マイク・レズニック Mike Resnick 1942/3/5- U.S.A.
Novel
『ソウルイーターを追え』 The Soul Eater (1979) 『一角獣をさがせ!』 Stalking the Unicorn!: A Fable of Tonight (1987) 『サンティアゴ -はるかなる未来の叙事詩』 Santiago (1986) 『暗殺者の惑星』 Walpurgis III (1982) 『アイヴォリー -ある象牙の物語』 Ivory (1988) 『第二の接触』 Second Contact (1990) 『パラダイス -楽園と呼ばれた星』 Paradise -A Chronicle of a Distant World (1989)
  • Tr:内田昌之(Masayuki Uchida) Pb:ハヤカワ文庫(Hayakawa bunko)SF1033
  • Cover:岩郷重力+ワンダーワークス(撮影協力:中西隆良+福味加代) Co:マイク・レズニック(Mike Resnick)/内田昌之(Masayuki Uchida) 1993/9/30
  • ISBN4-15-011033-6
List
  • 1967 The Goddess of Ganymede
  • 1968 Pursuit of Ganymede
  • 1969 Redbeard
  • 1980 Battlestar Galactica #5: Galactica Discovers Earth
  • 1981 The Soul Eater 『ソウルイーターを追え』
  • 1982 Birthright: The Book of Man
  • 1982 Walpurgis III 『暗殺者の惑星』
  • 1982 Sideshow -Tales of the Galactic Midway #1
  • 1983 The Three-Legged Hootch Dancer -Tales of the Galactic Midway #2
  • 1983 The Wild Alien Tamer -Tales of the Galactic Midway #3
  • 1983 The Best Rootin 'Tootin' Shootin' Gunslinger in the Whole Damned Galaxy -Tales of the Galactic Midway #4
  • 1984 The Branch
  • 1984 Unauthorized Autobiographies
  • 1984 Eros Ascending -Tales of the Valuet Comet #1
  • 1984 Eros At Zenith -Tales of the Valuet Comet #2
  • 1985 Adventures
  • 1985 Eros Descending -Tales of the Valuet Comet #3
  • 1986 Eros at Nadir -Tales of the Valuet Comet #4
  • 1986 Santiago: A Myth of the Far Future 『サンティアゴ -はるかなる未来の叙事詩』
  • 1987 Stalking the Unicorn!: A Fable of Tonight 『一角獣をさがせ!』
  • 1987 The Dark Lady: A Romance of the Far Future
  • 1988 Ivory: A Legend of Past and Future 『アイヴォリー -ある象牙の物語』
  • 1989 Paradise -A Chronicle of a Distant World 『パラダイス -楽園と呼ばれた星』
  • 1990 Second Contact 『第二の接触』
  • 1991 Bwana/Bully!
  • 1991 The Red Tape War (Joint Work:ジャック・L・チョーカー/ジョージ・アレック・エフィンジャー(George Alec Effinger))
  • 1991 Soothsayer -Penelope Bailey #1
  • 1992 *Will the Last Person to Leave the Planet Please Shut off the Sun ?
  • 1992 Oracle -Penelope Bailey #2
  • 1992 Licifer Jones
  • 1993 Purgatory
  • 1993 Prophet -Penelope Bailey #3
Collection
『キリンヤガ』 Kirinyaga (1998)

エピローグがある、なしというだけで、イメージの違う本になったような気がする。たしかに、このエピローグは、ここまでの作品群がなければならない。しかも短編としての完成度も高く、すばらしい作品であるのは間違いない。
けど、やはりなければならないのかというと、そうでもないように思えてしまう。余韻、そんな言葉でしか表現できないが、「古き神々の死すとき」で終ったとしたら、わたしにとってはすごい傑作のままであったという思いがしてしまう。
レズニックのこれまで訳された長編についても、なにかが余分だという印象が強く、『キリンヤガ』には深く考えさせられてしまった。しばらくたてば、あったほうが全体的にしまっていると思うかもしれないが。
雑誌連載時から読んで、今回、改めて読み直してみたが、前回は一遍、一遍の印象が散漫に思えた。こうしたコロニーにアフリカそのものを持ってくるという設定の勝利だろうというくらいにしか感じなかった。通して読んで、哀しき老人の物語であることに、思いいたらなかったのは、読みが不足していたためだろう。
「古き神々の死すとき」で感動してしまって、どうしてもエピローグが納得しきれていない。わたしも古いのかもしれないなあ。
ストーリィは全体的に直線、一人称で価値観の相違による対立的な展開を用意して、それに解決を与えるというのがほとんどである。はっきり言えば、わかりやすい。原文も理解しやすいのかもしれないけど、翻訳の技もあると思う。読みやすいし、口はばったい言い方をさせてもらえば、訳は丁寧という感じ。挿話をうまく展開させながら、どこまで事実でどこまで創作かを不透明にさせているのはエンターテイメント作家たるレズニックのテクニックだろう。各賞受賞、候補は理解のしやすさにもあるのではないかとも思う。作品集の中から、これひとつとなると、やはり「空にふれた少女」になったしまうんだろうなあ。
じいさんSFとして、長く記憶に残るのは間違いない。しかし、誰がいっしょに暮らしたいと思うのであろうか。嫁さんが出てこないのは当然か。でもね、ある程度、年とるとなんとなく、こんなじいさんもいいかなあ、なんて思ってしまうのかもしれないよ。

Short Fiction
「ポストタイム・イン・ピンク」 Posttime in Pink (ニューワーヨーク 1990) 「大統領、アフリカへ行く」 Bully! (1990) 「小夜曲」 A Little Night Music (1991) 「冬至」 Winter Solstice (F&SF 1991/10&11) 「青鼻のトナカイ」 The Blue-Nosed Reindeer (1992) 「四角いリングのムワリム」 Mwakimu in the Squared Circle (IASFM 1993/3) 「アンタレスの四十三王朝」 The 43 Antarean Dynasties (ISFM 1997/12) 「休戦地帯」 Neutral Ground (1989) 「ミッドウェイの怪物」 Monsters of the Midway (1991) 「オルドヴァイ峡谷七景」 Seven Views of Olduvai Gorge (F&SF 1994/10&11) 「十八パーセントの男」 Stanley, The Eighteen-Percenter
Nonfiction/Etc.
「この本に注目!『一角獣をさがせ!』」
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