映画づくりは公開オーディションから始まった


久留米オーディション会場
●オーディションに全国から3.500人が参加した。

書類選考なしの公開オーディションだった。
参加者全員に10人ずつほどステージに上がってもらい、多いときは一日に500人以上と面接した。

面接といっても、参加者がパフォーマンスをしたり、自己アピールをしたり、全員真剣なだけに気を抜く間がなく、一日が終わるとへとへとに疲れた。
しかし、ほんの少しの面接で、関東や関西からの参加者(沖縄からもあった)には申し訳ない気がした。 何度もやれるものではない。



福岡天神コア連日3日間、北九州ラフォーレ小倉2日間、久留米アンネ松本2日間、飯塚農楽園八木山野外会場、宗像玄海ロイヤルホテルでリッチに・・・そして最終オーディションは福岡第一高校体育館で行い、約80組から選ばれたバンド10組も登場しまさに九州映画史上最大のオーディションとなった。


オーディション参加県別データ
福岡県 2609 山口県 158
佐賀県 175

大分県 129

長崎県 105

熊本県   98 東京都 27
鹿児島県 47 大阪府 12
宮崎県 43 その他 30

●オーディション参加者全員に会ったからこの映画はあった。


バンドオーディション


 ● 歌あり、踊りあり、ものまねあり、涙ありの各会場


福岡県下5会場でオーディションを行ったが、オ−プニング会場の天神コアには、なんと1500人あまりが詰め掛けた。
新聞・テレビなどマスコミも大きく取り上げてくれて、参加者には感極まって泣き出したり、ひたすら『映画に出たい』とお願いしたり、激しいパフォーマンスが続出して盛り上がった。


 ● スタッフオーディションで集まった者が各会場をし切った


スタッフに応募してきた100人近くの多くが、はっきりとした志望職種を決め兼ねた状態でやってきていた。
映画にかかわりたいという気持ちだけは、まるで就職活動に赴いた学生のように初々しいが迫力にかけていた。
だから、オーディションのしきり方を見ようということにしたのだ。


 ● 農楽園八木山では野外コンサート会場で開催


八木山高原とはいえ、7月の九州は暑い。雨が降ったら室内で行うことにしていたが、すがすがしい夏の天気だったので野外で行った。
午後になって暑さは本格的になってみんな汗だくだったが、ピクニック気分で楽しめたとという声が多く、それなりに得がたい体験をした。

室内より、みんな大きな声を出そうとしたり、大きな身振りで自分をアピールしていた。

 ● 飯塚市の事務所ではスタッフオーディション


ほぼ福岡県全域から、スタッフ志望の若者たちが筑豊の飯塚市のはずれの幸袋というところに集まった。
はじめての筑豊というものが多く、バスを降りた顔は、何か恐ろしいことが待っているのではないかと皆不安そうな表情をしていた。事務所の前がバス停だったから、観察にはもってこいだった。


 ● 久留米のアンネ松本会場には、田中麗奈君も参加した


写真左端が田中麗奈くんだが、この頃から女優然とした雰囲気があった。
このときは中学一年生で、妖精の役をやってもらうことにした。
『小さな役でごめんね』と言わせる雰囲気だ。
久留米会場からは二人の主役も出ていて、個性的な人材が多く潜在的な層の厚さを感じた。





●最終オーディションでは主役6人が決定



あと一人はまだ未定だったが


池末 誠


古賀文絵


衛藤 愛


小森順二


益田千次


近藤圭史


高市直亮