「シリーズ交代寄合」第8回は竹中家です。

●竹中重氏
―――+―●重元――――――――+―●重治―――――――――――+
  六郎左衛門 |  遠江守       |  半兵衛          |
  清和源氏支流|  斎藤道三臣     |  織田信長に仕え、命に依て |
        |  美濃岩手城主    |  豊臣秀吉に属し与力の謀臣 |
        +―          |  となる          |
        |  彦七郎       +―重隆            |
        +―重光         |  久作           |
           彦左衛門 出羽守  |  織田信長に仕う      |
           子孫豊後府内二万石 +―             |
           采女正重義の時罪あ |  与右衛門         |
           りて絶家      +―             |
                     |  彦八郎          |
                     |  織田信忠に仕え、明智光秀 |
                     |  逆心の時討死す      |
                     +―             |
                     |  美濃国安八郡禾森     |
                     |  性顕寺浄了妻       |
                     +―             |
                     |  竹中重利妻        |
                     +―             |
                        不破河内守某妻 後離婚  |
+――――――――――――――――――――――――――――――――――――+

+―●重門―――――――+―●重常―――――――――+―●重高――――――+
   吉助 丹後守   |  竹之助 左京亮 越中守|  吉之丞 左京  |
   豊臣秀吉に仕う  |  妻杉原長房女     |  交代寄合に列す |
   関ヶ原合戦の時東軍+―重次          |  弟重之に分知し、|
   に属し、小西行長を|  主膳 与右衛門    |  五千石     |
   生け捕りし御感の御|  黒田筑前守家臣    |  妻池田長賢女  |
   書を下さる 美濃岩+―重利          +―重之       |
   手にて六千石を知行|  権佐 書院番     |  大膳 彦八   |
   す        +―           |  子孫幕臣千石  |
   妻加藤光泰女   |  小堀正十妻      +―重玄       |
            +―           |  初重元 帯刀  |
            |  尾張家臣毛利広豊妻  |  杉原重長養子  |
            +―           +―        |
               朽木智綱妻      |  六郷政勝次男政盛|
                          |  妻       |
                          +―        |
                          |  石原正永妻   |
                          +―        |
                          |  大道寺直数妻  |
                          +―        |
                          |  十郎兵衛 半三郎|
                          |  井上正継養子  |
                          +―重貞       |
                          |  主税 民部   |
                          |  加藤出羽守家臣 |
                          |  加藤茂吉養子  |
                          +―        |
                          |  尾張家臣    |
                          |  高木保一妻   |
                          +―        |
                          |  大道寺直数養女 |
                          |  後帰家     |
                          +―重紀       |
                             木工之丞    |
                             竹中重之養子  |
+――――――――――――――――――――――――――――――――――――+

+―●重長======●重栄――――――+―●元敏――――――――――――+
   吉之丞 主殿   初治珍 元[イ春]|  初重顕 尹重 治行     |
   妻池田恒元女   元之助 主膳  |  元之助 左京 丹後守    |
            実加藤重貞男  |  大番頭           |
            妻松平信孝養女 |  妻戸田忠囿養女       |
                    |  後妻米津田賢女       |
                    +―              |
                       松平信治養女        |
+――――――――――――――――――――――――――――――――――――+

+―●元儔――――――+=元恭――――――――+―●重寛―――――――――+
|  初治看 元滌  |  縫殿之助 左京  |  初元智 厚之進 主殿 |
|  厚之進 主膳  |  実鳥居忠意六男  |  妻池田政弼女     |
|  妻米津政容女  |  病に依て嗣を辞す +―元秋          |
|  後妻毛利高通女 |  妻元儔養女    |  金次郎 要人     |
+―        +=         +―           |
|             実元敏女        秋田季済妻      |
+―           元恭妻                    |
|  六角広満妻   +―――――――――――――――――――――――――+
+―        |
|          +―
+―        |
|          +―
+―        |
   兄元儔養女   +―
           |
           +―
           |
           +―●重光―――●重知――――――●重明======+
              吉太郎   主税助      元明      ‖
              主税助   妻黒田長韶女   元之丞 図書助 ‖
                             妻本多忠鄰女  ‖
+====================================+

+=●重固―――――――――――
   実分家竹中彦八郎男     次郎
   民部 遠江守 丹後守
   陸軍奉行 若年寄並
   妻三枝守仲女


 この竹中氏は、秀吉の軍師として有名な竹中半兵衛尉重治の子孫です。
 竹中氏の出自ですが『寛政重修諸家譜』では清和源氏支流に収めていながら、具体的な系譜は不明ですが、『古代氏族系譜集成』は〔閑話休題〕「竹中半兵衛重治の系」を『諸系譜』によるとして次のように掲げています。

大友能直――親秀――戸次重秀――親直――竹中掃部頭頼直――重実――直元――+
                                     |
+――――――――――――――――――――――――――――――――――――+

+―元重――直行――重直――丹後守頼重――遠江守重元――重治――重門

 これによると、竹中氏は豊後の大友氏の支族のようですが、ちょっと信じられません。やはり不明というのが妥当でしょうか?

 半兵衛の子竹中重門は関ヶ原合戦では西軍から東軍に寝返り、小西行長を生捕りにして五千石を安堵され、のち交代寄合になっています。幕末の当主重固は陸軍奉行を務め、鳥羽伏見の戦いの敗戦の後は江戸に戻り、さらに脱走して箱館に渡り、明治二年に降伏しました。このため新政府から朝敵として官位剥奪・領地没収されていますが、養父重明に五百石が与えられています。