アヴラム・デイヴィッドスン Avram James Davidson 1923-1993 U.S.A.
Collection


エイヴラム・ディヴッドスン、エイヴラム・デヴィッドスン、エイブラム・デヴィッドソン表記もあり。けっこうごちゃごちゃしてるので、統一。
ニューヨーク州ヨンカーズの生まれ。1941年から1945年までアメリカ海軍、1948年から1949年の第一次中東戦争ではイスラエル軍に参加。正統派ユダヤ教徒ではあるけれど、そうした宗教色は作品にはないらしい。まったくわからないのであるのかないのかわからない。ただ戦争経験は、わずかに訳された作品の中で「どんがらがん」の描写に反映されているように感じる。
生っ粋の日本人であるおいらには、たまに首をかしげる作家がいるけども、ディヴッドスンもそんなひとり。「どんがらがん」を読んだときの衝撃感は忘れられない。こんな作品があるのかという驚きと、なんじゃこれはという不可解な部分とが相乗効果となり、頭の中をかけめぐった。
ヒューゴー賞の「あるいは牡蠣でいっぱいの海」も相当にへんてこな作品。でもね、その珍味さがいい。訳者は相当苦労するのではないかなといつも思うのだけど。長編の代表作が訳されるのは期待できないのでしょうね。売れないのかなあ。


『10月3日の目撃者 -アメリカの俊英作家初の短編集』 The Grantha Sighting (1962) 『どんがらがん』 Bumberboom and Other Stories (2005) 『エステルハージ博士の事件簿』 The Enquiries of Doctor Eszterhazy
Short Fiction
「わが亡きあとに…」 Apres Nous (F&SF 1960/3) 「申請受理」 The Certificate (F&SF 1959/3) 「道よ、道よ、うるわしの道よ」 The Roads, the Roads, the Beautiful Roads (Ed:Damon Knight Orbit 5 1969) 「聖者」 The Holy Man 「君はまだ汚れなき花嫁」 Thou Still Unravished Bride (EQMM 1958/10) 「前奏曲の創作者」 The Creator of Prelude (EQMM 1958/6) 「ドヤ街の人々」 The Dive People (EQMM 1959/2) 「エジプトからきた旅人」 Traveller from an Antique Land (EQMM 1961/9) 「お守りの値段」 The Price of a Charm(The Lineaments of Gratified Desire) (EQMM 1963/12) 「拳銃」 Revolver (EQMM 1962/12) 「聖なる井戸」 The Third Sacred Well of the Temple (EQMM 1965/5) 「自然の調和」 The Restorer of Balance 「記憶バンク」 The Memory Bank 「スミスはどこにいる?」 The Captain M. Caper (EQMM 1970/3) 「見えない法律」 The Unknown Law (F&SF 1964/1) 「トレフォイルCo.」 Trefoil Company 「新道の狙撃者」 The Mad Sniper 「侵略」 The Invasion (Playboy 1965/6) 「エリヤの聖画像」 The Ikon of Elijah (EQMM 1956/12) 「パスクァレ公の指輪」 Duke Pasquale's Ring 「蛛形網節足動物学」 The Spinner (Manhunt1958/1) 「ケント氏の値打ち」 The Cost of Kent Castwell (AHMM 1961/7) 「追いはぎ」 Down by the Depot (EQMM 1989/8) 「気違い婆さん」 Crazy Old Lady (EQMM 1976/3) 「臣民の自由」 「アパートの住人」 The Tenant
Nonfiction/Etc.
「デイヴィッドスン氏を囲んで」
『第八の日』 And on the Eighth Day (1964) 『三角形の第四辺』 The Fourth Side of the Triangle (1965) 『真鍮の家』 The House of Brass (1968)
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