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いまどきの子供達について、、、



私もかつていまどきの子供でした。 今は立派ないまどきの中年になりました。
全くいまどきの子供は礼儀をしらなくて生意気で、、、みたいなことを私は言うつもりはありません。
多分このてのいまどきの子供批判は太古の昔よりあって、22世紀になったって延々と語られるに違いありません。
私がこの10年間主に小学生中学生の子供にピアノを教えていて、感じたことは今の子供は凄い!!!

どう凄いかというと、まず音感それもリズム感がいい。私が以前講師をしていた楽器店の教室では3拍子を感知出来ない子というのが、必ず何人かいてそれはそれは苦労をし、苦労の甲斐あってやっとワルツを弾けるようになったか、というとやっぱり弾けないで、4分の3拍子も8分の6拍子もすべて2拍子か4拍子にして弾くのです。その当時は日本人は3拍子系が苦手だというのは本当のことなんだ。と納得したものですが、今この手の子供というものにはお目に掛かりません。それはやはり3拍子の苦手な子嫌いな子というのはいますが、3拍子を強引に4拍子にしてしまうことなんかありませんし、弾いていくうちに、メヌエットはメヌエットらしい3拍子に、ワルツはワルツらしい3拍子になっていきます。
もしかしてこの地球上から3拍子の曲が弾けない子というのは、天然痘のように撲滅してしまったのではないか?と思うくらいです。

それに音に対する感覚がとてもいい。うちのピアノが狂いはじめたのに気が付くのいは私より生徒達の方です。デジタルピアノとの音が合わない。というのです。調性感に対するイメージトレーニングなんてやる必要ないんじゃないか?と思うくらい調性というものに対する理解も早いです。シャープ系は明るい感じフラット系は優雅な感じなんて私が説明する前から、G-Majorは明るいメリーさんのひつじF-Majorはきれいな感じC-Majorが一番ありふれたメリーさんのひつじ、、というような感じでメリーさんのひつじの移調奏をしたあと感想を聞く前からちゃんと答えを出してくれちゃいます。
また別のレッスンでは小学校にあがったばかり位の子にそろそろ移調奏の説明をしようかと考えていたところで、「先生ファからでもソからでもチュウリップが弾けるよ」と言ってちゃんと移調して弾いてくれるのです。

昭和も終わり頃から平成にかけて生まれた子供達というのは、すでに胎生期からの音楽的環境がそれ以前の人類とは全くかけ離れているのではないか?胎生期や、乳児期の環境というのは本当にバカにできないんじゃないか?私はあんまりこのうんと小さい頃の環境が後の人間形成に及ぼす影響みたいな話しをアテにしないのですが、やっぱりなんかあるんじゃないかって気はします。この時期生まれの子達は普通お母さんのお腹に中にいた時期から音楽を聴くということをしてました。考えてみればこれはとても贅沢なことです。ステレオが高価なものだった時代では、お金持ちかおたくの親を持つかしなかったら、こんなことは出来なかったのです。自分専用のCDプレーヤーやウォークマンを持っている子だって少し大きい子では普通です。

以前のピアノレッスンに比べると最近は、生徒のお行儀が悪いとか、音楽に取り組む姿勢に真剣さが欠けているとか、、、、私はこういうことはあんまり言いたくありません。そして生徒達にお説教をする気にもならないのです。要するに口が利けるようになる以前から世の中には優れた音楽家がいっぱいいるのを知っている世代が、ピアノブームの頃のようにピアノレッスンをありがたがる筈ないじゃないか。っていう気がするのと、今の世の中面白いお稽古事が溢れていて、当然多くの子はお稽古事のかけもちをしている訳です。本人も親御さんもピアノに関する興味熱意が以前より薄まっていてもしかたないんじゃないか。本当に、本当にちょっと前まではピアノを持つって凄いことでした。私も随分羨ましがられたしピアノを弾かせてもらいたくて私とお友達になりたがった子だっていたんじゃないかと思います。でも今はデジタルピアノがスーパーの安売りで売っています。時代は動いています。今のピアノレッスンを受けている子達が昭和30年代や40年代と一緒な筈ありません。

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