からす座

子午線通過 5月23日 20時(南)

このからすは、日の神アポロンの使いで銀色の翼を持ち言葉も自由に話せる利口なからすでした。
ただ、大変嘘つきでした。アポロンは、ラピテス族の王女コロニスと結婚しました。
しばらくの間、コロニスを残して、アポロンだけがパルナッソス山へ帰らなければならなくなったので、
毎日からすを使って妻の様子を聞いていました。
ところが、アポロンは、いおがしいため、うっかりコロニスの所へ、
からすを使いに出す事を忘れてしまいました。
ある日の事、からすが久しぶりにコロニスの所へ使わされました。
使いからかえったからすは、「コロニスがアポロンの居ない間に浮気をしている。」と嘘をつきました。
アポロンは怒って、手にした弓をいりりと引きしぼると矢を放ちました。
矢は、コロニスの胸にささりました。
後に嘘だと分かったアポロンは、ひどく悲しみ嘘をついたからすから人間の言葉を取り上げ、
美しかった銀色の翼も真っ黒に変え星座にしました。


Naoyuki Kurita

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