最初に
実は私何時再開するかわかんないと言っていた演奏活動を先日初めちゃいました。私が弾いたのはモーツァルトのピアノソナタK.310イ短調の1楽章。ゲーテ座のスタインウェイコンサートグランドでしっかり暗譜して弾きました。出来はまあ良かったとゆーか、約5年近くのブランクの後としちゃ凄く上出来とゆうか、ホントゆうとバレるくらいしちゃったミスタッチは1箇所。でもモーツァルトそれもこれっくらい流麗かつ、端正なソナタの場合とてもバレやすいと思う、、、でしょ?近代曲ならしてもバレない、、、。(まあソレくらいの出来です。)
ついでに自分でゆうのもナンですが、私典雅な曲というのは得意です。でもこれは私が優雅で、繊細な人間だと言ってるわけではありません。
でも出来はとにかく、大変だったです。精神肉体とも。夏頃からの久しぶりのピアノの練習で、肩は痛い肘は痛い頭痛はする。こりゃ腱鞘炎起こしちゃう。それで全部投げ出しちゃおう!と楽観視した時期もありました。ところが私なんのタタリか腱鞘炎にはよくよくなりにくい体質らしくて、とうとう腱鞘炎おこさず、出演せざるおえないハメになりました。ついでに私この年になるまで深刻な腱鞘炎やったことありません。
それよりなにより、メゲたのは私のメンタル面で、またまた人前で譜面台はずしたピアノ弾くこと考えただけで、心臓バクバクしまして、時々精神安定剤のみました。1週間くらい前あたりからは、胃は痛くなるし、しまいに胃が縮んで口から出てきちゃうんじゃないかって心配になるくらいで、おかげさまでだいぶ痩せました。
それじゃ、本番で脳貧血おこしそになったかっていうかと、残念ながらそんなことなく、ドキドキしながらも割りにヘーキで弾ききっちゃいまして、肩の出る黒地に緑と金の柄入りのドレス着たのが嬉しくって嬉しくってたませんでした。
私が本番に強いのは変わってはなかった!
暗譜について
暗譜というのは、楽譜みないで弾くことです。なんだ簡単じゃないか、と考えるかしれませんが、メリさんの羊とかロンドン橋かなんかだったら楽譜みて弾く方が難しいし、初心者バージョン曲ならば弾いてるうちに覚えちゃうのも大して難しくはないのですが、長大かつ複雑なソナタになると、これがはんぱじゃない大仕事になってしまうんですよ。
なにをかくそう私はこの暗譜するということが大嫌いなのです。私は譜読みするのは得意だし結構早いのだけれども、それはずして弾く段階になると何回やっても覚えられない。やっと出来たと思うと、ちゃんと覚えたはずのところでつかえて弾けなくなる。そうなるともう、最初っから弾きなおさないと埒あかなくなる。
世の中には、楽譜をプリント式に頭に入れられる人というのがいるらしくて、ちゃんと音符のタマひとつひとつ、曲想記号から強弱記号、先生が書いた注意書きから、端についた折傷まで頭に入るという脅威的な方がいるらしいのです。
けれども私は、最初2小説の音符ダマの位置を覚えて、次3,4小節めを覚えたらもう最初の2小節は忘れてるという、私ゃ低脳なんじゃないかって本気になって心配になるくらい、楽譜覚えは悪いんです。
それじゃどうやって暗譜で弾くのよ。というと、これはもうひたすら体に覚えてもらうしかないんです。寝ぼけてても、酔っ払ってても指が勝手に動いてくれるくらいまで、練習するしかないんです。考えただけでも、肩凝ってくるでしょ?それが嫌でなんとか暗譜しなくても済ませたいんだけれど、普通伴奏するときは暗譜しないしピアノデュオなんかでも暗譜はしません。(ピアノデュオは連弾ともいって1台のピアノをふたりで弾くことです。)私は真剣にピアノデュオの相手を探したいと思ったこともあるんです。つまりは暗譜で弾きたくない一心で。
ただ世の中私と同じ悩みを持つ方も多々いて、なんでピアニストは暗譜しなきゃなんないのよ!!と憤りまくったりします。そうでしょ!?まあ普通楽譜みて歌う歌手はいないにしても、ほかの楽器のソリストはコンチェルトはとにかくそれ以外はヘーキで楽譜おいて弾いてるじゃない。なんでピアニストはあたりまえみたいに暗譜させられるのよ!!
ただ困ったことにそれに対する答えもよーく知ってるんです。つまりカッコいいんです。譜面台はずして蓋開けたコンサートグランド弾くのって。これってやっぱピアニストの特権じゃないかってくらいカッコいい!!素敵なイヴニングドレス着て、蓋を一番上まで上げて譜面台はずしたフルコンサートグランド弾く自分の姿想像しただけで、うっとりします。そーです。私は気味悪いナルシストなんです。
それもとにかく、ピアノの場合他の楽器と違って楽譜が大譜表なのですこしでも曲がでかくなると、誰かに譜めくりしてもらわないわけにいかない。舞台に余計な人員を配置しないためにも、多分ピアニストは暗譜して弾かざるおえないんです。