マヨルカ島
ドラッチ洞窟現地ツアー@出発
二度目のマヨルカ島訪問の際、大好きな鍾乳洞へ行く事にした。マヨルカ島の東海岸部にはたくさん、洞窟がある。パルマから バスも出ているらしいが、友人の薦めもあって、ドラッチ鍾乳洞(Caves de Drac)へ行く現地ツアーに参加することにし、 ホテルで申し込んだ。翌朝、一台のマイクロバスがホテルまで迎えに来てくれた。そのバスで鍾乳洞へ行くのかと思いきや、それは地域別にホテル を廻って参加者を集めるバスで、別のところでバスを乗り換えた。
具体的なツアーの内容を知らないままバスに乗り込んでしまった。ガイドは男性でなんと言語はフランス語と英語。当然 スペイン語があると思っていたので、ちょっと・・・かなり困惑。結局、途中で大事なことだけはスペイン語で言ってくれる ようにガイドさんにお願いした。ら、案の定、ひどく驚かれた。
数々の風車と郊外ののどかな風景を眺めながら、バスは東へ向かって走っていく。途中、バスはオリーブの木で作った工芸品 のお店で止まった。広いお店でたくさんのお土産物が売られている。中には欲しくなるようなものもあったけど、旅の始め でもあり、荷物がかさばるのを避けるため、我慢した。
ドラッチ洞窟現地ツアーAパール工場
次にバスが止まったのはマナコールのパール工場だった。マナコールはマヨルカ島第二の都市で世界的に有名なマヨルカパールの 会社マホリカの本社があるところだ。今度は工場見学をするらしい。マヨルカの真珠は日本の真珠とは作り方が大きく異なる。 日本の真珠はアコヤ貝に核を埋め込んで貝から分泌されるエキスで巻きが作られる。その一方で、マヨルカの真珠は 全てが工場で作られる。アコヤ貝が分泌するのと同種のエキスを魚から(?)抽出し、それに何度も浸すことによって 真珠の巻きを作る。だからマヨルカの真珠は大きさも形も自由自在。イミテーションと言えばそれまでだけれども、 その美しさは日本の真珠にも負けないほどであると思う。独自の製造法で日本の真珠のように深みのある光沢も得ることができ、 また価格も手ごろで、マヨルカのお土産としてはぴったりではないだろうか。
工場見学では一連の作業の工程をガラス越しに見ることができた。そしてその後はすぐお隣の販売店でのショッピングタイムだ。 けれど、見てるだけ・・・。お店の一角に各国の言葉で「ようこそマホリカへ」と書かれた看板が掲げられていた。しかし、 そこの日本語は・・・「マホリカネエへヒランそ」。(写真) ムムム。なんだこの日本語は!じーっと見ているとお店のお姉さんが 「この日本語変かしら?この前も日本人が笑ってたのよ・・・。」と話し掛けてきた。「こりゃあ全然意味わかんないわよ。」 と言うと、「じゃあ、正しい日本語を教えて」ということになり、紙に書いてあげた。「すぐに直すわね」と言ってたけど 直っただろうか。いまだに気になるところである。最初、どうして「マホリカネエへヒランそ」となるのかわからなかったけれど、考えるうちに少しずつ分かってきた。 「マホリカ」は会社名の「マホリカ」で正しい。次の「ネエ」は漢字の「社」だ。ここまでは良い。残りは推測でしかないが、 日本人に「マホリカ社へようこそ」と書いてもらい、それをマホリカの人がカタカナ一覧表を見て、似た字を当てたのでは ないだろうか。「ヒ」は「よ」、「ラ」は「う」、「ン」は「こ」に似てなくはない。そして、「そ」はカタカナ一覧の 中に似た文字がなかったため、そのまま「そ」としたのではないか。実はこのことに気付いたとき、けっこううれしかった。
こうして、マホリカ社への訪問を終え、次こそ鍾乳洞だ!と思ったら、鍾乳洞の手前でお食事タイムとなった・・・。
ドラッチ洞窟現地ツアーBドラッチ洞窟
鍾乳洞は入場人数に制限があるため、時間入れ替え制であった。ガイドのおじさんからチケットが配られ、そこには 入場時間が明記されていた。その時間が近づくとぞくぞくと人が集まってきて、ちょっとした行列ができた。
中の鍾乳石は繊細でとても美しい。ライトを浴びてキラキラと輝いている。歩道は整備されているので、足場は悪くない。 どんどん奥へ入っていくと、ぱっと視界が開け、大広間が登場した。そして、地底湖。洞窟の中の湖は水も透明で本当に美しい。 大広間には段があり、湖に向かって客席となっていた。ステージは地底湖である。どうやらそこで、コンサートがある らしい。この地底湖ヨーロッパでは最大のものらしい。発見した人の名が付けられ、「マルテル湖」という。 大広間にたどり着いた人から客席に座って行く。総勢で2、300人はいるのではないだろうか。しばらくすると 照明が消え、湖上に何艘かの小船が現れた。水上ミニコンサートの始まりである。なんとも幻想的!オルガンの音楽と 船に付けられた電球がゆらゆらと湖面や鍾乳石に反射してとても綺麗。コンサートが終ると船に乗せてくれるという。 せっかくなので、並んで船に乗せてもらうことにした。船から見る鍾乳洞もまた格別。これは絶対並んででも乗って みる価値あり!と思った。そんなに長い距離ではない。ほんのちょっとだけど、とても胸踊るひとときだった。
この光景はわたしの中では、オペラ座の怪人の地下やディズニーランドのカリブの海賊のイメージと結びついている。