バレンシア 
バレンシア滞在 1996年8月30日

バレンシアへ

火祭り博物館にたどり着くまで

火祭り博物館

*** フォト集(バレンシア) ***


バレンシアへ


バレンシアには以前から行ってみたいと思っていたけれど、旅行のルートに組み込みにくく、行く機会を逃していた。日本に帰国する前に 3日間の余裕があったので、マドリッドから離れて、どこかへ出かけようと思っていた。
しかし、体調をくずし一日つぶしてしまったので、残りの2日間で一泊二日のバレンシアの旅に出かけることにした。アトーチャ駅から インターシティで片道約3時間、二等車でも4800PTS。そんなに時間とお金を費やして一泊二日というはもったいないけれどこれを逃しては次はいつスペインへ 来ることができるかわからない。思い切って出かけることにした。
アトーチャ発9時15分。バレンシア行きのインターシティに乗る。初めて乗ったインターシティだけれど、列車内ではイヤホンが配られ、 中央に設置されたテレビ画面でビデオを見ることができた。なんだか飛行機のようだ。流れたビデオは「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で別の路線に乗った友達も 同じビデオが流れていたと言っていた。
ビデオを見たり、外を眺めたり、うつらうつらと眠っているうちにバレンシアに到着。バレンシアは駅の構内にインフォメーションがある。 大きく重たい扉を開くと、愛想の良いお兄さんが地図とホテルリストをくれた。まずはオスタルの確保だ。できるだけ駅に近いところに・・・と 思い、あらかじめガイドブックで目星をつけていたオスタルに向かう。そのオスタルで部屋を見せてもらったら部屋の電気がきれていた。 大丈夫かな・・・ここ。とちょっと不安になったけれどおじさんがすぐに取り替えてくれて、まあ、一晩だし・・・とそこに泊まることにした。


火祭り博物館にたどり着くまで


バレンシアで見たいものの一つに火祭り博物館がある。メルカード(市場)からカテドラルのあたりをぶらついた後、火祭り博物館に行こうと 思い、今度は市役所のインフォメーションで博物館へ行くためのバス乗り場を尋ねる。すると駅前から15番のバスに乗るように言われた。 言われた場所でバスを待つと15番のバスがやって来た。でも、どう考えても火祭り博物館とは反対の方向に走っていく。どうも不安で見送ることにした。 バスを乗り間違えると大変なことになりそうな気がしたのでもう一度、今度は駅のインフォメーションへ聞きに行くと、今度は別の場所から 14番のバスに乗るように言われた。こっちの方が方向的にあっているように感じ、そのバス停に向かう。・・・しかし、バス停がない。 近くのBARで尋ねるとこのあたりにバス停はない、と言う。仕方がないので、また最初のバス停に戻る。するとそこに14番のバス停がやって来た。 運転手さんに火祭り博物館へ行くかどうか尋ねると「すぐ近くだよ。Guapita.」と返事が。久々に聞いたピロポ(Guapita=かわいこちゃん等、日本人 なら歯の浮くようなお世辞)にうれしくなりつつもバスに乗り込んだ。
バスはやっぱり博物館とは反対の方向へしばらく進む。そして市役所の前の広場で方向をぐるりと変え、博物館方向に向かった。駅のインフォメーションで 教えてもらったバス停は地図に記しをしてもらった場所よりかなりずれていることがわかった。
バスを降りる場所も運転手さんが教えてくれて無事博物館へたどり着くことができた。


火祭り博物館


博物館の入場料は無料。入ってみると中には見学者はだれもいなかった。火祭りはこのバレンシアの有名なお祭りで、以前NHKの特集で見て以来、 一度本物を見てみたいと思っていた。けれどそんな機会もなく、せめて博物館だけでも見ておきたかった。3月中旬に行われるこのお祭りには たくさんの張り子の人形が町に並べられる。この張り子も専門の職人が一年がかりで作るもので精巧でよくできている。それらも全て 祭りの最終日に焼かれてしまう。その中でも毎年優秀であった張り子の模型がこの博物館に展示されている。地球の歩き方には「コンテストで 優勝した人形だけは焼くのをを免れてこの博物館に殿堂入りを果たす」と書かれているが、そこに展示されているものはどれも小さいので 模型なんだと思う。歴代の優秀作品はさすがに見ごたえがある。社会風刺的なテーマを持ったものが多く、見ていて飽きない。廊下に展示された 毎年のポスターも面白い。歴代のミス火祭り(?)の写真が飾られた部屋もある。この博物館を見るだけども、バレンシアを訪れる価値はある ように感じられた。

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