SIN NOTICIAS DE DIOS
ウェルカム!ヘヴン
ウェルカム!ヘヴン2001年 スペイン・フランス・イタリア映画
監督・脚本:アグスティン・ディアス・ヤネス、撮影:パコ・フェメニア、編集:ホセ・サルセド、美術:ハビエル・フェルナンデス、音楽:ベルナルド・ボネッツィ、衣装:ソニア・グランデ、製作:エドゥアルド・カンポイ、ヘラルド・エレロ、エドムンド・ヒル・カサス
出演:ビクトリア・アブリル(ロラ・ネバド)、ペネロペ・クルス(カルメン・ラモス)、デミアン・ビチル(マニ・チャベス)、ファニー・アルダン(マリーナ・ダンジェロ)、ガエル・ガルシア・ベルナル(ジャック・ダヴェンポート)、フアン・エチャノベ(スーパーの経営者)、エミリオ・グティエレス・カバ(警視)、クリスティナ・マルコス(女性警官)、ルイス・トサル(警官)、エレナ・アナヤ(ピリ)
* sinopsis + comentarios *


 昇ってくる魂が激減し、破産寸前の天国。一方、堕ちてくる魂があふれ、地獄は過密状態。天国の作戦本部長マリーナ(ファニー・アルダン)は、そんな天国の危機を救うのはあるボクサーの魂であると考え、天国の歌手ロラ(ビクトリア・アブリル)を地上に送り込む。それを知った地獄側の作戦本部長ジャック・ダヴェンポート(ガエル・ガルシア・ベルナル)はセクシーなウェイトレス、カルメン(ペネロペ・クルス)を使者として送り込む。ロラはターゲットのボクサー、マニの妻となり工作活動を開始していた。そこへ、マニの従姉妹になりすまし、カルメンがやってきて、マニの魂の争奪戦が始まる。母親のお金を盗んでマドリードへやってきたマニを改心させ、母親に謝罪をさせようとするロラに対し、カルメンはそれを阻止しようとする。しかし、状況は一転、地獄でクーデターが企てられているのを知ったジャックは、自分の身を守るため、天国を救うようにカルメンに指示をする。こうして、ロラとカルメンは手を組むことに。しかし、親しげな2人の関係に疑いの目を向けるようになったマニは、自暴自棄になり、医者から止められていたボクシングの試合に出場し、重体に陥ってしまう。このまま死んでしまったらマニの魂は地獄へ送られてしまう・・・?!

 あの「死んでしまったら私のことなんか誰も話さない」のアグスティン・ディアス・ヤネス監督の6年ぶりの監督作品。主演が大女優ビクトリア・アブリルと人気女優ペネロペ・クルスだし、メキシコの若手俳優ガエル・ガルシア・ベルナルも出ているし、たくさんの有名な俳優たちが脇を固めているのだから、見ていて飽きない。でも、全体のまとまりには欠けているような・・・。どうしてマニの魂でなければならないのか、イマイチ、よくわからなかったし、地獄のシステムや2人の天使の過去が展開の鍵になっているとは言うけれど、知ってしまえば、それが結局なんだったの?という感じで、ちょっと物足りない。大ドンデン返し(!)も、ありがちな展開。公用語が天国はフランス語、地獄は英語、地上はスペイン語、そして裁判所はラテン語で、それぞれ映像のカラーが違うのは面白いな、と思ったけれど。ディアス・ヤネス監督の発想は面白いし、いろんな小細工があるし、雰囲気はオシャレだし、部分的には楽しめるところが多いけれど、全体を見ると、監督の遊び心だけで作ってしまったというか、アイデアの寄せ集めというか・・・。
 ペネロペが演じている地獄の使者は、これまでの彼女が演じてきた役とは雰囲気が違って、男っぽくてガサツな女性。ペネロペってかわいいな、キレイだな、とは思っていたけれど、この地獄の使者は、女のわたしが惚れてしまいそうなくらいカッコよかった。
 ほんの一瞬なのだけど、ハビエル・バルデムと彼の母親ピラール・バルデムも友情出演で登場する。最初から最後まで気が抜けない作品・・・とは言えるかも。


 日本で観ましょ♪スペイン映画 ナオミのスペイン夢紀行