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前作 『No Parking On The Dance Floor』('83)
の大成功から、方向性が決まった彼らは、ここからヒットアルバムを連発することとなります。

左より、『Planetary Invasion』('84)、『Headlines』('86)
5作目の 『Planetary Invasion』('84)
は、内容的には前作の踏襲ですが、彼ら独自のシンセサイザー+ヴォコーダーによるファンクサウンドとシンプルかつメロディアスなミディアム+スローがさらに完成度を増しています。
1stシングル "Operator"
(R&B#1,POPS#18) は、POPSチャートをまたぐ大ヒットとなり、彼らの名を広く一般に広めました。
私の通った学校でも、「オペレーターにおでれーた」というつまらない冗談が流行ったくらいです。
看板のヴォコーダーをフィーチュアした "Body Snatchers" (R&B#31) や "Planetary Invasion"
は不気味さを増し、新境地「切な系」ファンク "Scientific Love" (R&B#16) は快心の一撃。
悶絶スロー "Today My Love" はたまらなく美しく、今やクラシックとなった大人気 "Curious" も文句無し。
まさに捨て曲無しの名盤です。
アルバムもR&Bチャート7位、POPSチャートでも32位となり、ゴールドディスク。
さらに、このアルバム発表後も、前作 『No Parking〜』が売れ続け、Gap Band、Zapp
と並び、最も「売れる」ファンクバンドへと成長します。
なお、翌年85年には、映画 『Just One Of The Guy』 に参加しているそうですが、筆者は未聴です。ごめんなさい。

左より、才人 Reggie Calloway、弟であり不気味な存在感を示す Vincent "Cino"
Calloway、
華麗に変身(?)した紅一点 "Belinda" Lipscomb
一日10時間、数ヶ月以上をかけて練りに練られた6作目
『Headlines』('86) も、『No Parking〜』からの流れで作られた傑作です。
予算も大幅に増えたのか、スタイリストにいじられまくったメンバーの写真もカッコ良さを増し、「売れてまっせ♪」という貫禄すら感じます。
内容的には、突き詰めた感のあるヴォコーダーによるヘヴィーファンクを抑え、よりシンプルに、よりメロディアスに変化してきました。
1stシングル "Headlines"(R&B#3) は Go-Goビートを取り入れ、これまたノリのいい傑作となりました。
12"シングルはこれまた、聴き応え十分!必聴!
その他、これまたクラシックとなったミディアムファンクの "Midas Touch"(R&B#7)、唯一のゲスト Marcus Miller
がベースで暴れる "Engine No.9" (R&B#11)、Belinda嬢大暴れのジャンプナンバー "Get
Dressed"、1stからのセルフカヴァー "Searching For Love" などなど、これまた駄曲無しの快心の一撃。
参った。

左より、"Headlines"('86) 12", "Do The Prep"('87) 12"
Midnight Star の12"は内容も素晴らしく、要チェック!
この前後より、Reggie Calloway を始めとして、Vincent
Calloway、Bo Watson ら、メンバーの課外活動が目立ち始めます。
時代の寵児となった Midnight Star は、「ひっぱりだこ」の状態だったのでしょう。
ポロリと発表された、映画 『Penitentiary III』('87) のサントラ収録曲 "Do The Prep"
では、これまたノリと勢いを感じさせ、Midnight Star の時代はしばらく続くものかと思われました。
そんな中、衝撃のニュースが私の耳に届きます。
なんと、リーダーであり、プロダクションのイニシアティブを握り続けてきた Reggie Calloway と、Reggie
の弟であり、ヴォコーダー奏者として不気味な存在感を示し続けてきた Vincent "Cino" Calloway
がグループを脱退した、というのです。
Midnight Star
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