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ジプシーのアンドレは罠にはめられ、無実であるのにもかかわらず2年間服役し出所した。刑務所に入る前、親友ペケと従兄弟のロメロとともにバンドを結成し、デビュー寸前のところだった。しかし、出所してみると状況は大きく変わっていた。アンドレが属するエレディア家と、妻ルシアが属するフンコ家の対立が、それぞれの人生を変えていた。ルシアは大物音楽プロデューサー、マンフレディの愛人になるためにグラナダを去り、マドリードへ行ってしまっていた。それを止めようとしたロメロは、フンコ家によって殺害され、また、フンコ家の一員であるペケも別人のようになっていた。彼を温かく迎えてくれたのは、ルシアの姉で、ペケの妻であるロラだった。出所後は、穏やかな生活を送ろうとしていたアンドレだったが、仲間たちが、「復讐しろ」と彼をけしかける。平和的解決を望んでも、ジプシーの掟がそれを許さない。果し合いの日、エレディア家の突然の発砲で、フンコ家の一員が死亡し、一応の決着がつく。その夜、アンドレにもとにルシアがやってくる。なにかに怯えているような様子のルシアは「助けて」と言い残し、再び姿を消してしまう。2年前にアンドレを陥れた不良警官や弁護士がアンドレに「マンフレディに近寄るな」と脅しをかけるが、自分たちの人生を変えてしまったのはマンフレディだと思い、アンドレはマドリードへ向かう。
フラメンコ界のスーパースター、ホアキン・コルテスの初の映画主演作品。原作は、「ナインス・ゲート」などで超売れっ子作家のアルトゥロ・ペレス・レベルテということもあって、話題性が高い。バイラオール(フラメンコ・ダンサー)として有名なホアキンだけれど、この映画の中では踊らない。(ちょっと残念)。逃げた妻ルシアをフランスのモデル、レティシア・カスタが演じている。彼女はスペイン語が話せないので、吹き替えなのが、ちょっといただけないけれど。他にも、有名ミュージシャンが友情出演という形でたくさん登場するので、音楽の使い方はとても贅沢。グラナダを舞台としているので、アルハンブラ宮殿やアルバイシンなどなど、グラナダの風景を堪能できる。
それにしても、ホアキン・コルテス。特にファンではないけれど、すごい魅力的。どうしてこんなに色気があるんだ?ホアキン・コルテスファンは必見だけど、そうでなくても、ホアキンの肉体美(!)を是非ご鑑賞あれ。
2001年8月4日 日本劇場公開
2002年1月19日 ビデオ・DVD発売(日本コロムビア)
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