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やっぱり大事な読譜のレッスン


導入編


では皆様ここにある記号の名前と意味を述べましょう。すべて音楽記号です。更にいえば本物の楽譜は色つきじゃありません。全部クッキリした黒で印刷してあります。
なによこんなの子供だって知ってるわよ。と言う方もいるでしょう。
大昔にこんなの見た覚えがあるような気がする。という方いると思いますが、だいたいの人はこれが音楽記号つまり記譜の為の記号だということはご存知だと思います。

正解はここをクリックして下さい。
このページの目的は楽典の勉強をインターネットでしよう!という訳ではありません。いずれ、楽理の独習用のページをつくるのが私の夢なのですが、まだ実現しません。(期待して下さい。)
上の音楽記号をみてもよく解ると思うのですが、この楽譜に使われる記号というものは、具体性があるとは言えません。例えば8、9、10、あたりの音符ですが、4分の4拍子の曲では、8の4分音符を1拍に数えますが、2分の2拍子の曲では、9の2分音符を1拍に数えます。理屈で考えてもあんまり面白いものでもなく、実技のレッスンとコミで覚えてしまうのがやはり1番効果的なのです。ですが、特に初心者の場合それじゃ楽譜をきちんと読めないと、ピアノが弾けないのかというと、それが困ったことに?!弾けてしまうのです。

解りやすい話、今も昔も小学校からいっせいに聞えて来る、猫ふんじゃったの競演。あの曲は楽譜になったのをみるとなかなかどうして、モノ凄く難しくG♭Major2分の2拍子で♭が6個もついているのです。(日本語名では、変ト長調です。)ピアノ習っている子だって普通楽譜を手に入れて譜読みしてから弾いてやしません。みんな鍵盤の位置と音楽を覚えていて弾いているのです。

私は以前うんと若い頃はこの読譜のためのレッスンというものに、あまり重要性を感じていませんでした。退屈な理屈を小さいうちや、習い始めに沢山詰め込むのは、レッスンを嫌いにする原因にもなる。とも思っていました。そしてその頃は最初に重要なのは楽典を覚えるより、音感の訓練こそ大事だ。という考え方が主流でもあったのです。

それでも、絶対譜読みの訓練は必要と主張する人達がいました。少し難しい曲長い曲が弾けるようになったところでなげだしてしまう子が多いのは、譜読みが出来ていないからだ。聞き覚えや鍵盤の位置を覚えているだけじゃとても弾けない曲になると、難しい訳が解らないといって辞めてしまうのだ。というような意見を聞いてもふう〜ん、そーか。くらいにしか思わなかったのです。

それは何故か?それは私が聴音で散々苦労し、自分の音感の無さを呪ったことはあっても、私はこの読譜で苦労したことがないのです。だから、自分の経験から音感は訓練しなきゃ大変なメにあうが、楽譜を読む作業なんてピアノ弾いてるうちにいつの間にか出来るようになってる。と考え、事実私はなんとなく読めるようになっちゃったのです。

とはいえ、私は他人が強く主張しているのを見るとなんとなく不安になるタチなので、5線紙に○かいて音当て問題とか言って音符読む訓練したりしたのですが、ナンと!譜読みの稽古をちゃんとしなきゃあとで大変なメにあうという主張はホントでした。
きっと音符読み訓練の重要性を指摘していた先生たちは、ベテランの方たちか私と逆で聴音で苦労しなくても、読譜で散々な苦労をした人達に違いありません。

この音符が読めないと大変なメにあう。それはなにか?というと 歌だったら音符読めなくても歌えますよね。そして私は専門じゃないので、詳しくは知らないのですが、ヴァイオリンなんかでは譜読みをさせずに弾けるようにする流派?みたいのが、あるらしいのです。ピアノだって楽譜みたいな面倒なモノ見なくて弾けたらどんなにいいか知れません。
私は以前大人の方で、まるっきりの独学で楽譜が読めないのに「乙女の祈り」とか「銀波」を弾けるようになった。という方をレッスンしたことがあります。楽譜が読めなくてどうしてそれだけの曲を弾いたかというと、その方は高校の先生で昼休みにピアノが弾ける生徒達から、本当に少しずつ4小節ずつ弾いてもらって、次に鍵盤の位置を教わってそれを完全に覚えて弾けるようになったところで次に進んでいった。という練習方法をとったそうです。
たしかにこれならば楽譜が読めなくても弾けるようにはなります。実際にその方はもともと才能の在る方だったらしく、随分上手に弾いていたのです。邦楽の世界なんかでは、このやり方で曲は師匠から弟子へと伝わっていったのでしょうが、この方法をピアノにあてはめるのはあまりにも効率が悪いのです。
この丸覚え術で、「乙女の祈り」クラスの曲を弾く場合この方も毎日30分から1時間おさらいして、半年くらいの時間がかかったそうです。私はそれでも早く仕上がったんじゃないかと思いました。でもきちんと楽譜が読めれば、これだけ練習すれば、早ければ4回のレッスンで、多少手間取っても1月半くらいで仕上がる筈なのです。
ピアノが歌や他の楽器と違うところは、いっぺんに沢山の音を鳴らすことが一人で出来ることです。歌は2部にしたけりゃ2人3部には3人以上人員が必要になります。交響曲が演奏したければ、オーケストラワンセット用意しなきゃなりません。ところがピアノはその規模に近い音楽をひとりで演奏するのです。両手で弾けるくらい進んだところで弾けるようになる曲は、他の単旋律しか演奏できない楽器だったら、4人くらいの人員が要るのです。ホントにピアノはとっつき易くみられる楽器ですが凄く大変です。このピアノが弾ける私ってそれだけでエライ人なんじゃないかと思うこともあります。(ハイすみません。これはバカな自画自賛です。)
それに、ピアノのために作曲された曲というのは少し難しい曲になるととてつもなく長い。いくら耳が良くても、記憶力がよくてもこれを全部聞き覚え、鍵盤の位置覚えをするのはもう不可能です。これはピアニストがリサイタルのアンコールなんかで弾く曲くらいのグレードになると、両手の指10本で本当に足りるのか?って言いたいくらい音符のタマ数は多く、まるで5月の古池みたいにオタマジャクシがうじゃうじゃと5線のそこここを泳ぎ回ります。もうこうなると、読譜の上手なヤツの勝ち。

そんな訳で最近特に大人のためのレッスンなんかで、とにかく1曲ピアノが弾けるようになりたい。という希望であればあえて楽譜を読む稽古は後回しにして、音楽、鍵盤ポジション丸覚え方の実施も良いでしょうが、子供及びコンスタントにレッスンに通える人は、絶対に音符を読むための努力をしましょう。
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