[最初の、ニワトリとタマゴはどちらが先に存在したか]
純粋な質問であり、或る状況の矛盾を解消せよという出題では無い。
最初のニワトリとは何か。
まず、ニワトリである。
では[最初の]とは何か。
時系列において、[それ以前にニワトリは存在しない]ということだ。
最初のタマゴとは何か。
まず、ニワトリのタマゴである。
[最初の]は[それ以前には存在しない]。
どちらが先に存在したか
ニワトリとしてみよう。
しかし最初のを含むニワトリはすべてタマゴから生まれる。
したがってあきらかにタマゴの方が先である。
では、タマゴが先だと不都合は無いのか。
そのタマゴから最初のニワトリが出てくるのだから、
それ以前にニワトリは存在しない。
したがってニワトリ以外の者が生んだことになる。
それが何かは、わからなくてもかまわない。
なぜなら、出題は二者の時系列の位置関係を示せ、であって
他の事を要求していないからだ。
したがってタマゴが先であっても矛盾は無く
ニワトリでないことは単純に明らかなのだから、
タマゴが先である。
仮定の基準にタマゴを先に選んだら、
最初のを含むすべてのタマゴはニワトリから生まれるか?
という段階で答に気づく。
その時点で気づかなくても両基準の違いを追求したら必ず気づく。
要するに、
[最初のタマゴをニワトリ以外が生むことはありえない]には根拠が無く、
[最初のニワトリもタマゴから生まれた]は疑いようがないという違いである。
何者が生んだかわからないことはタマゴ先説に不都合とはならないのだ。
[二者択一で、一方がはっきりして他方が不明]という状態すなわち
阪神巨人戦で負けたのが巨人なら勝ったのは阪神に違いない、と
同じ理論である。
何が生んだのであっても、
そのタマゴからニワトリが出てくるのだから「ニワトリのタマゴ」と言って良い。
出題はこの部分の言い回し問題ではないことは誰でもわかるだろう。
(百歩譲って)この表現がダメなら答は逆に「ニワトリが先」となるが、
根拠を述べるのだから実質は同じである。
おわり。
オマケ
問題のタマゴはニワトリの祖先、キジ科の鳥から生まれた。
品種改良で最初の豚がイノシシから生まれたのと同じ。
鳥は親子の間にタマゴがあるからちょっとわかりにくいだけである。
これは本筋の答とほぼ同時にわかることだが、
そのためには本筋に無関係と認識することが必要だろう。
ちなみに私は4才の時に解きました。
とことん考える意志と品種改良の知識があれば標準的な4才児が解けます。
これも「アキレスは亀を追い抜ける」同様、実用的な教訓です。
無心に考えているかということ。
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