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ピアノのお稽古ってどんな事するの?Part.T
ピアノのお稽古始めましょう
今あなたがここで、お子さんもしくはご自分もしくは友人がピアノのレッスンを受けようかどうか考えていた場合。レッスン費用、ピアノの先生の所在地くらいまでは比較的簡単に情報を集められるんじゃないかと思います。
でも!ピアノのレッスンて具体的にどんなことをやるのか?学校の音楽の授業なんかとはきっと違うんだろうから、そのインフォメーションを!という人もいると思います。ナニ、ゴマンといるピアノ習っている子に聞きゃいいじゃないかとも思いますが、これってイヤですよね。え〜オバさん(もしくはオジさん)そんなことも知らないの〜、とか言いそうですもの、ひっぱたいてやりたくなりますが、他人の子のこのテ憎まれ口にいい大人が手を上げるわけにもいきませんし。
ピアノのお稽古はだいだいこんな感じ
実はオーソドックスなピアノレッスンというものは、リサイタルしてるピアニストのも先週から始めた人も根本的にはそう変わりません。先生からもらった課題曲または自分で選んだ曲を次のレッスンまでに自分ちでおさらいし、レッスンで練習の成果を先生にみてもらいます。先生から注意を受けてレッスンし大体仕上がればその曲はあがりにして、また新しい曲を次までにおさらいし、まだ出来ていない場合は注意点に気をつけながらまた次のレッスンまで練習します。
これが何年も習っている生徒だと課題曲をもらうだけで全部譜読みの作業は自分でやってきます。まだ譜読みがよく出来てない小さい子や、初心者の場合一緒に先生が新しい曲の譜読みをしたり、何度か弾いてくれたりしてある程度押さえてから、家でおさらいします。
普通は1対1の個人レッスンですが、最近はグループでレッスンしている先生もいます。また個人レッスンとグループレッスンを組み合わせる、というような方式もあるのですが、この場合レッスン方法がかわってきてしまうので、ここでは個人レッスンについて話をすすめます。
レッスンする時間は生徒さんの技能、先生のレッスンの進め方や教室の事情などで様々ですが、20分から1時間位。余程大きな曲を沢山レッスンする場合で2時間位、がめやすかと思います。
またおっきな看板だしてるカルチャーセンターやヤマハ、カワイその他のお教室なんかはこの生徒の時間は何時何分から何時何分まで、ときちんと決めて管理していますが、自宅でレッスンしている先生になるとやはり時間を決めてその時間内でレッスンする先生もいれば、そのレッスン日の課題のけりがつくまで、早く終わることもあれば、時間がかかることもあるというようなやり方をしている先生もいるので、こんな点は最初に確かめた方が良いでしょう。
レッスン時間
私が時々受ける質問で、1週間に1回30分位のレッスンで大丈夫なんですか?というのがあるのですが、ここが実はピアノのお稽古の厄介なところで、ただ通ってくるだけじゃピアノは上手にはなりません。うちに帰って先生から受けた注意をよく思い出しながら、正しく綺麗に弾けるように毎日おさらいし、また、その週の課題の曲があがったならば、新しくもらった曲の譜を読んで弾けるようになるまで練習します。そして次のレッスンでまた先生にみてもらって注意を受けます。
ソーなのです。これが、ピアノのレッスンが皆様に嫌われるところで、なにもピアノだけじゃない楽器のお稽古は大抵自分で練習しなきゃ上達しないのですが、水泳教室ではうちで毎日泳ぎなさいなんていわれない。バレエ教室だって他のことは大変でも、普通はうちでやることなんてレオタードの洗濯とタイツの破れ目かがりくらい、熱心な生徒でも基本ポジションを練習するか柔軟体操する位。うちで白鳥の湖踊って来なさいなんていわれません。(バレエは私も習ったことありますが、うちで振り付けをさらいなさいとはいわれませんでした。)お習字だってまさか、先生からもらったお手本を毎日100回書きなさい。なんて言われない。英語の塾なんかでも毎日単語を50づつ覚えなさいなんて、小学生や初心者に言うんでしょうか????それに学校の部活にしても、地域のスポーツクラブにしても多くの種目は練習するってことは全部コミでやってくれて、自主練習ってのはよっぽど根性ある人か、お休みの時くらいで、コーチ練習丸ごと引きうけてくれちゃっているみたいだし。
つまり、おうちでしなきゃならないお仕事をごそっと持って来るっていうシチュエーションより、週に2日3日纏めて何時間かお教室で勉強してくれる方がずっと気が楽ってところあると思うんですよね。ただ、ピアノのお稽古を含めて楽器のお稽古のいい点っていうのは、一緒に習っている人との優劣進み具合をほとんど意識しなくってすむことと、他の人とかかわりなくレッスンを進められることです。
練習時間
ではどれくらい練習したらいいのか、どんなふうに練習したらいいのか、といいますと、模範的な答えはまだ慣れていない初心者や小学校に入ったばかり位の子供で最低10分はピアノの練習をする習慣をつけましょう。習っている曲を毎日5回は弾いてくるようにすればよいでしょう。そして、テキストの本と副教材の曲をもらうようになったら30分から45分くらいは練習して、週の前半は譜読みを後半は何度も弾いて音楽的にも考えるようにしてレッスンに持っていきましょう。
こんなあたりが、先生側の練習に対する希望なのですが、そんなには普通うまくいかないから困るのです。おうちで親御さんか、それに代わる保護者の方がしっかりと管理してくれるご家庭ですと、1週間おさらいして先生んとこでレッスンして◎貰ってまた次の曲をおさらいする。というパターンが定着しピアノの上達には日々の精進に勝るものなく、間違いなく名曲を弾けるようになる日が来るのですが、今の親は忙しい。子供だって忙しいのでしょうが、親の方も負けずに忙しい。
子供の中には、誰にやいのやいの言われなくても、ピアノを習い始めたその日から、学校から帰ってきたらまず、手を洗ってうがいをしてピアノを練習してから、遊びに行く。というような、学習しなくても、自己管理が出来るというタイプの子。そして、兎に角ピアノを弾くということが、根っから好きでたまらない子。もうピアノ弾くのはやめなさい。といわれてやっと本日のおさらいを終わらせるというタイプの子。この2タイプの子供だと親も先生も苦労しないのですが、残念というか、当たり前というか、このどちらかに当てはまるような子というのは滅多にいません。
ちょっとやそっとしっかりした子でも、親が捕まえて練習させなきゃあとでやろうと思ってるうちに夜になちゃうし、ピアノを弾くのは大好きでも根気良くさらうのは、大抵誰でも嫌いで、真面目にピアノを練習しいると思ったら、練習しているのは先生からもらった曲ではなくて、学校で歌っている曲やお気に入りのアニメ主題歌だったりして。
このピアノを練習する時間をみつける。毎日一定量練習するというのは実は一番難しいところなのです。人間の生活なんて気を許せば時間は何時の間にか流れて行ってしまいます。1週間は長いようで短く、ちゃんと練習しようと心に決めても2日や3日は練習しないまますぐにたつ。レッスン前の何日か慌てて練習しようとしたけれど、漢字のテストがピアノのレッスン日にありますよ。と学校の先生が言った。ママに「ピアノの練習と漢字の勉強どっちが大事」と聞いたらママは漢字勉強しなさい。と言った。だから練習できなかったの。こんな言い訳を聞くと私も若いころは随分ハラ立ちました。でも今はというと、、、ゼンゼン腹立ちません。練習する気があるだけ立派だし、絶対多数の家庭ではピアノより学校の勉強を優先させるのは当然です。
なにも子供じゃなくったってこの時間を自分で管理するというのは、難しいことです。大人の生徒さんでも音大の学生でも大変です。さあ練習しようと思って意気込んでみたものの、面白いテレビ番組があったのでつい最後まで観ちゃった。とか、午後いっぱい心おきなくピアノを弾こうと思ったけど眠くなって、寝ちゃって目が醒めたらもう夕方で、夕食後に練習しようと思ったら、弟が明日大事な試験があるからお姉ちゃんピアノ弾かないでと言われて、あとあと恨まれるのはいやだから結局1日練習しなかった。とか、世の中あらゆる誘惑と妨害が待ち構えているのです。
レッスン時間うちの場合
私の教室ではレッスン時間は1時間をみてもらいます。初心者子供でも1時間というのは長めなのですが、私も最初は30分に設定してレッスンして長い曲を沢山みるようになったら、段々時間も長くなっていくというようにしていたのです。それが何故、倍もの時間みるようになったかというと、今でも本当に習いはじめの子で15分から20分、少し進んだところで30分で通常のピアノレッスンは終わります。それじゃそんなに長い時間なにやってんのよ。というと!うちでお稽古して気づいたのは、自分ちで教えてると邪魔しに来るヤツがやたらいるってことです。ピンポンして「え〜この近所の☆○さんちで、工事しますもんで」とか「奥さん新聞××新聞に替えない」とか「今日うちのお父さんが、お魚つって来て、これはおすそわけですわ。」などいろんな方々が来てくれちゃいます。私もインターフォンで「只今レッスン中です。後にして下さい」とか言って追っ払えばグダグダ長引くこともなかったのでしょうが、私は根は結構偏屈で気難しいのですが、ミョ〜に愛嬌のある人でつい「あらあらそーですの」とか言ってニコニコしてしまう。それにテキは外ばかりでなく内にもいて、「お母さん■ちゃんがころんで怪我した」とか「お母さん縄跳び知らない」とか、何かにつけ邪魔しにくるヤツには不自由しません。
この問題の対策として人によっては、インターフォンに貼り紙してレッスン中につきご用の方は何時以降お願いします。と書く。電話は出ない。子供にはレッスン中余程のことがない限り声をかけないようにしつける。それで解決する筈なのですが、わたしはこの方法はとらず、ロスタイムもみこして長めに時間を設定したのです。それに加え、音符カードを使ってのレッスンをしていると中には、音部記号、♯ ♭を分ける作業を始めると、お母さんが迎えにきていても熱中してしまいまでやらないと気が済まない子がいたり、弾いてみたい希望曲を生徒と一緒に編曲したりしていると、1時間くらいたってしまうのです。
練習時間対策うちの場合
生徒が練習して来ない!ピアノって練習していかないと先生に怒られるから嫌い!
両者とも大きな問題がこの練習です。先生側にしてみれば、音大時代はんぱなおさらいくらいじゃ弾けないような課題曲を抱え、多少のことじゃ絶対誉めてくれない音大の先生に師事してきて、こんな1日に10分もさらえば弾ける曲なのになんでやってこられないのよ。と言いたいところだし、生徒の方にしたって予習復習の必要な種目だって、何人か一緒ならあらぬ方ばっか向いて出来るだけ指名されないようにしてりゃすんじゃうのに、ピアノは個人対個人だから、運を天にまかせるわけにもいかないし、ホントいまいましい習い事だ。と考えているに違いない。
このいかに練習させるか、練習時間を自己管理できるか、という問題は残念ながらコレという特効薬は無いみたいです。
教える方にしてみれば、対策としては一番古典的な方法はうんと叱ることです。生徒は叱られるの怖さに必死に練習して来るという対策法で以前はハバを利かせた指導法で、当然専門家を養成する場合は「練習できないならやめなさい。」で済むことです。
かつては、大抵の先生はこの方法で生徒たちを練習させたのです。私だって年端のゆかぬチビな子供のころから、練習が足りないと言われ続けました。私は4歳や5歳で30分以上もの練習を毎日させられていました。それでも練習不足を指摘されました。私の知っている人はやはり小さいころついた先生は凄く怖くて練習して来ないと後ろを向いて口きかなくなる!というのです。よく続けたわね。と言うと、怖さに慣れるのよ。との答えでした。
今でもこの方法は結構有効ならしく、採用している先生もいるようです。
他の対策としては、1週間の間何度か生徒に電話しておさらいの進み具合を確かめる。という方法もあるらしいのですが、私は個人的にはこのやり方を採っている人を知りません。双方事情が許せば良い方法かもしれません。生徒にしても全然やる気ないわけではないのですから、(大抵の場合)そこまで先生がフォロー出来ればなかなかなもんじゃないかって気がします。
そしてうちの場合、練習しないならしないで出来る範囲でレッスンしちゃう。与えたテキストの曲は練習を全然していなくても、レッスンはする。課題曲以外の曲で、弾けるようになった曲があれば、それもレッスンする。
そして私がやってみたのは、弾きたい曲を弾かせるということです。当然生徒が弾きたい曲というのはとてつもなく難しい曲で、こんなの無理よもっと上手になってからにしなさい。といってやりたいような無理難題でも、弾き易い調に移調したり、主題部分だけに編曲したり、うんと簡単な伴奏にしたり、メロディじたいも弾き易くしたり、それでも出来なきゃなんとかカッコだけ右手だけ弾かせたり。
練習させるという問題に限っては、これは効果はありました。やる気がありゃみんな凄い集中力をだすのです。ただ、テキストの課題曲までついでにさらってきてはくれません。困ったことに「エリーゼの為に」とか「乙女の祈り」のような、やる気だしてさらいたくなるような人気曲のオリジナルまでたどりつくのは長い長い道のりなのです。
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