです。」と書いてあった。

1月3日(月)

冷蔵庫の残り物一掃の日。ぎょうざ、かぼちゃ、ヨーグルト、ごはん、セロリ、きゅうり、りんご、を、二人でパソコンしながらだらだらと食べる。

1月4日(火)

ごはん、豚肉のしょうが焼き、キャベツとにんじんの炒め物、セロリ
ドイツでは、(というよりヨーロッパでは、かな?)豚の薄切り肉は普通売ってない。おそらくアジア人以外には欲しがる人もいないのかも。牛肉だったら、「ロールラーデン」というピクルスやペーコンのみじん切りを薄切り肉で巻きこんで煮こむ料理があるから、肉屋さんも「はいよ」とスライスしてくれるけど。それでも日本でいう「薄切り」とは厚さの感覚がかなりちがう。新聞が透けて読めるくらいに薄く切ったしゃぶしゃぶ肉、おいしいのになあ。全部生肉だから、薄く切れないのはしょうがないのか。で、しょうが焼き用には、かたまり肉を買って自分で適当に切ってます。あんまりうまくはいかないけど。

1月5日(水)

冷凍ピザ、シンケンズルツェ(Schinkensuelze)のマリネ
うーむ、どうして冷凍ピザって、ほんとのピザとこうもちがうの?インスタントコーヒーやインスタントラーメンみたいに、元の食べ物とは「別の食べ物」として味わえばいいのか。
シンケンズルツェというのは、ハムの角切りを散らして固めてある、グミキャンディよりは少々柔らかめ(つまりすごく歯ごたえがある)の大型ハム型コンソメゼリー(うまく説明できない〜)。隣の肉屋さんで、200gばかり買ってきた。相棒のお母さんは昔豚骨の骨髄を煮出して自分で作っていたそうだ。それを適当に切って玉ねぎのみじん切りとバルサミコ酢、オイル、塩、であえたもの、を彼が作る。歯ごたえが不思議な感じ。

1月6日(木)

高野豆腐と山くらげを煮たの、ひじきとにんじんの炒め煮、生姜の甘酢漬け、ごはん
地下室の「アジア・日本食乾物棚」をチェックしたら、けっこう賞味期限切れ、または迫っているものがたくさん!大事にとっておいた「いなり寿司用真空パック稲荷揚げ」も「1999.10.15」まで、ふえ〜ん悲しいよう。ぎりぎりセーフの高野豆腐(我が家での呼び名は「トーフスポンジ」)と山くらげを食べる。ちなみに「ひじき」の呼び名は「シュネッキ」(なめくじ)。

かぼちゃプリンみちえさんのレシピ)を作った。初めて「天板にお湯をはってオーブンで焼く」というのをやってみる。おいしー。

1月7日(金)

高野豆腐の煮たの、ご飯、白菜の漬物
高野豆腐、日本では別に食べたいと思ったこともなかったけれど、ひさびさに作ったらうまいなあ!!!一口噛むと薄味のおだし(超手抜きで味の素のほんだしだけど)がしわしわっとにじみ出てくる。「卯の花の炒り煮」(豆腐を作ったときに作った)は苦手だった相棒も、これは好きだそうだ。

1月8日(土)

ガーリックブレッド、ポテトサラダ、ペルリナー

1月9日(日)

スペイン風オムレツ、ごはん
ここ何日間か二人してそれぞれパソコンにかかりきり、ちょこちょこって口に入れられるようなものばかり食べている。

1月10日(月)

ご飯、春雨の中華サラダ、白菜漬け
白菜漬け、といっても、ジップロック(チャック付厚手ビニール袋)に4つ切り白菜と塩と水を適当に入れてほっといただけ。(たまに昆布とか赤唐辛子とか入れる) ジップロック、昔アメリカに住んでいたことのあるお姉さんに見せたら、「あらー、ドイツでもとうとうジップロック手に入るようになったのね!」と感激していた。

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1月11日(火)〜20日(木)

1月11日(火)

シェパーズパイ、白菜漬け、アプリコットのケーキ
イギリス料理のシェパーズパイ(羊飼いのパイ、だったかな)。行く前に新聞の家庭欄で「在日本10年のイギリス女性」がレシピ紹介しているのを見て、1回作ったことがあった。現地で実際食べたのも、だいたい同じような感じ。
ひき肉と玉ねぎのみじん切り、(好みでコーン、にんじんも)を炒めたものの上にマッシュポテト(牛乳・バタでのばして柔らかめ、に塩こしょう)を載せてキャセロールでオーブン焼き。ひき肉を炒めるときウースターソースをけっこうたくさんと、顆粒のブイヨンで味をつける。レシピの切りぬきはなくしちゃったけど、思い出しつつやったらけっこうおいしくできた。
パパさんがケーキを焼いて持ってきてくれた。イースト生地にアプリコット載せて焼いたもの。

1月12日(水)

カレー

1月13日(木)

今日も昨日のカレー

カレーを作るといつもしゃぶしゃぶしたルー(具以外)が残るので、それをビニール袋に入れて冷凍し、次回にまた加え・・・と繰り返している。でもこのままいくと「鍋の中に数年前のカレーのにんじんのかけらが・・・」なんてことになっちゃうかも、それもコワイなーと思い今回は全部たいらげた。

1月14日(金)

相棒の友人宅へ、誕生パーティーにおよばれ。大人13人、子ども5人、ネコ2匹。ドイツでは「祝ってもらう当人」がサービスする、というのが習慣だそうだ。この日誕生日を迎えたご主人は、お客様に飲み物をふるまうので大忙し。

ごはんは、グーラシュパン。グーラシュとはもともとはハンガリー料理、肉や野菜をたくさんのパプリカとともに煮こんだシチューで、今や「ドイツの国民食」と言ってもいいくらいだとか。私がカレーを作ると相棒が「ああ、今日はカレーグーラシュね」とよく言うが、その通り、赤っぽいスープに牛肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ピーマンと、確かにパプリカをカレー粉に代えたらそのままカレーだ。

6歳、7歳の二人の息子たちが、お皿をさげ、テーブルをふき、スナックを運び、と「小さな給仕さん」役で大活躍。

1月15日(土)

宅配ピザ。私は「ハムとマッシュルーム」、相棒は「ベジタリアン」をオーダー。彼はベジタリアンではないけれど、ドイツ人なのに肉より野菜が好き、ソーセージも白いのは食べない。「ベジタリアン」ピザにのっていた嫌いなはずのほうれん草をちょっとだけ味見し、「これはおいしい、食べられる」と言う。どれどれと私も味見したら、なんだ、ふつうのほうれん草のバタ炒めだよ。

子どものころは、お皿にレバケーゼや肉、マッシュしたほうれん草、ゆでじゃがいも、というのが典型的な温かい食事で、「体にいいから」とぐしゃぐしゃのほうれん草(まずそう!歯ごたえのないほうれん草!)を強制的に食べさせられたのが悪い思い出となっているらしい。嫌いだっていうから買ったことなかったけど、それじゃ今度はほうれん草のおひたしでも作ってみようかな。

1月16日(日)

寒いけど久しぶりの青空、街へ散歩に。相棒が「今日はショッピングをしたい気分」ということで、駅に行った。(そう、なにしろ「ドイツの日曜日」だから、駅とガソリンスタンドしかお店は開いてない。)駅の本屋でシュヴァ−ベン料理の本を買い、帰りに「食べ物屋台」でローストしたチキンを買う。小さ目の鶏をぐるぐるあぶり焼きにしながら道端でよく売っている。半身3つで9マルク90ペニヒ、家に帰りパパさんと3人で食べる。これが昼夜兼用ごはん。

1月17日(月)

ポテトスープ。ドイツ語講座に通い始めて以来、月、水、木、と、クラスのある日は必然的に「午前中作っておき、夜温めて食べられるもの」となっている。リーク(ポロネギ?)を先週買っておいたので、それと玉ねぎとセロリの葉っぱをよーくバターで炒めたら、とっても香りのいいポテトスープになった。味付けは、いつもインスタントのブイヨン。野菜炒めて、お湯入れてブイヨン入れて煮るだけ。

1月18日(火)

おねえちゃんの誕生日。今度の土曜日におねえちゃん宅での「誕生パーティー」の食事に招かれているから、今日はうちでみんなでごはんを食べた。ポークジンギスカン、春雨ときゅうりとにんじんのサラダ、大根の漬物、ご飯。りんご、玉ねぎ、生姜のすりおろしに蜂蜜と醤油、酒を加え「ジンギスカンのたれ」のようなものを作り、それに5mm厚に切った豚肉を30分漬けこんでからフライパンで焼いた。あーこの香り、ラムだったら絶対ジンギスカンだよ!食べたーい!次回やってみよう。

ヒットはyaguさんの「お試しあれ」レシピによる「大根の漬物」。塩、砂糖、酒(ほんとはホワイトリカー)に2,3日漬けておくだけ、っていうから「浅漬け」みたいなのを想像してたけど、すごーい、ほんとにほんとのお漬物だあ!パパさんもおねえちゃんも相棒も私もすっかり気に入り、ぱくぱく食べて全部なくなってしまった。

おっと、忘れていたので、今、これ、あとから書き足しているんだけど、デザートはアップルクランブル。りんごをいちょう切りにして砂糖とレモン汁ちょっと、シナモンをまぶし、上にクランブル(バター、小麦粉、砂糖をポロポロ状に混ぜそぼろのようにしたもの)をのせ180度のオーブンで約40分。キャセロールからスプーンですくって盛りつけ、とろとろゆるゆるの熱いカスタードソースをかけて食べる。お腹も、それに何故か心まで温かくなるイギリスの冬のデザート。ホームステイした1軒目のおうちでは、週に一度は必ず出た。

そこで初めて「カスタードパウダー」なるものを見て、「日本ではこれ、ないから、牛乳と卵と砂糖と小麦粉(またはコーンスターチ)とバニラで、自分で作るよ。」と言ったら、ホストマザーは、「あらー、その作り方、今度教えて。カスタードパウダー以外で作ったことないの。」と言っていた。

この、りんごと何か「ぽろぽろサクサクしたもの」の組み合わせ、は他の国にもあるようで、アメリカでは「アップル クリスプ」、ドイツにも、「アプフェル シュトロイゼル」というお菓子がある。アップルパイよりずっと簡単、でもおいしさは負けないと思う。

とろとろのカスタードをかけるのはイギリスだけなのかな。でも、いったんこのサクッ、アチチ、とろり、のコンビネーションに慣れちゃうと、絶対欠かせない!

1月19日(水)

ドイツ語の宿題で忙しい。そろそろネタ切れ(えへへ)、ミートソースを作る。パパさんに買ってきてもらっておいた豚ひき肉に、にんじん、セロリ、玉ねぎ、と、野菜をどっさり。

夜ドイツ語から帰ってきたら、相棒がスパゲティをゆでて、おまけにキャベツとにんじんのサラダ(カボチャオイルドレッシング)も作っておいてくれた。パパさんの友人がスロベニア出身で、里帰りするたびそこの農家が作っている自家製「カボチャの種のオイル」をおみやげに持ってきてくれる。ワインの瓶かなんかにちょいと入れて。緑色のすごく香ばしいオイルで、これでサラダを作るとおいしー。

1月20日(木)

ポテトサラダトーストサラミにんにく入りクリームチーズ

今朝パパさんに買ってきてもらったサラミ、お肉屋さんのカッターと切り手が絶好調だったのか、ものすごい薄さ。折り畳んで16枚重なった状態でも約5mm。

デザートに不思議なオレンジゼリーを作っておいた。ボールに卵1個、生クリーム200cc(植物性でも可)、牛乳200cc(空になった生クリーム容器で量っちゃう)を合わせて混ぜておき、その一方で鍋に果汁100%(濃縮還元でも可)のオレンジジュース500cc、砂糖80g(好みで加減)、ゼラチン20g、を入れかき混ぜながら加熱する。砂糖とゼラチンが溶けてぶくぶくと沸騰し始めたら、それを一気に「卵クリーム牛乳」のボウルに加えて泡立て器でちゃちゃちゃっとよく混ぜる。

よく混ぜたのをケーキ型でもリング型でもおわんでも、何でもいいから容器に入れ、あまり動かさないよう静かにあら熱がとれるまでは室温、そのあと冷蔵庫に入れてしばらく置くと・・・・・。

あーら不思議、下部4分の1ほどは橙色のオレンジゼリー、上部はオレンジ味のムース、と、2段に分かれたゼリーができてしまう!まるで魔法のよう。ぼこぼこしたリング型なんかで作り、くるっと型から出してクリームとフルーツでも飾れば立派なパーティーメニューね!

これ、10年近くも前に、前夫のおばちゃんから教えてもらった。実家から遠く離れた地に暮らしていて、お盆に「タッパーウエアのリング型」ひとつ持って里帰り。親戚まわるときの「手土産に」って、毎日せっせと作っていたっけ。もうおばちゃんと会うことはきっとないだろうけど、このレシピはずっと作り続けるだろうな。「すっごーい、面白くて不思議でおいしいから」って、友達にもずいぶん教えた。こんなふうに、どこかで人が出合って、何かを伝えて、別れていく。ゼリーのレシピひとつのことなのに、思いは広がるなあ。

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1月21日(金)〜31日(月)

1月21日(金)

相棒は金曜日早く帰ってくるので、お昼に温かいもの。レバークヌーデルのスープアップルクランブル。レバークヌーデルはもちろんお肉屋さんで買ってきたのね。自分でレバーで作るようになるのはいつのことかなあ。

1月22日(土)

おねえさんちにおよばれ。私達二人とパパさん、それに同僚の女性1人と彼女の子ども達3人。(10歳、12歳、14歳)

ファミリーピザという、40cm×60cmの四角いピザを二つオーダーして夕食。ひとつはハム、サラミ、玉ねぎ、とうがらし、もう一つは「ベジタリアン」で、きのこ、ピーマン、トマト、アーティーチョーク、ブロッコリー。ベジタリアンのほうがおいしかった。

それと青菜のサラダ。青菜と書いたけど、日本では見たことのない、ひまわりの双葉くらいの大きさのサラダ菜のような野菜。ドイツ語ではFeldsalatという。今辞書で調べたら・・・「ノヂシャ」。野のチシャかあ。玉ねぎのみじん切りと、砂糖と酢だけのシンプルなドレッシングで、青菜のおいしさがよくわかる。

最初「サラダ?いらないよう。」と言っていた10歳の男の子が、試しにちょっと食べてみたら気に入ったらしく、何度もおかわりしていた。

1月24日(月)

ポテトスープ。午前中まだ時間があるうちに作ったので、ちょいとひと手間かけ、だいたい仕上がった鍋からスープとじゃがいもとポロ葱と玉ねぎを容器にとり、スティックミキサーでガーっとマッシュにする。それを鍋に戻して今日はとろみのあるスープ。

1月25日(火)

シュプフヌーデルン。玉ねぎとハム炒めて缶詰のザワークラウト加え、それに冷凍食品のシュプフヌーデルン(指の形のいもだんご)入れてほっとくだけ。昨日のポテトスープもそうなんだけど、お肉屋さんで買うハム(見た目かなり生ハムのよう)入れると、ハムから塩味と、いい「だし」がにじみ出て、格段においしくなる。そのまま食べるとかなり塩辛いハム。

1月26日(水)

ちょいとカレー粉も入れたグーラシュ。ごはんにかけてカレーのように食べる。

まだ日本にいて相棒からのメイルで初めてグーラシュのこと聞いたとき、レシピのパプリカの量に驚いた。スープのスプーンで2〜3杯?パプリカって、知ってる使い方ではせいぜい赤みの彩りにちょろちょろっとかけるだけ、手の平におさまるような小さい瓶しか見たことない!ドイツに来てみたら、パプリカは250gの袋入りで売っていた。ハンガリーから来た料理がほんとにすっかりドイツの食べ物になったのね。日本のぎょうざみたいなものかな。

1月27日(木)

昨日のグーラシュの残り。

1月28日(金)

相棒の同僚(幼なじみでもある)のご両親宅へ夕食に招かれる。

メニューは、

レタスとFeldsalatとミニトマトとマッシュルームのサラダ
豚肉ときのこの煮こみ シュぺツレ 野菜のバター煮
(ポロ葱・にんじん)
みかんとクヴァークのムース

シュぺツレは、シュヴァーベン地方の、パスタというか細長いすいとんというか・・・小麦粉に牛乳、卵、塩を加えて練りねちょねちょの生地にし、沸騰したお湯に落としてゆでたもの。付け合せによく出てくる。

この鍋の中への「落とし方」、私たちは専用のスライサーのような器具でちゃっちゃっちゃ、っとやるんだけど、ここのお宅ではいつも、薄いまな板のような木の板に生地をなすりつけ、大きいパレットナイフかスケッパーのようなもので端っこからこそぎ落とすという、昔ながらのやり方で作るんだそう。慣れると器具使うより早いっていうけど、慣れるまでいったい何年かかるんだか・・・。
このシュぺツレ用の「木の板とスケッパー」セット、軽くて小さく値段も10マルク(600円くらい)前後、作り方を伝授できる相手にだったらおみやげにいいんだけどな。その前に私が習熟しなきゃだめか。こりゃ永遠に無理ね。「ちゃっちゃっちゃ」と作れる器具のほうは、少々かさばるし、けっこう値段も張る。他には、細くて長いシュぺツレが作れる、ある種のポテトマッシャーと同じ形のものもある。(でっかいにんにくつぶしみたいなのね。)

日本の実家にシュぺツレ作る器具置いてきたんだけど、母親はごはんがちょっと足りなくて麺類の買い置きもないようなとき、温かいめんつゆにシュぺツレでお汁作ってるそうだ。はるばるシュヴァーベンからやってきて、お椀にしょうゆ味で食べられてるシュぺツレくん・・・なんだかおかしい。

1月29日(土)

午後8時からフォルクスホッホシューレのドイツ語講座終了パーティー。ゼクト(発泡ワイン)がふるまわれ、その他の飲み物類は原価提供、食べ物は参加者による持ち寄り。パエリヤ、おいしかったなあ。

私は何を持っていこう...朝から天気が悪く買い物に出かけずじまいだったので、あるものだけ(お米、干し椎茸、かんぴょう、卵、海苔)でちらし寿司を作った。つまめる形のほうがいいかと思い、押し寿司の型でサンドイッチのようにしてみたら、うまく切れずにもうぐちゃぐちゃ。仕方がないのでラップでぎゅっと茶巾絞りのように丸めてみたら、これがうまくいった。上に錦糸卵と刻み海苔をたっぷりかける。

お寿司は相変わらず人気。天気がよければ、今日は市場の日だから、マスの燻製仕入れてそれで押し寿司つくったんだけどな。いつも買ってるマーケットの魚屋さん、生きのいいマスで作っているせいか、燻製がほんとにおいしい。燻製といっても煙の匂いはほとんどせず、腹身のところなんかもうとろとろ。寿司飯とわさびとしょうゆ合わせたら、あーこれさえあれば1年間お寿司食べなくてもがまんできますぅぅ。(ちょっと大げさ。)

1月30日(日)

1週間前の土曜、ルーマニア人のクラスメートに巻き寿司を作ってあげた。彼女の夫がその週末誕生日で、年末のクリスマスパーティーに私が持参した巻き寿司をぜひ彼にも食べさせたいとのことで。最初は彼女が自分で作るつもりでレシピを聞かれたんだけど、日本風のごはんの炊き方を説明できるドイツ語力はもちろん私にはなく、「私作るよ。簡単だから」ということになった。

後日講座で会ったときに聞いたら、遠くから親戚が泊りがけで来たりして、けっこう大きな誕生パーティーだったらしい。お客さんはみんな喜んでお寿司を食べてくれたと聞き、ひと安心。ただ、ひとりだけ、「魚は嫌。」と、がんとして食べなかったドイツ人女性がいたそうだ。みんなが「魚なんて全然入ってないよ。ほら、これ、きゅうりでしょ。」といくら説得しても。(ちなみに用意したのは、きゅうりの細巻、卵の細巻、ツナマヨネーズの細巻、きゅうりと卵のちょっと太巻)

そういえば、結婚した当時、夫はある同僚に「え?日本人と結婚したの?じゃごはんは毎日生の魚?」と聞かれたそうだ。「日本食=寿司=生の魚」と思っているドイツ人は、けっこう多いとのこと。まあ、「ドイツ=イモ・ソーセージ・ビール」としか頭に浮かばない日本人も多いだろうけどね。

なんだか話がそれちゃったけど、そのルーマニア人の彼女が、今週はお礼にってルーマニアの料理を作り、金曜日の講座の日持ってきてくれたのでした。でもその夜はおよばれだったので、冷蔵庫に入れといて今夜食べた次第。

ルーマニア風ロールキャベツ魚卵のディップ

「ルーマニア風」と書いたのは、きっとそうなんだろうと思っただけで、別に根拠はなし。中身はひき肉とお米とハーブで、ザワークラウトと何やら赤いもの(パプリカかな?)で煮こんであった。食べやすくておいしい味。

ディップは、白くて脂っこくとろりとした感じ。よくわからないけど、魚卵をすりつぶし、にんにくと葱を加えたものらしい。寄せ鍋に入ってる、鮭や鱈の頭のとろっとした部分と似たような味がする。私は大好きな味なんだけど、相棒はダメ。わかるわかる、この魚くさいのおいしがって食べるにはちょっと練習期間が必要だよなー。

1月31日(月)

ひょー、ドイツ語講座今期最後の日!お決まりの午前中作っておくポテトスープ。明日から3週間はずっとうちにいるから、ちょっとは凝ったメニューも登場するかな、なーんてね。どうなることやら。

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