title:雨曝しなら濡れるがいいさ
artist:イースタンユース
album title:雲射抜ケ声
label:トイズファクトリー/坂本商店
year:1999
若者演歌のイースタンユース。兎角、男性的なイメージが強いように思われがちなバンドでありますが、人間の強さや弱さを音に表していると思う。喰わず嫌いの方に是非オススメ。ギター音が激しい雨音に感じられた貴方は、イースタンユースの世界に浸れることでしょう。余談ですが、夏の帰宅途中(自転車)に、傘を差すのが面倒で濡れて帰ることもあります(都)
title:相合傘
artist:かせきさいだぁ
album title:かせきさいだぁ
label:NATURALFOUNDATION
year:1996
梶井基次郎の『城のある町にて』の引用とか、鈴木茂の『ウッドペッカー』のサンプリングだとか、そんなことはどうでもいい。相合傘をしている男の気持ちが、かせきさいだぁに語られているように、好きな人と相合傘をしているのが楽しく嬉しいので、雨に感謝!そりゃ、晴れの日に傘差せんでしょ!日傘で相合傘もアリなのか?(都)
title:天気読み
artist:小沢健二
album title:
犬は吠えるがキャラバンは進む
label:東芝EMI
year:1993

雨に濡れたくない方は、天気予報をチェック。人の気持ちも天気図のように、コロコロと変化するものです。いろんな人たちが、それぞれの天気図を持っているので、いろんな作用が起きるのが面白い。太陽が燦々と降り注いだり、爽やかな微風が吹いたり、急に豪雨や雷雨になってしまったり。そんなことを感じさせられる曲です(都)
title:rain prayer
artist:wonderland falling yesterday
album title:
enchanted landscape escape
label:cubic music
year:2002

world's end girlfriend名義で作られていたものと比較するよりも、この曲は荘厳で静謐、気品に溢れている。雨の中で一人の人間が祈りを捧げているように思われる。雨の中の御百度参り。五穀豊穣を願っての雨乞い。どうして人間は祈るのでしょう?なんて事を考えている間に、曲は終盤になり、雨は上がっているようです(都)
title:窓の外は雨
artist:bossa51
album title:flower in the ice cube
label:MOTEL BLEU
year:1999
「窓の外は雨/まだ起きる気になれないの/あと少しだけふたりで/じっと聞いていたいの/窓の外は雨/爪の先までつつまれて/休日をだいなしにして/ずっと聞いていたい/雨の音を」雨降りの朝の情景を鮮やかに描き出したbossa51さんはその名のとおりに日本語詩でボサ・ノヴァをやっています。ほんのりと湿り気を帯びたさわやかな曲です(潤)
title:雨音を聴きながら
artist:原田知世
album title:I could be free
label:FOR LIFE MUSIC
year:1997
全曲をTore Johanssonと組んだアルバム'I could be free'より。Tore Johanssonの作る音と彼女の声はかなり相性がよくどの曲も高水準のポップスに仕上がっている。この曲は雨の日のどんよりとした空気感が出ていて、なおかつ暗くなりすぎない絶妙なものとなっている(潤)
title:6月は傘の街
artist:上田ケンジ
album title:フォーエバーラブ
label:BUMBLEBEE RECORDS
year:2000
ウエケンさんのファーストソロアルバム「フォーエバーラブ」はとんでもない名盤だと思います。この曲はその2曲目。いい意味で青いこのアルバムにおいて、この曲は青春時代の暗い時期を反映しているかのようです。「6月は傘の街」とはいいえて妙で、かっこいいフレーズかと思う(潤)
title:あじさい
artist:サニーデイ・サービス
album title:東京
label:MIDI
year:1996
彼らは歌詞に季節感を盛り込むのが大変にうまい。アルバムで言えば1stは冬、2ndは春、3rdは夏、4thは冬なのですが、この曲は春のアルバムである(ジャケが桜の)2nd収録で梅雨時の情景をうたっています。「あじさいの花がひとつ咲いていました/小雨まじりの梅雨の宵/鉄道線路を行ったり来たり」他にも「雨の土曜日」などの曲があります(潤)
title:雨降る夜
artist:Port of Notes
album title:Complain too much
label:CRUE-L RECORDS
year:1999
冒頭のカウントが印象的な彼らの1stアルバム'Complain too much'のラストナンバー。「雨降る夜は/いつも黙ったきり/手を重ねて 聞き入る窓の外/何も言わなくても 心は暖かく/あの日二人で見た空を/思い出すと苦しくて/いつまでも いつまでも そばにいて欲しかった」とうたわれます。雨降る夜はひっそりと静かにふけていくのでした(潤)

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古橋都代子・森末潤一が選ぶ、雨の10曲

とうとう梅雨の時期がやって来た!日本で生活している以上、避けられない。しかし、1年で雨の降らない月はない。雨にも様々な表情がある。雨が降るごとに暖かくなっていく春、逆に、雨が降るごとに寒くなっていく秋。夕立の夏。霙雨の冬。ここに選曲した10曲も、様々な雨の表情がある。此処を覗いた貴方も、自分のレコード棚から探してみては如何でしょうか?雨の日に、ゆったりと聴いて過ごすのも悪くないです。(都)
「雨」をテーマに選曲をしようとしたときに、日本人アーティストの曲だけに絞ろうというのもすぐに決めました。「日本的」といわれるものには湿り気を帯びた空気感が含まれているように思うからです。梅雨時は個人的には好きで、雨降りによって諸々のものが洗い流されていくかのようにも思えます。そんな日本の気候が育んだ優れた曲を紹介しました。梅雨時のBGMの参考にしていただければ幸いです。今回一緒に選曲をした古橋さんは2ヶ月に一度発行のフリーペーパーを作っていて、僕がそれをレコード店で手に取った後に手紙を書いたのが縁で知り合いました。今回はWEBとフリーペーパー連動企画として(そんな大げさなものではないけど)、同じ記事がそれぞれに載ります。WEBの方では上記のようにコメントとジャケ写と関連リンクがつきますが、フリーペーパーの方には二人の雑談が載ります。よかったらフリーペーパーの方も併せて読んでみてください(潤)

"chacun cherche sa musique"  e-mail: chacun@gaea.ocn.ne.jp
ほぼ2ヶ月毎に発行のフリーペーパー。
配布店:バナナレコード(名駅・栄・栄本店・PARCO・四ッ谷),arch records,,BATHROOM,rail,canolfan,円盤屋(上前津),P-CAN FUDGE(今池),シネマテーク
LOGOS(名古屋パルコ内)

title:umbrella
artist:DJ雨雲
album title:the rain cloud show
label: SPOTLIGHT
year:2002
DJ雨雲、名前だけでテーマを軽くクリア。新しい傘を購入して“雨で濡らしてしまいたくない気持ち”と、“傘を差したい気持ち”が、曲の前半部分で感じられる。いざ傘を差して外を出てみれば、雨が傘にあたり、滑り落ちる音までも楽しくなる。雨の日だからこそ、外に出よう!(都)