解説&ストーリー

機上の二人

気分は、もう夢宙飛行!
解説  
製作を統括するのは『パンツの穴』(監督 鈴木則文)『熱海殺人事件』(原作 つかこうへい)『雪のコンチェルト』(自身で監督)の松本廣プロデューサー★メガホンは、「いとしのエリー』『はいからさんが通る』の佐藤雅道監督★森脇道の同名小説を映画化★映画製作にあたって、新鮮で、いきのいい、ピチピチした才能を求めて福岡県下五会場で大規模なオーディションを開催★北は秋田から南は沖縄まで、出演者、バンド、スタッフを含めて3.500人が集結し、7人のギャングたちが決定した★真夏の撮影には、90人にも及ぶ監督以下メインスタッフと九州スタッフ、個性あるロックバンド、ダンスチーム、300人以上の出演者およびエキストラが参加★九州全域で繰り広げられたロケーションは、福岡・北九州・筑豊・城島高原・黒川温泉・阿蘇・大観峰・鹿児島・枕崎・吹上浜と大掛かりながら、天候に恵まれ大きな事故もなく順調に進んでクランク・アップした★こうして映画『スーパー・ハイスクール・ギャング』は、九州を拠点にした映画作りの記念的作品として完成し、今その第一歩を踏み出したところなのです。

スト−リー 
主人公の北山洋(池末 誠)は、小説家を目指している落ちこぼれの高校三年生★隠れ家がわりのダルマ船の中でパソコンに向かって悶々とした日々を送っていたが、ある日「鳥のように自由に空を飛んでみたくなっちゃった』という幼なじみで自由奔放な少女、桜木蛍子(古賀文絵)の一言で飛行機(ULP)作りに奔走するハメになる★いつでも男を馬車馬のように突き動かすのは”美”だ★洋の不純な動機からの飛行機作りは、阿蘇高原で偶然ファンタジックなULPの乱舞を目撃したことでますますエスカレートしていく★この二人に、成績優秀の篤(益田千次)、お寺の倅将吾(近藤圭史)、ロックンローラーのハジメ(小森順二)、まじめだが気の強い潮音(衛藤愛)、そして、曰く付き転校生健太郎(高市直亮)らが加わり自らの手でヒコーするべく奮闘が始まる★そんな7人のギャングたちは、洋と仲良しの老人伴巌(天本英世)や型破り女教師鬼塚小百合(鳥越マリ)らに見守られながら、資金集めのためアルバイトに励むが、なかなか目標金額には達しない★ヘトヘトになった末に7人が考え付いた名案とは・・・果たして飛行機(ULP)は飛ぶのか・・・★若者のエネルギーを燃やし尽くした青春の数々が、九州ならではの美しい自然や街を背景にみずみずしく描かれている。



原作「スーパー・ハイスクール・ギャング」
(森脇 道 作、ワニブックス刊)

ひょんなことから、本物の飛行機を自分たちで作ろうとした高校生7人が、夏休みにバイトしたり、コンサートを開催したり、悪戦苦闘をしながら最後には本当に空を飛んでしまうというストーリーを軸に、淡い恋や友情を絡ませながら、爽やかな若者たちの姿を九州の大自然を舞台に描いた夢のある作品。
原作では男6人にヒロイン1人だが、映画では男を一人減らしてヒロインを2人にした。
原作と本編の違い
オーディション用ポスターの原画ポジ

写真を大きくできないのが残念。原作の表紙では男の子6人に女の子一人となっているが、こちらでは映画のために変更されている。

原作を映画化するときにはままあることだが、プロデューサー的考えで変更させたことは間違いなく、面白くなったかつまらなくなったかは観客の判断を待たねばならない。僕は変更してよかったと当然思っている。