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1936年7月、フランコ軍の共和国政府に対する反乱が勃発。スペイン市民戦争の始まりだった。
しかし、マドリとバルセロナでは労働者たちが団結し、軍の反乱は失敗。バルセロナ
近くの村では教会を敵対視する労働者同盟によって教会は閉鎖、修道女マリア(アリアドナ・ヒル)
も教会を追われる。マリアが逃げ込んだ場所はこともあろうか売春宿で あった。そこであやうく売春をさせられそうになったマリアだったが、そこへやってきたのは
女性解放同盟の兵士たちだった。彼女たちの目的は、売春婦の解放と意識改革。
マリアは女性兵士たちに助けられ、兵士たちと行動を共にするようになる。 労働者同盟、イベリア・アナーキスト同盟の側で、軍に抵抗する女性解放同盟の人たち。彼女
たちが目指すのは戦場の最前線で戦い自由を勝ち取ることで、武器を持つことこそ自分たちの
活動の意味があると考えていた。男だけが戦場に赴き、革命を起こしても女性は自由にならない。
男性とおなじ戦場で戦い勝利を獲得すれば、男性と同じ権利を要求できると考えている。
「家政婦のように使えて死ぬよりは、男性と同じように戦って死にたい」そんな女性たちの
姿はとても逞しく、その中で、(神に)仕えることだけを考えてきた修道女マリアはうろたえるばかり。
しかし、おどおどとしていたマリアも彼女たちと行動を共にするにしたがって、少しずつ変化し、
自分の意志をもつようになってゆく。 まさにスペインの歴史を大きく変えた市民戦争の激動の時代に翻弄される一人の修道女の姿を追った作品。
気弱で清純な修道女をアリアドナ・ヒルが演じている。彼女とは対照的なたくましい女性兵士たち
の面々も有名な女優ばかり。
スペインの内戦について知らない人にはわかりにくいので、簡単に背景を知っておいてから観た
方がよいかもしれない。わたしも最初に観たときはよく理解できなかったし・・・。
第9回東京国際映画祭(1996):審査員特別賞
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