2人と別れた後、あまり時間はなかったけれど、街の散策に出掛けてみた。ホテルに荷物を預け、まずは昨晩訪れたカテドラルへ。中に入ってみる。入口で英語のパンフを手渡された。係りのお姉さんに「カステジャノのをください」というとちょっと驚かれ、「カタランはどう?」と冗談を言われた。誤解なきよう・・・英語もスペイン語もどっちもどっちだから、せっかくなので、スペイン語の案内をもらっているだけ。カテドラルは、というと中庭と回廊が素敵だった。
カテドラルの次は考古学の道と呼ばれる場所へ行ってみる。城壁の外側に沿って、遊歩道がつくられている。この考古学の道とローマ劇場、円形劇場、考古学博物館など計5箇所の入場券がセットで450ペセタ。時間的に全部見られるかわからないのでここだけ入りたい、と言って見たけれど、チケットのバラ売りはしていないと言われる。(*1) ここだけ見るのに450ペセタは高いけど、仕方がないので、支払う。しかし、そうなると、貧乏性なので、ほかのところもできる限り見てやろう、という気になってきた。
ぐるっと考古学の道をたどり、出口らしい小さな門から外へ。考古学の道を歩いていたときは、単なる城壁としか思っていなかったけれど、外に出てからその城壁をたどって歩いて行くと、城壁内が住居になっているのに気付いた。ただ岩が積んであるのかと思ったら、この中で人が生活しているなんて・・・。スペインではよく、とんでもなく古い建物に事もなげに人が住んでいるけれど、ここは半端じゃない。外観そのものがどう見ても城壁で、とても人間が住んでいる場所には思えないのだから。内部はどうなっているのだろう?案外近代的なのだろうなぁ、と思いをめぐらせつつ、考古学博物館へ。 受け付けのお兄さんに「左へ、左へと行け」と言われる。そういうルートになっているようだ。内部は想像を絶していた。器はローマ遺跡なのに、中身はハイテク。入ると石を積み上げて造られた薄暗いトンネルが続いている。奥には近未来を思わせる見たこともないようなスケルトンのエレベーターがあった。屋上までこのエレベーターを使用。ガラス張りなので、スリルがあってちょっと恐い。それにしても、ローマ遺跡の内部がこんなに近代的とは。施設のインパクトが強すぎて展示物は全く覚えていないのであった。
そして、さらに欲張って、円形競技場へ。入り口で券を差し出すと、おじさんに「もう終わりだよ」と言われてしまった。そうなのだ。急いでやって来たけれど、あと10分で閉館という時間だった。でも、「あと10分あるじゃない」と言うと、「笛を吹くから、笛が鳴ったら戻ってね」ということで、中に入れてくれた。中には小学生らしい子供たちが15人ほどいて、先生の説明を受けていた。あまり時間がないけど、できる限り奥の方まで行って見よう。小心者なので、自分一人じゃ不安だけど、子供たちもたくさんいるし、焦ることはない。でも、すぐに笛は鳴ってしまい、仕方がないので、子供たちの後に付いて円形劇場を出た。
それから急いでホテルに戻って預けていた荷物を受け取り、友達の住むバルセロナ郊外の町へと向かった。
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