

オリオンは左手に太い棍棒(こんぼう)を持ち、
右手にはかつて退治したライオンの毛皮を持っています。
野山の獣たちを狩りたてる人並み優れた狩人です。
オリオンは、キオス島の王の娘メロベを愛しました。
しかし、娘の父である王がいつまでたっても結婚を許さないので、
ある日、酒の勢いでメロベをぶじょくしてしまいました。
王は怒り、オリオンの目が見えなくなるようにしてしまいました。
オリオンは東方のレムノス島で、朝日の光を見て、目のなおしました。
そしてクレタ島に渡り、女神アルテミスの狩人として仕えました。
そのうち暁の女神アウロラがオリオンに好意をよせたことにアルテミスが
怒り、オリオンを殺してしまったといわれています。
別の神話では、オリオンは他の生物よりもひときわ高い地位を要求したので、
神々がオリオンのうぬぼれをこらしめるため、
1匹のさそりにオリオンをかませて、殺したともいわれています。
そのため、星座となり天にあがってからも、さそりを恐れ、
さそり座が東の空に上がる前に、西の空に引っ込んでしまうといわれています。
