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 今回は、ホメロスの叙事詩と、シュリーマンの発掘で有名なトロイ遺跡です。
 かなり有名な遺跡だと思っていたのですが、ベルガモンやエフェソスの遺跡のように、大理石の素晴らしい建物が残っているわけでもなく、そのためか訪れる人も少なく感じられました。
 トロイ戦争は紀元前1200年頃の10年間の出来事だと言われていますが、トロイの地には紀元前3000年頃から集落が出来、ローマ時代まで興亡を繰り返し、全部で9層の遺跡がこの地に形成されました。
 

トロイの木馬

トロイの木馬

 

 トロイといえば、やはり木馬。
 ホメロスの叙事詩「イーリアス」によると、ギリシア軍が10年攻めても、トロイの城壁は陥落しなかったため、ギリシア軍は木馬と生け贄をトロイの神に捧げ、船で全員撤退しました。
 勝利を祝うため、トロイ軍はこの木馬を城壁の中に入れ、盛大な祝宴を行いました。
 でもこの木馬の中には、ギリシア兵20人が密かに隠れていたのです。知略に長けたギリシアの将軍、オデュッセウスの計略でした。
 皆が寝静まった頃、隠れていたギリシア兵は城に火を放ち、引き返してきたギリシア軍と共にトロイを攻撃。不意をつかれたトロイはとうとう陥落してしまったと言うことです。
 トロイ戦争のトロイは、第7市です。
 この木馬は、観光用に作られたものですが、かなり階段が急で(少し怖かった)、実際はもっと窮屈な危険な場所に20人の兵士は隠れていたのかな、と思いました。                         



トロイ遺跡、大通り跡

大通り跡

 

 トロイ第2市(紀元前2500年〜2200年)の城壁の中で、貴族達の住居へ続く大通りの跡。
 この辺りはまだ発掘が続いており、ここも一般の観光客は入れないけれど、ボランティアで発掘を続けている考古学専攻の学生は自由に入っていたので、それが少し羨ましかったりしました(夏休みの間、発掘作業をしているらしい)。
 ちなみにこの第2市の発掘で、シュリーマンは「プリアモス(「イーリアス」に登場する、トロイ最後の王)の財宝」を発見しました。
   

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トロイの城壁

トロイの城壁

 

 トロイの遺跡で一番印象的だったのが、トロイ第6市(紀元前1800〜1300年頃)の城壁です。遺跡のかなりの部分を占めていて、トロイ戦争のトロイではないにしろ、当時としては、かなり堅固な城壁で、町を守っていたのだと思いました。
 トロイにしろ、コンスタンティノープルにしろ、当時としては最大級の堅固な城壁を誇ったいたはずなのに、結局は陥落してしまったのはどうしてなのかな…。



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