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ピアノを習う目的は何か?


ピアノを習う本来の目的というのは実は単純なことなのです。ピアノを習う最終目的それはピアノのために作曲された名曲の数々を弾けるようになることです。
でも!レッスンを受ける目標として、音楽を好きになって欲しい。とか、ピアノを人前で弾くため頑張る!とか、楽しくレッスンしましょう。あたりをレッスン目標に掲げるお教室は多い。
それは何故か?これは指導力不足をごまかす為でもなんでもなく、人類の文化遺産とでも言うべき、ピアノのために作曲された名曲を演奏出来る事をマトモに目的にしてしまったら、9割から9割7分方の生徒が落ちこぼれてしまうからです。
したがって、目的自体を到達しやすい事柄に修正せざるおえません。
まず、なんでそんなにも大多数の生徒が、ショパンのエチュード、ベートーヴェンのソナタ、バッハの平均率あたりまで到達できないかというと、ここまで弾けるようになる為には、親に天才に生んでもらうか(私も親が天才に生んでくれなかったので苦労しました。)悪魔に知り合いがいないかぎり(悪魔に知り合いがいれば、魂と引き換えに天才的才能が貰える。)余程、他を犠牲にして練習して5年、学業や友達づきあいに支障のないくらいの練習だったら10年近くかかってしまうのです。
普通それだけの期間ひとつの習い事を続けるというのは大変なことで様々な事情から中断せざるおえないことも多く、レッスンを受けることだけなんとか続けても、タマにしか練習できない状態では、名曲、大曲が弾ける日は自動的に先送り、先送りになってしまいます。

ピアノを習う目的 うちの場合


私は過去入会を希望される方に対して、うちの方針はこうなので私の考えに従ってください。のような申し渡しは私はしません。私はこのトシになっても人間が軽くて、著しく威厳に欠けその上人に説教するのが嫌いなので、人間教育とかその類いのことはとてもじゃないけど出来ないし、保護者の方達に向かってうちの方針がこうだからあーせい、こーせいとも性格的に言えないのです。
それですからピアノを習うのにピアノの上達はたいして期待しなくても、エレガントな奥床しい躾を期待していただいても、私みたいな人につけばそれは大抵期待はずれに終わりますから、ピアノの先生は慎重に選びましょう。
私は今のところ全部個人レッスンでやっているので、目的意識は個人個人にあわせて、それもその時々変化してるみたいで、最初にエラそなこといったわりにはいい加減で大変申し訳ないのですが、これだけははっきりいえるのは、大人の生徒と子供の生徒は方針が違い、また男の子と女の子ではこれまた接し方は一緒ではありません。
これというのも、大人の方はなんで自分はピアノを習いたいのか、習う目的は何かは本人に聞けばすむことなのです。その考えに添ってレッスンしていけばいいのです。なんとなく文化的な生活してみたくなった。というのだって立派な目的意識です。私は成人した方の申告は丸ごと受け入れることにしています。
それが事情が一変してくるのは子供それも女の子の場合です。やはり男の子はかなりの才能をみせても専門家にはしたくないというのが大半の親御さんの考えじゃないかと思うのですが、女の子の場合「音大なんてとんでもありませんわ。うちはお金持ちじゃありませんし。」と申告されても、心のどこかで娘が才能を見せてくれたり、音楽大好き少女に成長しつつあったら専門家への道も、、と思ったりするものですし、成長課程でどんなことに興味や才能をしめすかは、子供は大人にくらべりゃ無限大の可能性があるのです。私は練習して来ない、態度が遊び半分みたいなことには叱ったり、ひどく文句いったりしないのですが、それでも子供それも女の子の場合は基本的なところは、練習できないなら出来ないなりに押さえて行きたいのです。やる気出てきたとき今までの不勉強は悔やんでも、後戻りしてやりなおしするような事態だけは避けたいのです。
私は大人の生徒には聴音楽理は希望がないかぎり、レッスンには取り入れません。でも子供の生徒は有無いわせず全員必修です。一時は男子には免除しようかと考えたこともあったのですが、どうも音大めざすのが女子よりもっとマレな少年たちの方がこの音感訓練と理論の初歩は、後々役立つことが解ったのです。彼らが中学高校と進み、青春の通過儀礼みたいにみんないっせいにギターやキーボードを買いこんでバンドを組む時、バリバリと難しいピアノ曲が弾けるより、確実に音符が読めるとか、和音の仕組みの基本の基本が理解出来ているというのがどれほど役に立つことか。それだけだって幼少のみぎり、タラタラでもピアノのレッスン受けた甲斐があるってもんです。
私はこの目的とか方針とかは、最初にしっかりした考えがあった訳ではなく、実際にレッスンしていくうちに出来てきたのです。 私の場合レッスンの目的というのは単純で、大目的は難しい曲、弾きたい曲が弾けるようになること、小目的は音楽の基本を押さえることです。
どうも最初にエラそうなこと言ったわりには、わけの解ったような解らないような結論で申し訳ありません。またなにか思いつくことがあったら、続編を作ります。
2001年1月18日
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