パンプローナ 
*** フォト集(パンプローナ) ***
サラゴサからパンプローナへ
サラゴサ発12:03の列車でパンプローナへ向かった。本当はバスでパンプローナまで行きたかった。 というのは、パンプローナの鉄道駅は市街地から離れており、市街地までバスに乗らないといけない。 その点、バスターミナルは市街地の中にあり、移動の手間が省けると思ったからだった。 でも、バスの乗り遅れてしまった以上、仕方がないので、列車に乗った。
ガイドブックによると、パンプローナの駅前から市街地行きのバスが出ているという。やってきた9番の バスに乗り込む。ガイドブックの簡単すぎる地図を参考に車窓からの景色でバスがどこを走っているのか 判断しようと思うのだけど、さっぱり、どこをどう走っているのかわからない。
目的はサラサーテ通り。もうそろそろかな、と思い、噴水のある広場でバスを降りた。そこは プリンシペ・デ・ビアナ広場で、実はサラサーテ通りはすでに通りすぎた後だった。ちょっと予定が くるったけど、プリンシペ・デ・ビアナ広場でも悪くはなかった。
まずはカスティーリョ広場へ向かう。道路は放射線状に伸びており、どの道を行けばカスティーリョ 広場に行けるのか分からず、聞いてみた方が早いかな、と思って、近くにいる老人に聞いてみた。
「カスティーリョ広場かい?まあ、いいから座りなさい。」
やばい。座ると長くなりそうだ・・・。なんとか座るのを回避して、聞いてみると、なんのことは ない。目の前の道をまっすぐ行けばいいだけのことだった。 カスティーリョ広場の近くに観光案内所があるはず。でも、この時間はシエスタで閉まっているので とりあえずは食事をすることにした。
ちょっと素敵なレストラン
プリンシペ・デ・ビエナ通りからカスティーリョ広場へ向かう途中、左手に控え目なレストランの看板があった。 あたりを見回しても他にレストランらしきものがないので、そこに入ることにする。お店は二階なので外から 中の様子がわからなくて、ちょっと不安。
入ってみると、案外店の中は賑わっていた。カマレラに迎えられ、リュックは入り口の脇の控え室のような 小部屋に置くようにと言われる。店内の雰囲気はなかなかいい。メニューを見るとどの料理も結構な値が ついていて、思った以上に高級なお店のようだ。少なくとも、バックパッカーは似合いそうにない。(^-^;
単品で頼めば、軽く4000ペセタは越えてしまいそうだ。やっぱ、貧乏人にはMenu del diaしかないかな。 メニュには日本語は無かった。これは当然と言えば、当然。しかし、メニューと一緒に、食材の各国語別 相対表を渡され、その中には日本語があった。すごいなぁ、こんなものがあるんだぁ、と感心。
しかし、わたしにはそんなものは必要なかった。残念ながら、スペイン語が堪能だから、ということじゃない。 Menu del dia以外、選択の余地がなかったから。Menu del diaは一皿目はスープか野菜の煮込み。二皿目は 魚か肉。この選択しかなかったからボキャブラリは必要がなかった。一皿目にはアセルガ(acelga)の煮込み。 アセルガって何だ?分からなかったけど、せっかくの対象表にも載っていない。とにかく「野菜だ」という ので、それにする。実物を見たら、ハクサイのような、キャベツのような、小松菜のような、でもちょっと 違う青菜系の野菜だった。帰国後、辞書を見たら、「フダンソウ」とあった。フダンソウって何?
二皿目は魚を選択。カレイだ。でも、カレイってこんなに長細かったっけ?なんとかカレイっていう こんな感じのカレイがあったよなぁ。お味の方はあっさりと焼き上げてあって美味しい。デザートは クアハーダ。酸味のないプレーンヨーグルトって感じ。味がないのでハチミツか砂糖をかけて食べるのが 一般的。それから食後のコーヒーを飲み、お腹一杯になって1605ペセタ。満足。
山口とパンプローナの関係
観光案内所で教えてもらったオスタルに行ってみた。このオスタルはガイドブックにもよく載っている。 部屋を見せてもらうと、メチャ広くて、キレイ。バス・トイレ付きでなんと洗面所にはドライヤーも ついている。ベッドはダブルベッド。大きなソファーがあって、スペインでは珍しく、床がフローリング。 クローゼットには金庫もあった。値段もやっぱり、ちょっと高くて4500ペセタ。まあ、いいか。
おじさんは(写真)とても親日的。「よく日本人が来るんだよ」 「今日はいないんだけどね。2、3日前には東京の子がいたよ。」「バスクの言葉は日本語に似ているんだ」 「ほら、言葉にKという文字を使うんだ。日本も、ほら、TOKIOってKを使うだろ・・・」
・・・それは違うよ、と内心思いつつ、勢いに押されて訂正し損なった。教えてあげた方がよかった かな。
どうしてこんなに親日的なのか、と思ったら、パンプローナと山口市が姉妹都市なんだそうな。 「パンプローナには日本庭園があるんだよ。ほら、そこのポスターに載ってるでしょ。」 確かにそこには、なぁんとなく日本風の景色があった。
山口とパンプローナは何つながりなんだろう。思い付くのはザビエルだけど、違うかな。
ゴヤはVIP待遇
街を散策していたら雨が降って来た。ナバーラ美術館(写真)で雨宿り。 館内はほとんど人がいない。 というより、圧倒的に係員のが多い。教えられた順序の通り、見てまわる。展示は各階ごと時代別に 区分されていた。ガイドブックによるとこの美術館にはゴヤの「サン・アドリアン侯爵」という絵がある らしい。思ったよりもかなり広い館内。歩いて回るだけでも結構疲れる。やっとの思いでゴヤの時代の フロアーまでたどりついた。こんなにたくさん絵があったら、ゴヤの絵なんて見落としちゃいそう、 と思っていたら、とんでもなかった。館内で唯一、絵の前にロープが張られていた。一目でゴヤだ! とわかる。ワンフロアーに付き一人か二人しかいなかった係員もゴヤ専用に一人が配備されている。 絵に感動するよりもその待遇に感動。さすがゴヤ。でも、それって、他の絵はどうでもいい、って こと?地方の美術館にとって、このゴヤの絵は宝物なんだろうな。