鬼門と魔よけ

 風水のブームもあって、鬼門という言葉は若い世代にも定着していると思います。
 中国から来た陰陽道の考えから来たもので、
 鬼門は家屋の北東の方角をさし、その反対の南西の方角は、裏鬼門という。
 万鬼が出入りする方角と考えられました。
 鬼門は、清潔にしておくのは言うまでも無く。
 一般的に、寝室や座敷き、床の間、出入り口、台所、便所、ゴミ溜めなどを造らない。
 又、最近は少なくなってきたそうだが、鬼門の方角に鬼瓦を配置したり、梅、桃、槐
(えんじゅ)の木を植える事で、鬼門除けにしたりもしたそうです。

 魔物が家に近寄ってこれなくする、魔除けは、世界いたる所にあって、神秘的な物が多
 いその一部として、
 古代エジプトでは、悪意に満ちたまなざしから身を守る為に、壁に魔除けの目玉の絵を
 描いたりしていました。
 ギリシャのキクラデス諸島では、おみやげ用に青い目玉が売られています。
 青のビーズは護身の力があると、考えられているのでしょう。
 イスラエルの“ハムサ”は邪気を払い、善悪を監視するといわれて、お守りにしたり、
 家の玄関に配置したりします。
 ハムサのアラビア語バージョンの“ファーテイマの手”も同じ様にして使います。
 ハムサ

 ハムファーテイマ

 下の画像はチベットのお守りです、が名前がちょっと解りません、これも身にも付けれ
 るし家の出入り口に吊るして、魔除けにもします。
 こちらの入手は、リンクのページのチベットのホームから、問い合わせて下さい。
 
 世界の魔除けのほんの一部でしたが、日本も地方ごとに色々あります。
 鬼面、土鈴、磨いた貝、鬼の的、破風面、烏団扇、メカガ、干した蛇、鍾馗(しょうき)
 絵馬、などです。
 これらを、家の表や玄関に配置するのです。
 又、悪霊を防ぐもので、神社などから持ち帰り、家の中や玄関に置くものもあります。
 木刀、お犬さま、蓬と菖蒲、辻の札、ヤイカガシ、ちまき、などです。
 三重県のある地方では、悪霊の侵入を防ぐ呪文を紙に書いて、玄関の戸の隙間に挟んで
 おいたりします。
 “久々囲”と書きます。
 紋様の魔除けでは、アイヌの紋様は魔除けの意味もあると言われています。
 安倍晴明で有名な晴明神社の神紋であるあの星印は、俗に晴明桔梗と言われ、ギリシャ
 語ではペンタグランマといい昔からよく目にするものです。
 星印
 その同じ紋様が海女のあいだでは“セーメー”と呼ばれています。
 海に潜る時、身に付けているものに書いたり、縫い付けたりするのです。
 “九字を切る”で紹介した、縦4本横5本の図も魔除けの紋様の一つです。
 戦国の時代、武将達も用いていたとされています。