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ピアノの先生になりたい人のために


わたしはときどきピアノの先生にはどうしたらなれるのですか?というご質問のメールいただくことあるのです。どうしたらなれのでしょう?と質問されて年に2回やってる音楽教室開業資格試験を受験して合格しなきゃなれません。以下が受験案内の公式サイトです。健闘を祈ります。と答えられりゃ簡単ですけれど、ピアノ教室を開業するための公的資格というものは特別にありません。
最初に誤解恐れず言っちゃえば街のピアノの先生。つまり自分のうちでピアノ教室を開業するのに資格は要りません。誰でもなれます。更に言えば開業するために役所その他に届け出る義務もありません。利益がでれば確定申告の義務は生じてくるんでしょうけれど、個人事業の届出を税務署にする必要もありません。(どういうわけかわたしはしているけれど。)
わたし音楽教室やってます。と言って「資格持ってるんですか?」とか「お免状持ってるんでしょう?」とか言われましたけれど、法的にはなんの資格も必要ないしピアノは家元制度があるわけじゃないのでお花やお茶の先生が玄関前なんかによく掲げてるなんとか流免許皆伝みたいな板切れ発行する元締めがあるわけでもありません。頼めば後援してくれる楽器店で宣伝用のプレートつくってくれますが、あれは自分で看板屋に行って制作依頼して掲げといてもおそらく誰も文句は言いません。(ただしその手の看板は許可制の住居、家の外観についての取り決めのある町会等についてはその限りとはいえません。またピアノ教室生徒大募集!のプレート力の限り目立つ場所に掲げても生徒が集まる可能性についてはなんとも言えませんが、確定申告しないでいると税務署がやってくる可能性はかなり高い確率になりますのでご了承下さい。)
しかしここでピアノの先生て誰でもなれるのよ。だから面倒なこと考えないでピアノに先生やりたい人は今すぐにでも始めましょう。早い者勝ちよ。とはいえないんですね。つまりそれは公的資格は特になく、届出の義務もないということを意味していて、やはり月謝もらってピアノを教えるためには音楽大学及びそれに準じる大学教育機関、及びそれに準じる高等教育機関を卒業もしくは在籍中の者、もしくは同等の実力のある者。が指導にあたるというのが妥当なセンです。
ナニ相手は素人!?なんだからちょっとピアノ弾ければいいんじゃないの?どーにかなるわよ。という甘い考えは30年も40年も昔ならいざ知らず今は通用しません。なんで通用しなくなったかというとその頃はピアノの先生というものが大変珍しい職業でした。ピアノ持ってるピアノ習えたというのは凄いことだったのです。そんな事情に加え昭和30年代からピアノブームがおこりピアノの先生業は完璧に人手不足状態に陥ったのです。幼稚園教諭や保育士(当時は保母と言っていた。)小学校教諭だった人はちょっとはピアノ弾けます。こういった人たちにまでピアノを教えて欲しいという要望があと絶たず、何10人もの空き待ち状態という教室も珍しくなかったのです。それ以前はピアノレッスンというのはあんまり一般的なものじゃなかったらしいのです。(この時代考証についてはわたしがまるきり存在していなかったので上の世代からきいた話です。)そしてピアノブームの頃の子供は先生になり今やピアノの先生は供給過剰状態なのです。更に近頃の生徒は40年前に比べ格段に進歩遂げてます。うちのピアノの先生どーもあやしいんでないの?!ということはたちまちのうちに見破ります。実力なくして開業してもすぐに行き詰まります。
ではここからピアノ教室開業のための具体的検証。
その1.
音楽大学入学を目指す。どうしても将来はピアノの先生!将来性なんかなくたって不安定だってかまわない。ピアノ先生が天職だと思う。という方にお薦め。現在ピアノの先生は女性の花形職業から不安定で絶対多数の方がそれだけじゃやってけない職業にランクダウンいたしましたので、音大ピアノ科もかつてのような賑わいはなく、どっちかというと音大側が受験希望者を探してる状態というウワサさえある昨今。滅茶苦茶難しいことはありませんが、とはいえ実技重視、専門知識ないと入れませんのでピアノの稽古に励み、めがける音大の入試情報を集めましょう。なお音楽大学というところはお金かかるとこですのでそのへんの配慮も忘れてはなりません。
その2.
教育学部の音楽科目指す。わたし的には1番よくわからない世界です。学校の先生になりたいと思ったことはぜーんぜんありませんので、全く教育学部には興味持ったもったことないのです。ですが学校の先生になる人養成しているとこなのですから音大よりこっちのほうが教えることのプロなような気もします。入試についてもよくわかりません。ただひとつ言える事は教育学部出身で学校で教えたことのある人というのは生徒の保護者の方との付き合い方が圧倒的に(わたしより)上手です。
その3.
大学じゃない音楽学校目指す。これについてもよくわかりません。なんでよくわからないかというと以前は大学ではなかった学校が今ではちゃんと音楽大学に昇格しているのです。したがって今現在音楽大学じゃない音楽学校というのがどこにあってどんなことしているのかいまひとつ把握出来ないでいるのです。というか音大じゃない音楽学校というのは指導するものが膨大なジャンルに渡っていてどこをどう探索していいかわからないのです。
その4.
専門の教育機関出身じゃないけれど教える。音大出てないピアニストだっています。美大出てない画家だっています。それじたいは問題ないとしてもかえって演奏会開くよりやっかいなのは人相手に長期に渡って指導するんですから、指導実績がない人はなにかしらの実力証明が欲しいところですよね。コンクール入賞歴があったり、演奏活動実績があればそれを学歴代わりにしちゃえばいいですけれど。音大出たやつより私のほうがピアノは上手なのよ。と言ってまわるのもヘンな話ですので、ヤマハあたりで実施しているプロレベルのグレード試験を受ける。そして合格するというテ。楽器店講師になるには有利な気がします。
以上がピアノ教室開業にあたっての実力について。更に具体的検証は明日以降いたします。


(2004年5月7日)
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