倦怠期
2010年8月7日
暑い日が続いている。今日は息子の誕生日だ。あれから23年、ということはわたしの母親歴も23年、そしてこのサイト歴も10年以上続いている。
まぁ、23年の歴史の中にもいろいろあったが、話はこのサイトのこと。菜々のピアノレッスンの10年の歴史も平穏とも言えないいろんなことがあった。実は今だから言えるけれど、サイト発足当時はピアノレッスンについて酷いカベにぶち当たってわたしは自宅レッスンを断念生徒募集をしないで当時いた生徒だけを育てて行こうと決意。そして2005年には本当にいったんレッスンを断念。
だがだが断腸の思いってほどじゃないにしても、ふっきるにはふっきり切れないものが残り、自分が歩いてきた足跡を少し残そう!と思ってこのサイト立ち上げたのだけど、、。ホント言うとこんなに続くとは思わなかった。
この際、本当のこと語っちゃいますが、音楽教室たたんでわたしはホームページ制作の手伝いの仕事(ていうか内職)したり、バイトしたり、はたまた専業主婦したりしていたのだけれど、10年前にカベと思われてたことが、10年の冷却期間で乗り越える自信ついちゃった。というか、単に年取って図太くなっただけのことかもしれないけど。それもこのサイトを制作し続けて自分を見直し続けた結果か知れない。とにかくこのサイトに感謝、感謝。
そのようなわけでわたしも生徒募集しております。今度こそ生涯現役でピアノ講師続けます! 詳しくはこちらをごらんください。菜々のピアノレッスンでは直接生徒募集はいたしません。
前置き長くなりましたが、ここでのテーマは教える側に倦怠期(それだってないとは言えないけど、基本倦怠しちゃいけません。)ではなく、生徒側の倦怠期についてです。
サガンの小説によく人生に倦怠を感じてどーのこーの。というのありますが、ああいったロマネスクな倦怠ではなく、ピアノのレッスンが辛いとか、冒頭で述べた私のごとくカベにぶち当たったとか、難しくなってきたから投げ出したくなったとか、じゃあなく。文字通りアキアキ感に支配され状態になる。といった意味です。
もちろんこの倦怠期誰にも彼にも訪れるものではなく、ピアノレッスンが日常の生活リズムに組み込まれるまま、着々と上達の階段上る生徒さんのほうが多いのですが、人生ならぬピアノのお稽古に倦怠感じる(と予想される。)パターンは、わたしの経験値的には一定の条件満たしている場面が多いのです。
第1の条件は子供の生徒であること、これは生徒さんが成人の場合「もうピアノレッスンは厭きた。」と感じたら自分の意志で退会していしまうか、なんとか倦怠期を乗り切ろうと努力しようとしていれば教えいている側に倦怠感を見せないくらいの処世術があるからです。
第2のの条件は小さくもなく大きくもない子供であること、つまりは小学校高学年くらい。
第3はやっている難易度が、初心者段階抜けてるけどかといって、まだ名曲の小品を弾くには至ってないグレードなこと。具体的にはブルぐミュラー、ソナチネくらい。
なんだか分かるきがしませんか?現代お子様向けに至れり尽くせり、分かりやすくソルフェージュやリトミックを取り入れたレッスンを抜けてしまい。歳頃は微妙に自我が発達してくる頃、そして完ぺきにエチュード、バッハ、曲をレッスンするにはまだ数歩手前、つまりなんとなく中途半端と言えば中途半端。もらう課題曲はソナチネ。ソナチネもそれはソナチネまで進んだことを喜んで懸命に弾く生徒はそれは多々おりますが、なんといっても150年以上も昔に流行った曲で、クラシック名曲アルバムには普通は入っておりません。
いえですからソナチネが悪いわけじゃなく、よく「ソナチネあたりで辞めた。」という方が多いのもなんとなくうなずけて、中だるみするような時期、つまり初心段階から1人前に名曲が弾ける過渡期のレッスンに嫌気がさしてくる。はたまた、この時期発達してくる自我が「なんで弾きたくもないソナチネなんか練習させられるピアノ続けなきゃなんないの?」とささやく。
だが!!困ったことにバイエルは古臭いからやめよう!もっと近代的な現代の子供の感性にマッチした入門、初級編の曲集を使おう。全くおっけーですが、ソナチネは今はもう流行ってないからやめよう!というわけにもいかないワケが教える側にもあるのです。何故かって、そもそもピアノのレッスンする目標、名曲を美しく弾く。ためにはソナチネはソナタへの準備段階として外してしまうわけにもいかないのです。
それじゃ、その倦怠期なんとかする対策は?って、ですね。「むむ、厭きてきてるな」と感じたらなるべく、興味引きそうな曲を抱き合わせにするとか、いろいろありますが、「じゃ、しばらく冷却期間おいて再開しましょうか?」は対策としては良くありません。恋人同士の話ではありませんので、たいていはここでやめてしまいます。ただでさえ、倦怠感じるのはもらう課題曲がいまひとつぱっとしない。以上にこれくらいの年齢は世界がグンと広がった感じになって世の中ピアノ以外の面白いことに満ち満ちていることに気が付き始めるのです。
それじゃ決定的な対策は何ですか。というと、あんまりパッとした対策じゃないのですが、ピアノレッスン続けてればこんな事態に陥る子もままいる。ということを念頭において出来るだけこの時期が早く過ぎ去ることを祈るだけです。解決になってない?たしかに解決にはならなってない気がするけれど、こればかりはどうにもならないので許して下さい。
生徒募集中であるにも関わらずレッスンの倦怠期について