悲願の作品、封切り前に阪神大震災・・・公開断念
「九州映画」全国へ再挑戦
坊津ロケなどが載った映画のパンフレット |
福岡の監督ら製作「スーパー・ハイスクール−」
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悲願の”九州映画”を完成させながら、阪神大震災で全国上映をつぶされた福岡県飯塚市のスタッフらが、五年ぶりに全国上映に再挑戦。ロケ地の鹿児島などで、上映主催団体を募っている。(福岡支社・吉元盛秋)
映画「スーパー・ハイスクール・ギャング」は、落ちこぼれの高校生らが「自由に空を飛んでみたい」と、飛行機作りに奔走する森脇道の同名小説が原作。風間トオル主演の「雪のコンチェルト」などを製作・監督した飯塚出身の松本廣さん(五一)らが五年前、「東京天下りじゃない、九州発の映画を全国へ発信しよう」と九州パワーを結集した。
オーディションには鹿児島の四十七人、宮崎の四十三人を含む計三千五百人が応募。ロケ地は北九州−黒川温泉−阿蘇−鹿児島と九州を縦断した。もっとも大掛かりで最後のロケ地となった薩摩半島では、吹上浜海浜公園キャンプ場を拠点に、百人のスタッフ・キャストが参加。「枕崎空港では南日本新聞の呼びかけで急きょ、県内から百台以上の単車が集結してエキストラ出演し、感激した」(松本さん)
福岡出身の鳥越マリ、天本英世らも友情出演。九州ならではのいきのいい自然や若者が、みずみずしく描かれている。
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ロケ地の鹿児島でも
上映主催団体募る |
ところが一九九五年四月の封切り前、阪神大震災とオウムの地下鉄サリン事件が立て続けに発生。「上映ムードは吹っ飛ばされ、主催者もいなくなった。鹿児島での上映会をはじめ、成果を出せなかった」(松本さん)
雌伏五年。松本さんは地元で上映に賛同する『筑豊千人会』を組織し、インターネットで全国の仲間らにも呼びかけ、再挑戦の手応えをつかんだ。手始めの上映会は二十二日夜、飯塚市のイイヅカコスモスコモン大ホールである。
準備に追われながら、松本さんは「ヤマ場の坊津町の風車村などが出てくるロケ地のみなさんにも、ぜひ見てほしい」と、鹿児島での上映主催者・団体を募っている。 |