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エイヴラム・ディヴッドスン、エイヴラム・デヴィッドスン、エイブラム・デヴィッドソン表記もあり。けっこうごちゃごちゃしてるので、統一。
ニューヨーク州ヨンカーズの生まれ。1941年から1945年までアメリカ海軍、1948年から1949年の第一次中東戦争ではイスラエル軍に参加。正統派ユダヤ教徒ではあるけれど、そうした宗教色は作品にはないらしい。まったくわからないのであるのかないのかわからない。ただ戦争経験は、わずかに訳された作品の中で「どんがらがん」の描写に反映されているように感じる。
生っ粋の日本人であるおいらには、たまに首をかしげる作家がいるけども、ディヴッドスンもそんなひとり。「どんがらがん」を読んだときの衝撃感は忘れられない。こんな作品があるのかという驚きと、なんじゃこれはという不可解な部分とが相乗効果となり、頭の中をかけめぐった。
ヒューゴー賞の「あるいは牡蠣でいっぱいの海」も相当にへんてこな作品。でもね、その珍味さがいい。訳者は相当苦労するのではないかなといつも思うのだけど。長編の代表作が訳されるのは期待できないのでしょうね。売れないのかなあ。
『10月3日の目撃者 -アメリカの俊英作家初の短編集』 The Grantha Sighting (1962)
- Tr:村上実子(Jitsuko Murakami) Pb:朝日ソノラマ文庫海外シリーズ(Sonorama Foreign Masterpieces)02
- Cover:角田純男(Sumio Tsunoda) Design:矢島高光(Takamitsu Yajima) Co:仁賀克雄(Katsuo Jinka) 1984/5/25
- 「Or All the Seas with Oysters」(1982)18編から12編
- 「10月3日の目撃者」 The Grantha Sighting (F&SF 1958/4)
- 「人造人間ゴーレム」 The Golem (F&SF 1955/3)
- 「草は緑」 Or the Grasses Grow (F&SF 1958/11)
- 「助けてくれ、私は地球人の医師だ」 Help! I Am Dr. Morris Goldpepper (Galaxy 1957/7)
- 「常夏の国」 Summerland (F&SF 1957/7)
- 「六番目の季節」 The Sixth Season (F&SF 1960/6)
- 「魔法のペンダント」 Negra Sum (F&SF 1957/11)
- 「電話が遠いのですが」 I Do Not Hear You, Sir (F&SF 1958/2)
- 「不思議なカメラ」 The Montavarde Camera (F&SF 1959/5)
- 「恋人の名前はジェロ」 My Boy Friend's Name Is Jello (F&SF 1954/7)
- 「豆占いのおんな」 The Woman Who Thought She Could Read (F&SF 1959/1)
- 「作家よ、作家」 Author, Author (F&SF 1959/7)
『どんがらがん』 Bumberboom and Other Stories (2005)
- Ed:殊能将之(Masayuki Shuno)
- Tr:浅倉久志(Hisashi Asakura)/伊藤典夫(Norio Ito)/他 Pb:河出書房新社(Kawade Shobo ShinSha)/奇想コレクション
- Cover:松尾たいこ Design:阿部聡+吉岡秀典(コズフィッシュ) Co:殊能将之(Masayuki Shuno) 2005/10
- ISBN4-309-62187-2
- 「序文」 グラニア・デイヴィス(Grania Davis)Tr:浅倉久志(Hisashi Asakura)
- 「ゴーレム」 The Golem (F&SF 1955/3)
- 「物は証言できない」 The Necessity of His Condition (EQMM 1957/4)
- 「さあ、みんなで眠ろう」 Now Let Us Sleep (Venture 1957/9)
- 「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」 Or All the Seas with Oysters (Galaxy 1958/5)
- 「ラホール駐屯地での出来事」 The Affair at Lahore Catonment (EQMM 1961/6)
- 「クィーン・エステル、おうちはどこさ?」 Where Do You Live, Queen Esther? (EQMM 1961/3)
- 「尾をつながれた王族」 The Tail-Tied Kings (Galaxy 1962/4)
- 「サシュヴラル」 Sacheverell (F&SF 1964/3)
- 「眺めのいい静かな部屋」 A Quiet Room with a View (EQMM 1964/8)
- Tr:若島正(Tadashi Wakashima)
- 「グーバーども」 The Goobers (Swank 1965/10)
- 「パシャルーニー大尉」 Captain Pasharooney (Saint 1967/5)
- 「そして赤い薔薇一輪を忘れずに」 And Don't Forget the One Red Rose (Playboy 1975/9)
- 「ナポリ」 Naples (Ed:(Charles L. Grant) Shadows 1978)
- 「すべての根っこに宿る力」 The Power of Every Root (F&SF 1967/10)
- Tr:深町眞理子(Mariko Fukamachi)
- 「ナイルの水源」 The Sources of the Nile (F&SF 1961/1)
- 「どんがらがん」 Bumberboom (F&SF 1966/12)
『エステルハージ博士の事件簿』 The Enquiries of Doctor Eszterhazy
- Tr:池央耿(Hiroaki Ike) Pb:河出書房新社(Kawade Shobo ShinSha)/ストレンジ・フィクション
- Co:殊能将之 2010/11
- ISBN978-4-309-63001-4
- 「眠れる童女、ポリー・チャームズ」 Polly Charms, The Sleeping Woman
- 「エルサレムの宝冠 または、告げ口頭」 The Crown Jewels of Jerusalem, or, The Tell-Tale Head
- 「熊と暮らす老女」 The Old Woman Who Lived With a Bear
- 「神聖伏魔殿」 The Church of Saint and Pandaemons
- 「イギリス人魔術師 ジョージ・ペンバートン・スミス卿」 Milord Sir Smiht, the English Wizard
- 「真珠の擬母」 The Case of the Mother-in-Law of Pearl
- 「人類の夢 不老不死」 The Ceaseless Stone
- 「夢幻泡影 その面差しは王に似て」 The King's Shadow Has No Limits
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