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脚本家兼映画監督のパブロ(エウセビオ・ポンセラ)は同性愛者で、フアン(ミゲル・モリーナ)という恋人がいる。パブロの兄ティナ(カルメン・マウラ)はつらい過去のため男嫌いで性転換をして女として生きている。
パブロとフアンは倦怠気味で、フアンが帰郷先から送ってくる手紙はそっけない。それを物足りなく感じたパブロは、自分が望むような内容の手紙をフアンに送り、それにサインだけして送り返してもらっていた。
そんなパブロの前に、魅惑的な青年アントニオ(アントニオ・バンデラス)が現れる。実はアントニオはパブロのファンで、近づくチャンスを狙っていたのだった。そして二人は関係を持つのだが、アントニオは異様に嫉妬深い男で、パブロが自分で書いた"フアンからの手紙"を読んでしまい嫉妬に狂う。アントニオはパブロに愛されようとつくし、独占しようとする。そんなアントニオにパブロは嫌気がさしてくる。故郷に帰ったアントニオにパブロから手紙が届く。「フアンを愛してる。わたしのことは忘れて欲しい」と。そしてアントニオはフアンに会いに行き、彼を殺してしまう。フアンの死を知って茫然自失となったパブロは運転ミスで事故を起こし、記憶を失う。パブロの入院中に、男嫌いのティナに恋人ができた。パブロはその相手がアントニオであることを知らされる。
アントニオ・バンデラスの演じるアントニオは一途で、パブロの好みを研究し、パブロの好む男になろうと一生懸命。そんなところはすごくお茶目なのだけど、いわゆるストーカー。
一途な姿は「アタメ」のリッキー(バンデラス)に通じるものがある。でも、あれは異性愛、これは同性愛。ストーカーであり、一方的にのめり込んでしまうところは一緒だけど。
どんな恋人同士にもあるであろう倦怠期。そしてちょっとした浮気と三角関係。恋愛には必須(?)の嫉妬。そんな恋人たちの姿はどこにでもありそうなのだけど、それを同性愛で描いてしまうのがアルモドバルならではなのかな。ま、異性愛だったら、大して面白くもなさそうだ。(笑)
【おまけ】アントニオが工具を買いに行くお店にペドロ・アルモドバルが・・・。あれれ、弁護士は弟のアグスティン・アルモドバルかぁ。フアンといちゃついてる金髪の女性、ビクトリア・アブリルに似てるなぁ、と思ったら、本人だ!
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