ジョン・ミドルトン・マリー・ジュニアのペン・ネーム。父親は有名な文芸評論家だった。オックスフォード大学とレスター大学で英語学と教育学を学び、教職につき、主流文学を発表。 1967年にSFを発表、その後、1972年にフル・タイム。わずかに翻訳された短編はまさに重厚な雰囲気を漂わせている。不死テーマと予知能力を合わせた伝奇SF「監視者」、超能力ものの変成ヴァージョン『クローン』でもその雰囲気は味わえる。残りの長編で翻訳された一冊は海外では傑作という評価もあるが、とても不幸な翻訳であった。読んで、なんじゃこれはとわめいた記憶がある。会話文と地の文をわけるのも大事だけど、ここまでくるとねえ。