少等身はリアル等身に基づいたデフォルメであり、後者を理解せずに前者は描けない。
楷書をマスターして草書に崩すのと同じ。


★劇中の形と画面への投影★
ストレートを打つボクサーを正面から見たら腕の長さはゼロで、
斜めに回り込んで描くと、画面に対し前後の傾きがある分劇中より短く投影される。
以下の記述は劇中の長さである。


成人は六〜八等身。八頭身が最も美しいということはない。
脚長の長限は身長の二分の一、短限は頭部を除いた身長の二分の一。
長いほど美しいというわけではない。

東洋人の膝頭下端は脚長を二等分する位置にあり、西洋人はやや上にある。

自然体で、手首の位置は胴下端のわずかに上となる。また、胸郭下端と肘の高さは同じである。
アフリカ人は上肢がこれより長い場合がある。

足の前後長すなわち靴のサイズは頭部上下長よりわずかに長い。

腕を垂直に上げると肘は頭頂よりわずかに上となる。

自然体から肘だけを深く曲げた時、手首の高さは肩にわずかに届かない。

手首から先の長限は頭部上下長と同じ、短限は頭部の下から眉まで。

各部を均一な円柱とした場合、太さの順は
腹・頭・腿・首・ふくらはぎ・腕・肘から先、となる。腿あるいは首が病的に太い場合と腹が病的に細い場合は例外。
また、病的でなくてもふくらはぎと腕が同じになることはある。


これらの法則は現実のさまざまな人体がその範囲に収まるという意味で、
漫画で同一人のプロポーションは一貫している必要がある。
全身像の設定画を描こう。


頭部の大きさは個体差が非常に大きいが、
人間は人の顔の存在感を同格に補正して認識し、漫画はこれに倣うのが良いので、
写真のような絵柄で無い限り、頭部上下長は統一する。
ただし子供の顔は年齢に応じて小さく描く。


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