あるよく晴れた夏の牧場にて

 

[後編]

 

 晩飯はシーナが説明していたとおり、バーベキューだった。

 材料はキャンプ場が準備してくれてあり、俺たちはそれを切って焼くだけでよかった。広くて細長い炭焼きの網を囲んで、ゼミ生たちは歓談している。俺は、ゼミ生たちが席を移動しているすきをねらい、何とかシーナの隣にたどりつくことができた。

「あ、本谷」

(「あ、本谷」じゃないだろー)

 午後中ずっと放ったらかしにしておいて。

 シーナはアルコールが入っているらしく、頬を薄く赤くして、にこにこと俺を見た。

 そういえばシーナとダイゴローと拾った日も、シーナ、酔っぱらってたっけ。シーナは酔うとどうもぼーっとしてしまうようだから、危なっかしい。

 シーナの前にある缶ビールをさりげなくウーロン茶の缶に取り替えつつ、午後から何をしていたのかを聞く。

「んー、橘さんと教授としゃべって、それからちょっと展望台まで行ってた」

「展望台?」

「ここからちょっと上に行くとあるんだよ。すっごい遠くまで見えて気持ちよかったよ」

 シーナのろれつがちょっとあやしい。かなり酔っぱらってるのかもしれない。

 それにしても展望台って。俺をひとりでおいて。

「橘さんってずっと安達先生のゼミにいたから、ここのキャンプ場にも何回も来てて、詳しいんだよ」

「え?シーナ、橘・・・さんと二人で展望台行ったのか?」

「そうだけど・・・?」

(くっそ〜、あの丸メガネっ)

 俺からシーナを引き離しただけでなく、シーナをそんなデートコースに連れていくだなんて!!

 俺の中で橘は完全に敵になった。

 そこへのうのうと橘がやってきた。ヤツはシーナを挟んで俺の反対側に座った。

「だいぶ酔ってるな、光流。ほどほどにしろよ、おまえ、弱いんだから」

「大丈夫ですよ」

「大丈夫に見えないからいってるんだろ」

 すっと橘の手がシーナの頬に触れる。

「かなり熱いな」

 いきなり目の前で二人の世界を展開されて、俺はむくれながらビールを飲んだ。

「きみは強いんだね」

「え?」

「酒だよ。未成年なのに。成人してる光流は全然なのにな」

 なんだかこいつのいうことはいちいち気に障る。

「仲いーんですね。二人。二回生と六回生なんて、なかなか出会う機会ないでしょう?どこで知り合ったんですか?」

(っていうか、国試で忙しいんだろ?六回生は。こんなとこで遊んでていいのかよ)

「初めて安達先生の研究室に行ったとき、先生がいなくって、たまたま橘さんがいて、先生の代わりにいろいろ教えてもらったんです」

「そうそう。あれ、ちょうど一年くらい前だったっけ?一回生のくせに教授のところに遊びに来る奴なんて珍しいなって思ったな」

「そうですか?」

「そうだよ。で、話してみて、これは見込みがありそうだって思ったから、いろんなところに引っ張り回したんだ」

「引っ張り回す?」

「講演会とか、研究会とか、あとこの前は学会の手伝いもさせてもらったし・・・」

 この前の学会というと、シーナが初めて俺の家に来るきっかけとなったものだ。橘がシーナを引きずり回しているのは腹が立つけど、こいつがシーナを学会にかり出さなければこんなふうにシーナと親しくなることは難しかったわけで・・・・・・なんだか複雑だ。

 そのままシーナと橘は俺の横で親しげに話し続け、俺はひとり蚊帳の外という感じだった。シーナは時折俺に話をふってくれるのだが、橘が知らないうちに話をもっていってしまう。

(こいつ、意図的じゃないか・・・?)

 どうも今日一日を見るかぎり、橘は俺とシーナの邪魔をしているような気がしてならない。

 二人が楽しげにしているのを聞いているのは癪だったけど、席を立って二人きりにするのも嫌だったので、やけ酒を飲みながらバーベキューが終わるまで妙な三角関係を続けていた。ふと気づくと、シーナはテーブルにうつぶして酔いつぶれてしまっていた。

「だから飲み過ぎだっていっただろ」

(っていうか、あんたが飲ませたんだろーがっ。あんたが!)

 わざとらしく介抱している橘の手から遮るように、シーナの背を軽く揺すった。

「シーナ、とりあえず部屋まで行こう。ちゃんとベッドで寝ろって」

「んー・・・・・・」

 なんとか目を開けたシーナを抱きかかえるように支えていると、橘が「手伝おうか?」と声をかけてきた。

(とんでもない)

「大丈夫です。慣れてますから!」

 「慣れてますから」をさりげなく強調しながら、シーナをバンガローまで運んだ。昼間の部屋割りで俺とシーナは同じ部屋になっていた。一晩限りの同居人は、あと二人。その二人はまだ部屋に帰ってきていなかった。

 シーナを抱えていて電気のスイッチが押せなかったので、真っ暗な中をなんとかベッドまで進んだ。どさっとベッドにシーナを寝かすと、シーナはそのまま寝入ってしまった。

「・・・珍しいよなー・・・」

 シーナがこんなふうに酔っぱらうのなんて、初めて見た。今まで二人で飲みに行ったときには、シーナはちゃんと自分のペースをキープして、酔っぱらいすぎないようにしてたのに。

(橘が飲ませたのかも)

 「飲み過ぎだよ」なんていいながら、シーナが飲むのを止めなかったんだし。

 それにしても橘ってヤツは何なんだろう。シーナに馴れ馴れしい。俺とシーナの邪魔をするし・・・

(もしかして、俺のお仲間、かな)

 シーナをめぐっての恋敵。シーナも俺も橘も、全員男だけど。

「ん・・・・・・・・・」

 小さくうめいて、シーナが寝返りを打った。

 白い首筋。アルコールで桜色に染まった頬と耳たぶ。メガネがかけっぱなしだったことに気づき、そっとメガネを外してやる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 長いまつげが窓から差し込むわずかな灯りに影を落としている。メガネを取ると、シーナの綺麗さがより際立った。

 無意識に、俺はシーナの頬に手を伸ばしていた。

 おそるおそる細いあごのラインにそっと触れる。シーナが起きる気配はない。

(綺麗だよな)

 万が一、橘がシーナのことを好きだとしても、納得がいくくらい。

 あごに触れさせた指をそのまま頬に移動させ、髪をさわり、そっとなでる。今までシーナのそばにいたけれど、こんなふうに彼に触れるのは初めてだった。

 だれもいない真っ暗なバンガロー。灯りは窓からの月明かりだけ。

(頼むから、起きるなよ・・・)

 そう祈りつつ、そっと、そっと、唇をシーナの唇に近づけた。

「――――――――――――――――――」

 初めて触れたシーナの唇は、予想以上に柔らかく、心地よかった。

 最初はおそるおそる触れるだけ。そしてシーナが起きないをの確認しながら、少しずつ口づけを深くしていった。シーナの唇を柔らかく噛み、わずかにあいた唇のすき間に舌を割り込ませる。

「・・・ん・・・・・・・・・?・・・・・・」

「――――――――!!」

 シーナが小さくうめいた。

(やばっ)

 がばっとシーナから離れた瞬間、シーナがゆるゆると目を開けた。

(気づかれたかな・・・・・・)

 ついつい調子に乗ってキスしてしまった。口をふさがれたら息ができなくって目を覚ますのは当たり前なのに。

「本谷・・・・・・・・・?」

 ごしごしと目をこすりながらシーナがこちらを見上げた。俺は顔がかーっと熱くなって思わず視線をそらした。

「何時・・・・・・?オレ、いつのまに寝ちゃったんだろ・・・・・・・・・?」

「覚えてないのか?」

「・・・なに?」

「・・・・・・・・・覚えてないならいいよ」

 きょとんとしたシーナは、本当に気づいていないようだった。

(よかった・・・)

「バーベキュー場で酔っぱらってたから、ここまで連れてきたんだけど。シーナ、ちゃんと自分で歩いてきたんだよ?」

「え・・・・・・そうなんだ・・・・・・全然覚えてない・・・・・・ごめん・・・・・・・・・」

 アルコールとは別に、シーナは頬を赤くした。

「飲み過ぎだね、オレ・・・・・・」

「シーナがあんなに酔っぱらうのなんて初めて見た」

「ごめん・・・・・・・・・・・・」

 シーナはベッドの上に起きあがり、しゅんとしてしまった。

「いーよいーよ別に。暴れたりからんだりするんだったらたち悪いけど、シーナは寝るだけだったから、かわいいもんだって」

 はい、とミネラルウォーターのペットボトルを渡すと、シーナは大人しく水を飲んだ。

「また寝る?」

「いいよ。酔いさめちゃった。もう大丈夫」

 さっきはずして枕元においておいたメガネをかけながら、シーナはにこっと笑った。

「ねぇ本谷。よかったらちょっとだけ、散歩、付き合わない?」

 

 

 さっきまであんなに酔っぱらってただなんて信じられないくらいしっかりとした足取りで、シーナは山道を登っていく。懐中電灯で足下を照らしながら、背の高い木々の間を抜けて、俺とシーナは山の上の方へ向かっていた。舗装されていない土のままの道なので、ときどき足を取られて転びそうになる。もしもシーナが転んだときに受け止められるように、シーナの後ろを歩いていたのだけど、先に俺のほうが転んでしまいそうだった。

 なんてことを思っているうちに、目的地に到着した。

「うわ・・・」

 そこは高台の展望台だった。

 目の前の低い柵の向こうには、視界を遮るものは何もなく、ただ真っ黒な闇が続いている。所々にぽつぽつとある灯りは、さっきまで自分たちがいたバンガローのものだろう。地平線のあたりにある灯りは、神戸の街だろうか。そして空を見上げれば、今まで見たことないくらいの数の星。そのひとつひとつも、嘘のように大きい。星が本当に星形に光ってるだなんて知らなかった。

「綺麗だなー・・・!」

 知らず知らずにつぶやいていた。

 その言葉を聞いて、シーナが嬉しそうに微笑んだ。

「だろ?昼に橘さんに教えてもらって、絶対本谷に見せたいって思ってたんだ。本谷、大学くるまでずっと東京だったって言ってたから、星・・・見せたくって」

 なんてかわいいこと言ってくれるんだろう。

「ありがと。すごい綺麗。感動」

 そう言うと、シーナは照れて目を伏せた。

(ざまぁみろ、橘)

 あんたがシーナとここにいたとき、シーナは俺のことを考えてたんだぞ。

 勝手にライバル視をしている橘に心の中で中指をたてつつ、星を見上げる。

「・・・キャンプ、来てよかった」

 昼間はシーナにかまってもらえなくってすねたけど、こんな綺麗な星の下で二人きりでいられたから、そんなさみしさも吹っ飛んでしまった。

 それに、初めてシーナにキスもできたし。

(据え膳だったけど)

 そして、きっと最初で最後のキスだろうけど。

 シーナの側で友達面しているためには、誰にもこの気持ちを知られるわけにはいけない。だけど、一度シーナの感触を知ってしまったために、自分の中の狼が簡単にオリを越えて出てきてしまいそうな気がする。

(自制心みがこ)

 うしっと気合いを入れて、地面に寝ころぶ。

「本谷?」

「星がキレーだから」

「うん」

 よいしょ、とシーナも俺と並んで地面に寝ころんだ。

 しっとりとした土と草の感触。

 満天の星の、いまにも降ってきそうな圧迫感。

 横に転がったシーナの静かな呼吸の音。

「・・・すごいね」

 つぶやきのようなシーナの声。

「世界中、誰もいなくなったみたいだ」

(そうだったらいいのに)

 そうしたら、堂々とシーナが好きだって言って、抱きしめるのに。

 今は逆に、こんな絶好のシュチュエーションが恨めしい。理性とリビドーの攻防戦がすさまじくって、たまらない。

(世間体が捨てられないんだよな)

 シーナと俺が男同士だから、シーナに好きだといえない。周囲からホモだって後ろ指さされるのもうっとうしい。自分自身のシーナが好きだという気持ちは素直に受け止められたけど、シーナに受け入れてもらえるとは思えないし、否定されるのが怖い。だから、一歩が踏み出せない。

(シーナの唇、気持ちよかったな)

 正直に言って、男の身体に欲情できるかどうかわからなかったのだけど、さっきのキスで十分よくわかった。オールオッケー。あの時シーナが目を覚まさなかったら、首筋にも、もしかしたら服の下に隠された部分にも、唇を這わせていただろう。

(下半身も反応してたしなー)

 抱きたい。抱きたい。抱きたい。

 せめて、もう一度、キスだけでも。

 本能の叫びに、いつか負けてしまいそうで怖い。

「・・・そろそろ帰ろうか?」

 時計を見たら、日付が変わっていた。たぶんまだ下界のバンガローでは酒盛りや語り合いが続いているだろうけど、そろそろ戻らないと、理性が負けそうだった。

「・・・・・・そうだね、帰ろっか」

 星明かりの中で微笑むシーナの顔、たぶん俺は一生忘れない、と思った。

 

 

 

 翌朝、みんな夜更かしをしていたというのに、朝食の時間は7時だった。

(せめてあと一時間遅かったらマシなのになー)

 ふぁぁ、とあくびをしながら、朝食のサンドイッチを口に押し込む。あまり食欲はないけれど、今日一日の燃料、と義務的に口を動かす。横ではやっぱり眠そうなシーナがコーヒーを飲んで顔をしかめている。

「にがい?」

「ん・・・っていうか、オレ、ブラックのコーヒーって苦手で・・・・・・」

 言いながらシーナはきょろきょろと辺りを見回し、牛乳を見つけて手を伸ばした。

「こういうところの牛乳っておいしいんだろうね」

 言いながらコーヒーに牛乳をそそいで、スプーンでかき混ぜる。真っ黒だったコーヒーは、すっかりミルクティのような色に変わった。

「うん、これでOK」

 ちょっと味見をして、いたずらっこのような顔でシーナは笑った。つられて俺まで笑ってしまう。

 朝食後はキャンプ場の隣の牧場で牛の乳搾り体験というのをした。

 牛に触るのは生まれて始めてで、びくびくしているのがばれて、シーナが笑っていた。ダイゴローみたいな小さな生き物はいいけど、自分よりも大きな動物っていうのはちょっとオソロシイ。

 シーナは動物が本当に好きらしく、牛の他にも山羊やラマがいると聞いて、嬉々として遊びにいってしまった。取り残された俺は、牧場の隅っこのほうにあったベンチで、ぼーっとどこまでも続く草原を眺めていた。そのとき。

「本谷くん?」

 背後から、天敵の声がした。思わず顔がひきつってしまう。

(なんでこいつが俺のとこにくるんだよっ)

 シーナのところに行くならまだしも。いや、俺のいないところでシーナと会われるのも嫌だけど。

 振り向くと、やはりそこには橘が口元に笑みを浮かべて立っていた。

「橘・・・さん?」

 ヤツは俺に流し目で笑うと、俺の隣りに座った。

(くぁ〜鳥肌っ)

「・・・どうしたんですか?なにか?」

「いや―――――ね・・・」

(なにもったいぶってんだよ)

 こいつに対しては、どうも態度が悪くなってしまう。

「ゆうべ・・・光流とどこか行ってたのか?」

(あんたには関係ないだろーが)

「展望台、ですけど。バンガローの上の方の」

「そうか・・・・・・・・・・・・」

 そのまま、沈黙。

(なんなんだ、こいつ?)

 ちらり、と隣を見ると、ヤツの口元の笑みが消えていた。

「一度・・・きみと話したいと思っていたんだ。だから、光流をキャンプに誘った。友達をひとり連れてこいっていったら、たぶんきみを連れてくるだろうと思ってね」

 ということは、シーナに電話をしてきた先輩っていうのは、こいつだったのか。

「・・・あなたの思惑通りだったってわけですね」

「・・・・・・・・・まぁそうだね」

(何が「まぁそうだね」だっ)

 こいつは言動が妙に気障でむかむかする。

「それで、話ってなんですか?」

「率直に言うと・・・・・・本谷くん、きみは光流のことをどう思ってる?」

「――――――――は?」

 一瞬、頭の中が真っ白になった。

「・・・・・・どういう意味で、ですか・・・・・・・・・?」

「特別に好きか・・・・・・つまり、恋愛感情を持っているかどうかってこと」

 どくんっと心臓がはねた。

 自分の内をのぞかれたような気がして、反射的に「まさか!」と答えていた。

「そうか」

 橘はふっと笑って俺のほうを見た。

「なら、大丈夫だな。俺が光流をもらっても」

「―――――――――・・・・・・!?」

 なんで?なんでそうなるんだ?

 理性もリビドーも何もかもが阿波踊り状態の俺の動揺を知ってか知らずか、天敵は不敵な笑みを浮かべた。

「光流がきみのこと好きっぽいから、両想いならあきらめてやろうかと思ってたんだが。いらない心配だったみたいだな。きみがそういうことなら安心して攻められるよ」

(え―――――――――!?)

 なんだそれ!?

 シーナが俺のことを好き?それは友達として?人間として?――――――違う。違う違う違う!いま肝心なのはなんでおまえが「攻める」のかってことだ!!

 しかし、俺が問題を整理整頓して現実に戻ってきたときには、天敵は俺に背を向けて歩き出していた。それを呼び止めることもできず、俺はただヤツの背中を見送った。

(今、矢があったら絶対あいつに向かって射ってやる)

 あいつは要するにシーナが好きで、狙ってるってわけだ。だけどシーナが俺と仲がいいから、シーナが俺のことを好きだって疑って、俺に確認しに来た。

(そんなに簡単だったら俺もここまで悩まねーよ!)

 自分が好きだから、相手も好きだなんて。

 自分が男同士の恋愛OKでも、相手までそうだとは限らないのに。

 ―――――でも、堂々とシーナが好きだといえるあいつを、ほんの少しだけうらやましくも思った。俺は、あいつに「シーナに恋愛感情があるか」と聞かれて、嘘を答えたから。

(やっと、昨日のあいつの動きが理解できた)

 あれは俺とシーナの邪魔をしていたのだ。確実に。

(くっそー、あの丸メガネ野郎っ)

 男同士を怖がっていて、あんなヤツにシーナを奪われでもしたらたまらない。とはいえ、まだまだシーナに気持ちを伝える勇気はないけれど。

(邪魔してやる)

 あいつをシーナに近づかせるもんか。

 絶対絶対邪魔してやる!!

 晴れた夏の牧場での思いがけないライバル出現に、俺の理性とリビドーは、初めて意見の一致を見た。

 

 

 

 そして、その戦いは、舞台を大学へと移す。

 その話はまたいずれ。

 

 

 

モドル