第16回ゴヤ賞授賞式
(2002.2.2)

日本での公開状況に応じた内容になっています。

 今年の司会はロサ・マリア・サルダ。「オール・アバウト・マイ・マザー(Todo sobre mi madre)」でロサ(ペネロペ・クルス)の母親役だった女優です。燕尾服で登場しました。最後までおしゃべりを交えて一人で仕切っていきます。

 まず、「ローサのぬくもり(Solas)」のローサ役だったマリア・ガリアナが、ビシッと化粧して、エレガントな黒のドレスに赤のショールを肩にかけて、新人男優賞のプレゼンターとして登場。最優秀新人男優賞は「10億分の1の男(Intacto)」のレオナルド・スバラリアに。レオナルド・スバラリアはアルゼンチン出身の俳優で、日本では東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された「逃走のレクイエム(Plata quemada)」のネネ役だった人です。

 そして衣装やメイクアップなどの各賞の発表が続き・・・(省略しすぎ?)。

 新人女優賞のプレゼンターはエドゥアルド・ノリエガ。日本にファンも多い彼ですが、ちょっと痩せたのか、すっきりとしてなかなか素敵でした。最優秀新人女優賞フリオ・メデム監督のLucia y el sexoで主演したパス・ベガエドゥアルド・ノリエガとは「パズル」で共演し、倦怠気味の恋人役だった人です。パス・ベガは黒の大胆なカットのドレスを着ていて、それが大胆すぎて、胸がチラリ・・・。受賞がよっぽど嬉しかったのか、たくさん喜びを語っていました。ちなみにパス・ベガはSolo miaで主演女優賞にもノミネートされていました。

 「おっぱいとお月さま」でお母さん役だったラウラ・マニャがドキュメンタリー映画賞のプレゼンターを務め、ホルヘ・サンスが短編映画賞のプレゼンターとして登場しました。最優秀短編映画賞を受賞したのは、グスタボ・サルメロンのDesalin~adaでした。このグスタボ・サルメロンは「惨劇の週末(El arte de morir)」で新進気鋭の画家ナチョを演じていた人で、観客席では恋人(だよね?)のエレナ・アナヤ(←今回助演女優賞にノミネートされてました)が見守っていました。
次はホルヘ・サンスと「ベル・エポック(Belle Epoque)」などで共演しているガビーノ・ディエゴが短編アニメ映画賞のプレゼンターとして登場しました。

 「どつかれてアンダルシア(仮)(Muertos de risa)」のエル・グラン・ワイオミングが助演男優賞を発表。昨年「みんなのしあわせ(La comunidad)」で最優秀助演男優賞を受賞したエミリオ・グティエレス・カバが今年はEl cielo abiertoで受賞しました。本人は欠席でしたが・・・。
 エル・グラン・ワイオミングの次はアントニオ・レシネスが登場。アントニオ・レシネスは「エストレーリャ」で最優秀主演男優賞を受賞したことがあります。エル・グラン・ワイオミングがドライブデート中、行く先々にアントニオ・レシネスが現れる・・・なんていうCMがスペインでは流れています。その、アントニオ・レシネスが助演女優賞の発表です。ロサナ・パストール、エレナ・アナヤ、ナイワ・ニムリ、ロサ・マリア・サルダがノミネートされていたのですが、最優秀助演女優賞には今回このゴヤ賞の司会を務めているロサ・マリア・サルダがめでたく受賞しました。

 オリジナル楽曲賞はアルゼンチン出身のフアン・ディエゴ・ボットーが発表しました。日本ではなかなか出演している作品を観ることができませんが、日本でも人気が出そうな若手のグアポな俳優さんです。オリジナル楽曲賞はEl bosque animadoというアニメの主題歌だったTu bosque animado(ルス・カサル、パブロ・ゲレロ)が受賞しました。続いてオリジナル音楽賞が発表され、アルベルト・イグレシアス(Lucia y el sexo)が受賞しました。

 「キカ(Kika)」のベロニカ・フォルケが登場し、新人監督賞の発表です。司会のロサ・マリア・サルダとはSin verguenzaで共演しています。最優秀新人監督賞はIntactoのフアン・カルロス・フレスナディージョが受賞しました。

 そして、音響、特殊効果の各賞が発表されます。

 昨年「みんなのしあわせ(La comunidad)」で最優秀主演女優賞を受賞したカルメン・マウラが主演男優賞のプレゼンターとして登場しました。最優秀主演男優賞にはFAUST5.0のエドゥアルド・フェルナンデスが受賞しました。

 2001年に亡くなった映画関係者の写真が流れ・・・。

 ヨーロッパ映画賞は「アメリ」「リトル・ダンサー(ビリー・エリオット)」「ショコラ」「ブリジット・ジョーンズの日記」というノミネート作品の中から「アメリ」が受賞しました。「ローサのぬくもり」でマリア役で一昨年最優秀新人女優賞を受賞したアナ・フェルナンデス外国(スペイン語圏)映画賞を発表。受賞作はアルゼンチンのLa fuga(エドゥアルド・ミニョナ監督)でした。

 再びロサ・マリア・サルダが登場。「獣の日」「どつかれてアンダルシア(仮)」などでおなじみのサンティアゴ・セグーラを相手に人体切断マジックを披露します。サンティアゴ・セグーラの身体が箱の中で切断され、箱の中にいるはずのサンティアゴが客席から再び現れます。そのサンティアゴ・セグーラが編集賞の発表をしました。
脚色賞が発表されたところで、アリアドナ・ヒルがオリジナル脚本賞のプレゼンターとして登場しました。最優秀オリジナル脚本賞は「アザーズ(Los otros)」のアレハンドロ・アメナバルが受賞し、それまでも客席にいる姿が何度も映し出されていましたが、ここで今回は初めて舞台に上ります。

 「ゴヤ(Goya en burdeos)」に出演しているホセ・コロナードが主演女優賞の発表をします。今回最優秀新人女優賞を受賞したパス・ベガのほかに、ビクトリア・アブリル、ニコール・キッドマン、ピラール・ロペス・デ・アヤラがノミネートされていましたが、Juana la Locaで主人公フアナ狂女王を演じて話題になったピラール・ロペス・デ・アヤラが受賞しました。受賞に興奮した様子で喜びを語っていました。ビクトリア・アブリルとニコール・キッドマンは会場には来ていませんでした。

 そして、「死んでしまったらわたしのことなんか誰も話さない(Nadie hablara de nosotras cuando hayamos muerto)」の義母役だったピラール・バルデムと映画監督ミゲル・バルデムが登場。ここで、ピラールの兄であり、ミゲルの父親で映画監督・脚本家・俳優として活躍したフアン・アントニオ・バルデムに名誉賞が与えられます。客席にいたフアン・アントニオ・バルデムの横にはハビエル・バルデムの姿もありました。高齢でたどたどしいスピーチではあったけれど、暖かい拍手に包まれていました。

 「マルティナは海(Son de mar)」でマルティナ役のレオノール・ワトリングが撮影賞の発表を行い、「アザーズ(Los otros)」のハビエル・アギレサロベが受賞しました。

 次はペドロ・アルモドバルが登場し、監督賞を発表します。最優秀監督賞には「アザーズ(Los otros)」のアレハンドロ・アメナバルが選ばれました。

 最後に「オール・アバウト・マイ・マザー(Todo sobre mi madre)」で女優ウマ・ロホを演じていたマリサ・パレデスがスペイン映画アカデミーの会長として壇上に上がり、挨拶をした後、最優秀作品賞が発表されました。受賞作「アザーズ(Los otros)」の製作会社の人たちが挨拶をし、今年のゴヤ賞授賞式は幕を閉じました。

2002.2.5

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ナオミのスペイン夢紀行