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4月27日(月)晴れ
少し風があったが、天気がいいので、Babyのみかん組(1歳児)が散歩に行くという。お供をすることにした。
新学期の1歳児はすべてがゆっくりだ。部屋を出て、緩やかな階段を後ろ向きに腹這って降りる。全員が降り切って、靴をはかせるのがまたひと仕事である。2台のバギーに分乗し、歩けそうな2人はとりあえず先生が抱いて出発する。ももかちゃんはバギー組だが、部屋を出る時からボクに抱っこで、バギーは泣いて嫌がった。前に抱っこしてあげたのは1週間以上前だと思うが、覚えているらしい。
1歳児の中では一番月齢が低く、3月下旬生まれでまだ1歳1か月、4月生まれとは1年違う。まあ仕方ないか、と抱っこでバギー車について行った。
近くの中沢公園につくと、月齢の高いきょう君、みんよん君、なつきちゃんたちは、さっそく走り回る。緑の芝草が心地よく、植込みのつつじが満開だった。ももかちゃんは草に下ろしても、足にしがみついて抱っこを求める。ボクは抱いたまま草に腰を下ろす。静かにじっとしていると、ももかちゃんは気持が安らいだのか、友だちの走り回る姿を目で追っていた。やがて目の前の草をちぎって遊び始めた。タイミングだ。
「ももかちゃん。あんよしようか。…あんよして先生のところへ行こうか」
うなずきはしなかったろう。でも、うなずく気配をボクは感じた。そっと抱いて立たせ、自分も立つと、今度は足にしがみつこうとはせず、ヨチヨチと草むらを歩きだしたのだ。…その気持ちになるまで待つということの大事さ、待てる余裕を持つことの大事さを改めて思った。
少し歩いて、また抱っこになったが、一時保育のぶどう組、3歳くらいの子たちが来て、木に腰かけて遊ぶのに興味を示す。その桜の枝に茂る若葉をほしがった。一枚採ってやると喜んで握った。
公園を出て、遊歩道を電車を見に行くことになった。片手に桜の若葉、片手をボクに握られて、ももかちゃんは遊歩道をヨチヨチと歩いた。先生たちがびっくりするほど歩いた。途中の飾り物に興味を示したり、たんぽぽの花に「あー」と声をあげながら、100メートル以上は歩いたろうか。突然バランスを崩して転んだ。大泣きだ。
でも、抱かれて電車を見るうち泣きやんで、帰りの道もまた歩いた。ずいぶん歩いて、今度は転ぶ前に両手を延ばす。抱き上げて、「がんばったね。いっぱい歩いたね。すごいよ」と褒めた。どこまで分かったか、でも、穏やかで嬉しそうだった。
園に帰ると、すぐ給食だった。よく食べる。こう君と隣り合って、二人とも手づかみでモリモリ食べる。こう君は、ボクがひよこ組で忙しくて相手をできなくなった間に、大分遊べるようになったらしい。たまに顔を合わせても、その必要がないのか、泣いたりはしなくなった。こうして園になじみ、自立の道を歩み始める。
Babyで給食を食べて、そのに戻った。ひよこの昼寝が気になっていたが、間に合わなかった。ほとんどの子が眠っていて、こうた君とるなちゃんが担任の膝の上で起きていた。こうた君は泣いてはいなかったが、るなちゃんは泣きながら、助けを求めるようにボクを見上げる。
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