テルエル 
テルエル滞在 1998年2月23日

バレンシア経由テルエルゆき

テルエルの恋人たち

*** フォト集(テルエル) ***


バレンシア経由テルエルゆき


以前、カンポ・デ・クリプターナで出会った日本人のおじさんがテルエルの町を絶賛していた。いつかは行って みようと思いつつ、行ったことがなかったので、今回、テルエルには絶対に行こうと思っていた。
テルエルの町は世界遺産にも認定されていて、ムデハル様式の教会の塔が美しいことで有名だ。日本の ガイドブックにも近年、掲載されるようにはなってきたが、観光地としての知名度は日本では低い。
ということで、あまり紹介されていないとなると知りたくなる。迷うことなく、アリカンテからテルエルに行く ことにした。一度、バレンシアまで出ないといけない。朝9時のバスでバレンシアへ行くことにする。バレンシア でバス便があればそままテルエルへ行こう。車窓からオレンジ畑を眺めているうちにバレンシアに着いた。 11時15分に着いたのだが、テルエル行きのバスの時刻をたずねると出たばかりなので次は14時だと言う。 仕方ない、それまで待とう。バレンシアからは電車も出ているのだが、バレンシアのバスターミナルが 駅まで離れているので移動するのが面倒だし、列車よりもバスの本数のが多いようなので、駅に行っても 列車があるとは限らない。
バレンシアのバスターミナルで時間を過ごす。近くにはエル・コルテ・イングレス(デパート)もあるし、 退屈はしなさそうだ。まず、ターミナルのコインロッカーで荷物を預ける。小型のロッカーで24時間200pts。 大型なら400pts。幸い、小型の方に押し込むことができた。時間を超過するとカウンターが増えていく。 それに100pts硬貨しか使えない。空いているロッカーはlibreで緑のランプ。使用中のものっはocupadoで 赤いランプ。時間超過しているものはocupadoともう一つのランプを点滅されている。料金はカウンターに 表示される。よく見ると、3800とか6000という表示のものもある。荷物を受け取る気があるのだろうか。 それだけ100pts硬貨で払うのかなー、などと余計なことを考えてみる。ちなみに鍵を亡くした場合は 1500ptsが請求されるそうだ。
エル・コルテで写真のフィルムを買うことにする。スペインは日本に比べてフィルムが高い。余裕をもって 日本から持ってきたつもりだったけど、予想以上に使ってしまったので買うしかない。ISO100の36枚撮りが 一本475pts。ISO400はスペインではあまり一般的ではない。日本では今では400の方が主流だけど。
そうこうしながらあっという間にバスの時間になってしまった。

テルエルの恋人たち


バレンシアからテルエルまでバスで2時間15分。途中、いくつかの村に立ち寄る。単線の線路にも所々で 出会った。景色はのどかで、作物は植わっていないが、畑らしいものもある。あとはアーモンド畑。
テルエルの町に入った。バス・ターミナルは旧市街の外れにある。建物は薄暗くて他にバスも止まっていないので さみしげだ。切符販売窓口もたくさんあるのに、ほとんどが閉まっている。
バス・ターミナルを出て、町の中心を目指す。さっそく塔のお目見えだ。インフォメーションが開くのには 時間があるので自力でオスタルを探そうと思う。が、これが間違いだった。寒さと荷物の重さに耐え兼ねて 適当に決めてしまったのが最悪だった。
荷物を部屋におき、町に出てみる。ブルー入ってるせいか、何を見ても、さほど感動しない。
インフォメーションが開いた時間になったので、いってみた。テルエルの近くにアルバラシンという町があって そこが素晴らしい、という話を以前聞いていたので行ってみたいと思っていたのでたずねると、バスは一日 一便しかないという。それも15時30分にテルエルを出て、翌朝、テルエルに戻るのだそうだ。 インフォメーションのお兄さんは「エネルギーが無くて最近、調べに行っていないから、バス・ターミナルで 確かめてね」という。たしかに、元気のない頼りない話し方をするお兄さんだった。でも、バス・ターミナル に確かめるまでもなく、わたしはさっさとアルバラシンをあきらめた。
ふらふらとPlaza de los amantes(恋人たちの広場)という汚い広場に行ってみると、観光客らしい人たちがある建物から出てくる のが見えた。何かと思い、行ってみると、ここが「テルエルの恋人たち」が眠っているところらしい。「歩き方」 では月曜日は休みということになっているけど、そこには特にかかれていない。扉は閉ざされているので横に あったブザーを押すと、しばらくして隣の建物から女性が一人現れた。鍵を開けてくれて中に入るといきなり 二人が横たわっていた。テルエルの恋人たちの像が横たわり、その下にはガラス越しに骸骨が見える。ギョッ、 とする。悪趣味にもホドがあるってば。
ここを見学するのには50pts。わたしが行った時は誰もいなかったけれど、そのうち続々と人がやって来て あっという間に狭い室内は満員になってしまった。
こうして散歩をしているうちに多少、気分は紛れてきたけど、やっぱりブルー。こういう時はバルにでも行って 一杯飲もう。
ふと思ったのだが、あれは誰の骸骨なんだろう。テルエルの恋人たちって実在したのか。(?_?)

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