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1936年、詩人・劇作家のガルシア・ロルカはスペイン内戦が始まった直後、グラナダ近郊のビスナールで銃殺された。しかし、その死は謎に包まれ、現在でも本当のところはわかっていない。
1934年、グラナダに住む14歳のリカルドは、マドリードで上演されるロルカの戯曲『イエルマ』を観にいった。上演後、リカルドはロルカにサインをもらう。その別れの間際にロルカが言った言葉「忘れないで」が心に響く。スペイン内戦が始まった直後、リカルドの一家はプエルトリコに亡命をした。周囲の人たちは誰も内戦について語ろうとはしなかったが、リカルドにはグラナダでの忘れられない思い出があった。1936年、ロルカがグラナダに帰郷したという話を聞き、リカルドは友達のホルヘを誘ってロルカに会いに出かけた。その日の午後5時、グラナダでは反乱軍が蜂起し、ホルヘは誤って射殺されてしまったのだった。それから後のある日、連行された父親が血まみれになって家に戻ってきたこともリカルドの心に焼き付いていた。リカルドの一家がスペインを去ったのはその直後だった。そして31歳になったリカルドは新聞記者となっていた。彼はロルカに関する本を書くため、封印されたロルカの死について調べようと18年ぶりにスペイン、グラナダを訪れた。フランコ政権下のスペインで、ロルカの死について語ることは危険なことだった。グラナダでは誰もロルカの死について語ろうとはしない。リカルドは常に何者かに監視をされ、取材を妨害された。そしてリカルドのたどり着いた先には衝撃的な真実が待ち受けていた。
物語はロルカの死の謎をめぐってはいるけれど、ロルカ自身については多くは語られていない。詩人ロルカという人が、どういう生涯を送り、どういう生き方をしたのか、またどうして彼は殺されなければならなかったのか、ということにはほとんど触れていない。ただ一つ、「誰がロルカを殺したのか」という謎だけが追究される。その謎をめぐって、内戦によって人々が心に受けた傷、そしてフランコ政権下で抑圧された人々の叫びが感じられる。
全編英語というのが本当に残念。スペイン語だったらまた違う雰囲気になっていたでしょう。せめて"a
las cinco de la tarde..."の詩の部分くらいはスペイン語だったらよかったのに・・・。
2000年1月22日日本劇場公開
2000年6月ビデオ、DVD発売(ビーム・エンタテイメント/タキ・コーポレーション)
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