嫁物語

嫁物語


私とじいさんの、真の親子への道のり・・・(?)
***まさおさんの妹さんが、描いて下さいました。***

シリーズ第三弾 いい顔 数字フェチ けんかをやめて 勝利 勝利ふたたび・・・
おじいちん 繕い物 巻戻し 節電マニア 賞味期限 小言
気をつけてね。


シリーズ第三弾 シリーズ第三弾

お正月シリーズ第三弾!年越しそば、かずのこ、とくれば次はぜんざい!だ。
今朝、鏡開きをしたお餅を使って、ぜんざいを作った。
去年は、あずきの缶を2個も使い、水をあまり加えなかったので、
異常に甘ったるく、食べても食べてもあまい汁がお椀の底からあふれだし、
さすがの私もげんなりだったが、じいさんにはもっときつかったようだ。
ので、今年は缶を1個にして、お水を多めにし、とてもおいしいぜんざいが出来上がった。
そして外出のとき・・・
私「今から出かけますけど、良かったらお昼にぜんざいをどうぞー」
じ「あー、あれはもうお餅が固くなってしまってだめや。」
(げーっ!お餅って固くなるのぉー!?)
じ「餅は食べるときに入れないと・・・」
私。「そっかー。温めればいいって思ってたけど・・・」
じ「温めると、今度はごげついてしまう。」
(なら、食うなよ!第一、あんたはいつも火力が強すぎるんだよ。
お味噌汁だって、グツグツ煮えたぎってるじゃないか!
世の中にはトロ火ってもんがあるんだよ。ちったぁー学習しやがれ!!)
と、ここまで思って少し笑えた・・・

私たち、いつも同じようなやりとりしてないかぇ?
幾度となく失敗を繰り返して、その度たしなめられる・・・
これって、実家にいた頃と変わってないじゃない。

買い物の帰り、主人がCD屋に立ち寄ると言って、
ゆうの機嫌が心配で乗り気でなかった私だったが、
ふとカーペンターズのアルバムの視聴コーナーに足を止めた。
「青春の輝き」ボリュームを最高にして聴いてみる。
確か、好きだった英語の先生が、発音がもっとも美しいシンガーだ、といって授業で聴かせてくれたなー。
今日、その意味がとてもよく分かった。(まさか英語が分かってるわけでもないんだけどネ)

そうだ!もっといいものを聴き、いいものを見、
できるだけ本物に触れる機会を多くして、自分の人生をより豊かなものにしなければ!
餅が固かろうが、やわらかかろうが、取るに足りないことだ。

余生を楽しく過ごすだけの人と、一緒にしてもらっては困るのだ・・・

今日、何年かぶりにCDを買った。

いい顔 いい顔

この頃ゆうは、じいさんに対して少し反抗期のようだ。
子どもでも、誰が恐いかは分かってるらしく(もちろん私)
優しいじいさんには、偉そうにしている。

今日も、夕食が終わった後、ゆうが、そそくさと私たちの部屋に戻ろうとするので、
それではかわいそうだと、
ゆうに「じいちゃんに、ジプタ教えてあげたら?」と促してみた。
するとゆうは「はい」と喜んで、寝室に絵本をとりにいったのだった。

このジプタというのは、山本忠敬さんの絵本の中の消防自動車のこと。
山本さんは、乗り物の本をたくさん描いておられるので、まとめて買ってみたが
大成功だった。絵も昔っぽくて味わいがある。

じいさんは喜んで、ゆうを膝の上に乗せ、優しく読み始めた。
こういう時、ゆうもさることながら、じいさんってほーんといい顔するんだよね〜。
ぱぱもこんな風に読んでもらってたのかな、なんて想像しながら
台所で後片付けしてる私。

2人に負けないくらい、いい顔してたはず・・・

数字フェチ

じいさんは、数字フェチだ。
というより、ただ単に細かい性格なだけなんだろうけど・・・
対極にいる私としては、驚かされることが多い。

例えば、天気予報についても、
私は、明日傘が必要かどうかなんて、考えないで生きているので
(子どもを産んでから、少しは変ったけれど)
いつも、じいさんが「傘、持っていった方がいいよ。」と教えてくれる。
その際、ちょっと機嫌うかがいに、
「今日は、あったかいんですかぁ?」
なんて聞いてしまったが最後、じいさんは今日の天気について
意気揚々と語りはじめる。

昨日の最高は何度で、最低は何度で、湿度はどうで、
市街地よりこっちは2〜3度低い、やら
朝リビングが14度だったとか、
これは昨日より1度低い、とか・・・・もう止まらない。

さらに、息子の朝の検温は、じいさんの担当だが、
6度7分までなら、にこにこしているが、
これが6度8分となると、困った顔つきになり、
6度9分まであがると、この世の終わりのように大袈裟に反応し、
7度0分までいこうものなら、「風邪かー」と落胆する。

なんやねん、それ?

子どもは7度5分まで、平熱の範囲なんだよ。
肝心なのは、食欲があるかとか、機嫌がいいか、とかでしょ?
数字に左右されるなっちゅーねん。

ところが、そんなじいさんも、ある日
私が家に着くと、死にそうな顔をして、「今から病院に行く」と言いだし、
「熱が45度ある」というから私も慌てた。
救急病院に電話して、
「75のおじいちゃんが45度の熱を出している」と言うと、
「一刻も早く、来るように」と言われた。

45度なんてあり得るのか・・・・

結局、そのまま入院となったが、
後になって、あれは40.05度の間違いだったと判明した。

けんかをやめて

さて、コーヒーでも飲もうと思ったら、私のお気に入りのマグカップがなかった。
昨日、ここに置いてあるのを見たのに〜
さては、主人の仕業か、と思った私は、
「ここにあったコップ知らん?」と聞いてみた。
すると、あからさまな私の疑いの目を感じとったのか、
彼は「知らん!」と怒って言った。
一瞬ムッとしたが、次の瞬間彼が信じられない行動に出たので、吹き飛んでしまった。

主人「おとうさん、ここにあった、ようこのコップ知らんか?」

(何をいいだすねん。)

じ「知らんよ。」
主人「昨日まであったんやけどなー!」

(そんな、私がじいさんを疑ってるみたいな言い方・・・嫁の立場ってもんも考えてよー)

じ「朝みた時は、なかったよ。」
主人「なんで、あったもんがなくなるんや!!」

(そんな言い方しなくても・・・もういいよ。コップならいくらでもあるし。
年をとると物忘れがひどくなるのよ。それは仕方のないことよ。
ねっ。これ以上じいさんを責めないでぇ〜)

じ「・・・」(ムカッ!!)

この時の私は、まさに河合奈保子の「けんかをやめて」状態。

♪けんかをやめてー2人を止めて
私のために争わないで
もうこれ以上♪

私「いいですぅ。私の勘違いだと思います。また出てくると思いますから・・・」

いたたまれなくなった私は急いで寝室にひっこんだが、
さて、私の予言通りコップは、すぐに出てきた。
ベッドサイドから・・・

あちゃー!!

昨日の夜、コーヒーを飲んで置きっぱなしだったんだぁ〜

その後リビングに走って戻って(狭い家だが)
2人に平謝りしたのは、言うまでもない・・・

勝利

ゆうの調子もだいぶいいみたいで、3日前から薬はきれているが、
鼻水も咳もでないので、風邪は治った、
と私は思っていた。
そして、今朝じいさんが「病院に行くの?」と聞いてきたけれど、
(じいさんがこういう言い方する時は、「行きなさい」ってことなんだ)
「どうでしょう・・・」とやんわり答えた。
(私がこういう言い方するときは、「うっせーな!」ってことなんだ)

そして、次にザッツじいさん発言!(「ザッツじいさん」参照)
じ「そんな風呂にも入れんと、様子ばっかり見とったって・・・
まだ熱はいつもより高いんだよ。」

なんですかぁ〜?

確かに、昨日もお風呂に入れなかったが・・・
それは、本当は、私は熱さえなければお風呂に入れたいのに、
じいさんが「風呂はやめた方がいい」とか「風呂に入らんでも死にはせん」みたいなこと言うから、
明日から入れよう、とじっと我慢していたんだ。
もし、お風呂に入れて、また鼻水がでたら、たとえそれが偶然でも、
私がお風呂に入れたせいにされる、に決まっている。
それに熱が高いっていったって、36度9分か37度程度なんだ。(「数字フェチ」参照)
あんた、毎朝、基礎体温計ってんじゃないんだから、1分くらいの差に敏感に反応すんなよ!

第一、「風呂にも入れず」「風呂に入らず」とでは、全く意味合いが違うんだ。
もう一度、小学校の国語から、やり直せってんだよぉ!

けれど、じいさんとの争いを出来る限り避ける私は、
2分で病院に行く支度をした。(これは私がブチギレてる証拠)

結果は、まだ完全に治ってないが、咳も鼻水もなければ薬なんて飲まずに、
普通に過ごした方がいい、ということだった。

初めての私の勝利だ。(初めてかいな・・・)
しかも完璧なる勝利

今度同じような状況になっても、もうじいさんにあんなセリフは、言わせない。
そのためにも、今日病院に行って、ドクターの意見を聞いたのは意味があったと言える。

勝利ふたたび・・・

昨日は勝利の美酒に酔いしれた私だったが、何だか雲ゆきがあやしくなってきた。
病院から帰ってきてから、息子が、やたらと咳をするようになったのだ。

やべーっ!

じいさんの「せっかく病院に行って、何してるんだ。ちゃんと薬もらって来ないから
こんなことになるんだよ。」って文句が聞こえる気がした。
そういえば、じいさんの、長い年月をかけて、引力に逆らえず垂れ下がっている
頬にも、「それ、みたことか!」と書いてるのが見える、
訳ないか・・・

なんだか気まずいぞー!

そこで私の同居の達人必殺頭脳は、
「ドクターのせいにせよ。」と司令を下した。
ので、決行する。

私「なんか、ゆうちゃん、咳出てきちゃってぇ〜
もー嫌やわぁ〜いくら頼んでも先生がお薬くれへんし・・・

(実際は頼んでない。それどころか、薬が出ないと知って、
風邪だと騒ぐじいさんに勝利した喜びで、にんまりした私・・・)

でもね〜やっぱ風邪だったんですよねぇ〜。こっちは土曜日しか行けないんだから
ちょっとの事でも、薬くれたらいいのにねぇ〜。
けど、商売っけのない先生やね。薬出したら儲かるのに・・・
案外いい先生なんかもしれへんわ。

(じいさんは以前、家の前の病院が、むやむやたらに薬を出す儲け主義だって、
激怒していたので、そのあたりの心理をついてみた。)」

すると、じいさんは
「そうだよ、薬を出さない先生は、いい先生なんだよ。」
なんて答えてる。

作戦成功!これで完全に、問題はすりかわった・・・
秘書の研修で「イエス・バット」方式を学んだ。相手を100%肯定し、
満足させた上で、「バット」と切り出すやり方。
これの応用発展編で、まずはじいさんの言い分を100%認めて、いい気分にさせ、
その上で、責任を他者(ドクター)に転嫁し、さらには他の話題にスライドさせる。
これこそ、完璧なる勝利だ。

はははっ。ちょろいちょろ〜い!

おじいちん

昨日は、じいさんに保育園のお迎えを頼んでいたのに、連絡帳に書き忘れてたので、
夕方園に電話することにした。

家に帰ってみると、几帳面なじいさんは、
私が書き忘れてるのを、しっかりチェックし、私に代わって付け加えてくれていた。

「今日は、おじいちんが迎えに行きます。」

おじいちん????

まさか、私だけではあき足らず、保母さんまでも笑かそうっていうのだろうか。

繕い物

夕方リビングに行ってみると、なにやらじいさんが繕い物をしていた。
半年ほど前から、(半年もぉ〜?)ゆうの、園用のふとんカバーがほつれてたんだけど、
寝るのには支障ないから、ほっておいたら(さすが、あんた)
じいさんは気になったようで(さすが、じいさん)
せっせと針仕事してたようだ。

私は、こんな時、
「おとうさん、すいませぇん!こんなことまでしてもらってぇ〜。
私も、しなきゃって思ってたんですけどぉ〜〜。」
なんて、思いもしないし、
ネバー!!言わない。

やれる事を、やれる人が、やれる時に、やる!
これ、同居の鉄則ね。(えらい、自分勝手な・・・)
それに針に糸を通せているうちは大丈夫。
じいさんのボケ防止及び自信にもつながるのだ。

「勤労は美なり」

人生働いてなんぼ。(もう隠居させたれよ)
これからも、働いてもらいまっせ!(鬼嫁かーっ!!)

巻戻し

じいさんが死ぬほど几帳面なことは、繰り返し何度も言っているが、
実際、油断もすきもないほど、几帳面だ。

ゆうは、お風呂上がり15分ほどビデオを見てから寝るのを習慣にしているが、
最近は、ウルトラマンにはまっている。
先日は、「ウルトラマンダイア」をレンタルしたが、主人も私もどうもしっくりこず、
やっぱこれよねー
って言いながら、1967年(私たちが生まれた年)のウルトラマンを借りてきた。

オープニングのマーブル状のぐにゃぐにゃと、テーマ曲を耳にして、懐かしさにしびれた2人。
けれど、映画版を借りてきてしまったので、導入部分が長く、なかなかウルトラマンが出てこない。
1日に見るのは15分だけなので、とても待ち遠しい日が続いた。

そして、やっと今日ウルトラマン登場か!
って時に、うっかりリビングのデッキにビデオをセットしたままお風呂に入ってしまったので、
お風呂からあがった頃には、じいさんが、しっかり最初まで巻戻してしまっていたのだ・・・

じいさんは、いつでも最初から見れるように
ゆうのビデオをせっせと巻戻す。

何をするねん!?

かくして、私たちは、もう何度も何度も見た
ウルトラマンの出てこない、ウルトラマンのビデオを
あと数日は見なくてはいけない。

おかげでゆうは、テーマ曲を通して唄えるようになったけど。

節電マニア

じいさんは、節電マニアだ。
今月の電気代が3万を超したので、どうやらあれこれ試しているらしい。

同居を始めた頃、まずじいさんがしたことは、
リビングとダイニングのシャンデリアの電球を2つずつ緩めること。(笑)
このシャンデリアは、実家に新築お祝いとして、奮発して買ってもらったのだが、
じいさんいわく、一番電気をくうらしく、8個と6個の電球を
それぞれ6個と4個だけ使用していた。
友人が遊びに来るたびに、いちいち元に戻すんだけどね。

私は、最初このことがすごく嫌だった。

びんぼーくせーってんだよぉ。

私だって働いてるし、同居でローンは少ないし、何もお金に困ってないんだよ!我が家は・・・
って思ってた。
けれど、子どもが出来て、私は飛躍的な成長をとげる。
資源の無駄使いは、子ども達の地球を傷める。
節電は、地球にやさしい。すなわち、将来の子ども達のためなんだ・・・
なので、もう今はじいさんが、節電活動を展開しても何も思わず、協力の姿勢すら示すのだ。

まずは、トイレの電球が変った。
入ると薄暗いので、そろそろ交換しなきゃ、
でも、そのうちじいさんが交換するだろう、
なんて思ってたら、どうやらそれは、節電タイプの電球で、つけて30秒は暗いらしい。
つけて30秒だけ、っていうけれど、
トイレに一体何分いるんだぁ?
それに、昼はじいさんしか使わないんだよねー。
けれど、じいさんは絶大な効果を発揮すると思っているようだ。

次に、お風呂と脱衣場の電球が変った。
何やら、妙に白っぽい色で、5%の電気代カットになるらしい。
ところで、お風呂って1日何回入りますぅ?

小さな事の積み重ねが大嫌いな私には、とても考えられない発想。

そして最後に、いよいよダイニングとリビングの電球を変えた。
これからは、全部つけても今までより何ワットか少なく、
これまた5%の電気代カットになるらしく、合計で今まで何ワットかだったのが、
これからは何ワットとかすむでらしく、
だから、8個と6個つけても更にお得らしく、1ヶ月でどうやらこうやら・・・
私は、天井を見つめてなるほど、といった顔をしながら

何も聞いてなかった・・・

とりあえず、じいさんは張り切っている。
来月成果が出なければ、きっとがっかりしてしまうから、
私も、自分達のエリアの、電気のつけっぱなしに気を配り、
さらには、テレビの主電源も切るようにして

いない・・・

賞味期限

「嫁物語」フリークのあなたなら、もうこのタイトル見ただけで、話しの流れは察しがつくと思うけど、
では、問題です。
賞味期限にうるさいのは次のうちどっちでしょう。
1.じいさん
2.ようこ
答えの分かった方は、掲示板へ・・・
正解の方から抽選で、じいさんのサイン入り、生写真差し上げます。

なんて、しょうもないつかみは、置いといて・・・

「賞味期限」ってどう思います?
今日は、「賞味期限」の定義についてお話したいのです。
最近、ゆうの好きなリンゴジュースを自販機で買ったので、
缶ジュースをコップに分けて飲ませてたのね。
まあ1日に80ccくらいだけら、どうしても余るでしょう。
それを、次の日にあげたりしてたんだけど、
今日じいさんが「缶のは、開けたらすぐに飲むように書いてあるから」って言って、
小さいパックのジュースを買ってきたの。
その時は、「へー」って特に気にもとめなかったんだけど、よく考えると、
それなら、1リットルサイズのジュースはどうなるの?
あれも、開けたら、すぐに飲まないといけないの?

私は、今まで、開けた後も、印字されてる賞味期限を守ってればいいと思ってたんだけど。
でも、あんな大きいサイズを1日で飲む人いるぅ?
牛乳だってそうでしょう。
開けても開けなくても、賞味期限内は大丈夫って意味じゃないのかな・・・
じいさんは、賞味期限は、封を開けなかった場合、その日までもつ、って意味だと思ってるのね。
確かにじいさんが今日買ってきたパックのジュースは、賞味期限が4月20日なのね。
さすがの私も、開封後、そこまでもつって思わないけど。

なんか、内側にアルミがはってあるのって、賞味期限長いでしょう。
でも、「開けたらすぐ」って表現も曖昧だよね。
すぐってどれくらい?
けど、実際飲んでみて、今までなんともなかったんだから、
いいんじゃないのぉ?とも思うけど・・・
メーカー側は何かあったとき責任取れないから、そう書いてるだけだと思うのよね。
実際のところ、冷蔵庫に保管してれば、開封後、何日大丈夫なのか、
この際はっきりしたいのよね。

明日、お客様センターに電話して、「賞味期限」の定義について聞いてみよう。
世の悩めるお嫁さんの為にも、この問題をはっきりさせる必要があるのだ!!
こんな事で、もめるのうちだけ!?

小言

節電マニアのじいさんが、怒りに震える出来事がついに起こってしまった。
なんと、昨日の夜から今日の朝まで、リビングのエアコンがつけっぱなしだったのだ・・・
朝食を終えて、ほっと一息ついたところに、じいさんのお小言顔がアップになった。

じ「エアコン、朝までついとったよ。」
私「えーっ!○○(主人の名前)さんやわー。昨日も食器洗いかけるの忘れてたな。
最近、○○さん、忘れっぽいわ。」

そうなんだ。主人は昨日、食器洗機をかけるのを忘れ、朝一番で私がじいさんからお小言を受けたんだ。

私は、こんな時、自分がやったことを主人の責任にすることはあっても、
主人の変わりに、じいさんに詫びたりするようなことは、しない。
これは、同居の鉄則。(いろんな鉄則つくるねー

そして次の瞬間、じいさんは、
「まあ、何かひとつの事をすると、他のことを忘れてしまうってのは、誰にでもあることやけどな。」
と息子の弁護にまわった。

どんな展開やねん?

でも、こうやって息子に言わずに、私にお小言するっていうのは、
もはや、私とじいさんが、真の親子に近づいてる証拠に他ならないわけで、
そう思うと、なんだかちょっぴり嬉しい!

わけないだろっ。

気をつけてね。

じいさんは毎朝私に「気をつけてね。」と言ってくれる。
同居し始めたころ、私はこれが嫌だった。

毎日毎日、同じ時間に起きて、同じ時間に寝て、
くる日もくる日も、朝起きたら、リビングのソファに座ってる同居人になじめないでいたんだ。
たまには朝おきたら、居なかったりしないもんだろうか・・・って思ってた。
しかも、毎朝同じ台詞をはきやがる。
飽きないのか?

気分次第でフレキシブル!
を好む私にはどうしても受け入れられない日々が続いた。

23の時、親と大喧嘩して、その時、実父が、
「お前がいってきます、と出かけたら、ただいまと帰ってくるまで、
ただ、無事でいることだけを願って、今まで育ててきたんやぞ。ただそれだけ・・・」
と悲しそうに言ったことがある。
私はこの言葉にうたれ、子を思わない親はいないと知ったんだった。
その気持ちをこめて毎日「気をつけて」と両親は送り出してくれた。

結婚して、もう自分にそれを言ってくれる人ないないと思っていたけれど、
同居して、今はじいさんが毎朝その言葉とともに送りだしてくれる。

月日が流れ、私も人の親になって、
じいさんが、同居人から、親に変わった時、
私は、その言葉に違和感を感じなくなっていた・・・




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