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伝説の魔法の国のトレジャーハンター、ベルダールは恋人ソンジャと宝石を求めて冒険をしている。ハート型の宝石を手に入れたベルダールは、邪教集団千の目教団に呪いをかけられ、目覚めると16才の少年ラモンとなっていた。ラモンは学校に通うごく普通の男の子で、夜な夜な仲間たちとロール・プレーイング・ゲームにふけっていた。そのゲームのヒーローがベルダールで、魔法の国を舞台としているものだった。ラモンは自分が呪いによってこの現実世界に送り込まれたベルダール自身であると信じているが、、友だちにその話をしても相手にしてもらえない。魔法の国と現実社会、それぞれの世界の奇妙な符合からラモンは呪いを解くヒントを得るが、思わぬ事件に巻き込まれることになる。ラモンは本当に魔法の国のヒーロー、ベルダールなのか、それともただの妄想にすぎないのか。
B級路線まっしぐらなファンタジー&アドベンチャー映画なのかと思ったら、ストーリーは意外な展開をみせ、最後には社会派ドラマ(?)を思わせるような結末に・・・。いい意味で裏切られた感じ。魔法の国と現実社会が交錯しているので、見ていて混乱するけれども、ストーリーはよくできていてると思う。ユーモアもあって、魔法使いが異次元の旅人にもらったというテレビに冷蔵庫にバイク、そして冷蔵庫の中からは魔法の武器コーラが登場するシーン・・・テレビショッピング風で笑いを誘う。現実社会でラモンを受け入れようとしてくれるのが、売春婦であり、浮浪者でありインチキ超能力者というのも考えさせられる。そして、誰が見てもインチキな超能力者カルロス・ホセの真剣な眼差しは、ラモンの姿と重なるから、見ていてうなってしまった。まわりから見れば頭のおかしい1人の少年でしかないラモン。でも、「彼の言っていることが本当なのではないだろうか」と思わせる部分もあって、最後の最後まで考えさせられた。
魔法の世界と現実社会で同じ人物が登場するのも面白い。中でも、呪いを解くための重要な役割を担っている魔法使いと超能力者をサンティアゴ・セグーラが演じている。やっぱりこういう役は彼でなくっちゃね。いつもに増して年齢不詳。
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