THE BASQUES IN THE CINEMA FILM FESTIVAL TOKYO
バスクフィルムフェスティバル
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 さて2日目です。早々に会場入りし、ハビエルファンの2人と合流。そこへ新たな仲間が加わり、スペイン映画の話に花が咲く。今日も、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督が現れるのではないか、と期待していたものの、結局現れず・・・ちょっと残念。

 本日1本目は「ルシアとSEX」。この作品に出演しているナイワ・ニムリは今回来日しているので、会場に現れるのではないかと期待していたのだけど、結局現れず。6日(金)には取材などのため会場に来ていたらしいけれど。会えなくて残念。

「ルシアとSEX」 Lucía y el sexo
監督:フリオ・メデム 出演:パス・ベガ、ナジワ・ニムリ、トリスタン・ウジョア

マドリードのレストランでウェイトレスをしているルシアは、作家であるロレンソと同棲していた。しかしある日、帰宅するとロレンソの姿はなく、警察からの電話で、彼が戻らないことを悟ったルシアは、ロレンソの思い出の島へ出かけ、彼との関係をみつめ直す。そこで、魅惑的な女性エレナと出会う。現実とロレンソの小説との奇妙な一致から、ルシアは語られなかった彼の過去を知る。

 DVDですでに観ていた「ルシアとSEX」。日本では放映できないような過激なシーンがあるので、どうなるのだろう?と思っていたら、意外にもそのまま上映された。たぶん、一般公開されるときにはボカシやカットなどの処理がされると思うけれど、それがどんな意味があるのだろうか・・・とあらためて考えさせられた。鑑賞後にお話をしたCさんの言葉によると、「ボカシはバーコードはげと同じで、ただ強調するだけ」・・・なるほど。

 さて、わたしが鑑賞する最後の作品は「短編映画集」。上映前に「トレモリノス73」の監督で短編作品「ママ」を監督したパブロ・ベルヘール氏が舞台挨拶。挨拶の時間が短くすぐに暗転してしまったので、通訳の人とともに、コントのように現れて、去っていってしまった・・・。(笑)

「短編映画」 バスク ショート・フィルム「家族と犯罪」
「初体験」 監督:ボルハ・コベアガ
「愛に飢えている者」 監督:ラモン・バレア
「飲もうぜ!」 監督:アシエル・アルトゥナ&テルモ・エスナル
「ママ」 監督:パブロ・ベルヘール
「キラー・ミリンダ」 監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
「レオ・イズ・パルド」 監督:イバン・スルエタ
「302号」 監督:ホセ・マリ・コエナガ
「10 ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」 監督:ビクトル・エリセ

 「初体験」なんて、とんでもなく恐かった。70過ぎの処女のおばあさんが、死ぬまでに初体験をすまそうと若い男をお金で買うお話。その設定だけでゾッ。
 「愛に飢えている者」は先立った妻の遺骨が共同墓地に移されることになり、それに耐えられない夫が遺骨を取り戻して思い出の場所に埋めるお話。
 「飲もうぜ!」は経営難から、店にやってきた太った客を殺して商品(食材)にしようとするお話。バスクの村を舞台にバスク語で作られた作品。
 「ママ」は美術監督としてアレックス・デ・ラ・イグレシアの名前があった。監督のパブロ・ベルヘールとは大学時代からの知り合いなんだそうだ。人類滅亡の日が迫り、シェルターに避難する家族のお話。
 短編映画を観ることにした決め手は「キラー・ミリンダ」。バルにやってきたミリンダ好きの男が不条理な理由で殺人を犯す話。殺される者と生かされる者の差が絶妙。これがアレックス・デ・ラ・イグレシアの原点なのよね・・・。
 「302号」はほかの作品に比べてストーリー性があってわかりやすかった。短編にしておくのがもったいないくらいよくできていた。(短編だからいいのかもしれないけれど)
 「10 ミニッツ・オールダー 人生のメビウス」はあの巨匠ビクトル・エリセの短編作品。戦争の影が忍び寄る小さな村で誕生した命が描かれている。物静かでまさに芸術作品という感じ。

 今回見ることができなかった作品2点。

「ブルガリアの愛人」 Los novios búlgaros
監督:エロイ・デ・ラ・イグレシア 出演:フェルナンド・ギリェン、ドリタン・ビバ

40代の弁護士がゲイ・バーで知り合ったブルガリア人の青年を愛してしまったが故に人生が変わってしまう・・・そんな話らしい。

「エクスタシー」 Arrebato
1979年、スペイン、105分
監督:イバン・スエルタ 出演:エウセビオ・ポンセラ、セシリア・ロス

映画監督が主人公のカルトな作品らしいけど、どんな映画なのかな〜。見たい!
*どうしてこの1本だけ古い映画なの?と思っていた「エクスタシー」。あとで知ったのだけど、なんとこの映画、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督が一番好きなスペイン映画らしい。そうと知っていたら、なにがなんでも観たのになぁ・・・。

 あっという間の2日間。プレミアシートのおかげで、思っていたよりも身体は疲れなかったけれど、やっぱり2日で7本はきつかった〜。集中力に欠けてしまったところもあるけれど、やっぱり映画は話だけ聞いていても、実際に見てみないとわからないことを実感した。そして何よりも、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督に会えたことや上映の合間や前後にいろんな人たちとお話ができたのは貴重な体験でした。

 またいつかこういう映画祭をぜひ開催して欲しいな〜!この映画祭の企画、運営に関わった全ての人たちに感謝。
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 日本で観ましょ♪スペイン映画 ナオミのスペイン夢紀行