MUERTOS DE RISA
どつかれてアンダルシア(仮)
どつかれてアンダルシア(仮)1999年 スペイン映画
監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチャバリア/アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影:フラビオ・メテネス・ラビアーノ
音楽:ロケ・バニョス
製作:アンドレス・ビセンテ・ゴメス
出演:サンティアゴ・セグーラ(ニノ)、エル・グラン・ワイオミング(ブルーノ)、アレックス・アングロ(フリアン)、カルラ・イダルゴ(ラウラ)
* sinopsis + comentarios *


 夜の高速道路を疾走する2台の車。車はボコボコ、運転している人間も血まみれボロボロで尋常じゃない。その後ろをパトカーが追跡している。テレビ局の前で車は止まる。車から降りてきたのはニノとブルーノ。一世を風靡したお笑いコンビだった。番組の収録がはじまった途端、銃声が鳴り響く。ステージに横たわる二人。観客の笑いは最高潮に達する。それはネタではなく本物の果し合いであるのに...。そこから二人のマネージャー、フリアンの回想が始まる。
 ちょっとばかり噺のうまいブルーノと何のとりえもないのに存在感だけはあるニノ。二人は田舎の居酒屋で知り合い、コンビを組むことになった。いざ、ステージに立つと、ガチガチに緊張して何も話せないニノの顔をブルーノが叩いたら、これが大うけ。これだけで二人はあっという間に人気ものに。しかしその一方で、売れれば売れるほど、お互いに憎しみを抱くようになっていた。
 自分にないものを相手が持っていれば妬み、相手の不幸が最大の幸せ、というなんとも醜いお話なのだけど、ここまで徹底していると、爽快だったりする。(これは『ペルディータ』と似たところがある)相手を陥れることが全てで、収入だって大半をそのことに費やしてしまう。はっきり言って病気です。ここまで相手を恨んでしまうと相手なしでは生きられない。相手の存在そのものが生甲斐なのだから、死ぬときは一緒。どんなに恨んでいても相手だけを死なすことはできない。(^^) ←見た人にはわかるよね...何を言ってるのか。
 テレビの普及にともなって、みんながテレビに熱狂し、その影響力が絶大だった時代。この映画に登場するテレビ番組も実在のものだったり、映像そのものも本物が挿入されている。スペイン人にとっては懐かしかったり、わたしたちにはわからない面白さがあるのかもしれないけど、それを抜きにしても、面白いと思う。もちろん、内容が内容だけに、苦手な人もいるとは思うけど。

2000年東京ファンタスティック映画祭で上映。(上映時タイトル『どついてるねん』)
2001年3月日本劇場公開
日本オフィシャル:http://www.dotsukarete.com/


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