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書いた返事は722通に達した。手紙ごっこはボクだけではない。いろんな先生にも、給食室や事務所の人にも、友だち同士でも出し合う。あるお母さんが書いてくれた。「先生や友だちの手紙は70通を超え、驚いています。娘はそれを大事そうにファイルに入れてから、机にしまっています」…この子にあげたボクの返事は21通だから、いかにたくさんの文通をしたかがわかる。このお母さんは、「どうしておじさんは字が上手なの?という質問に、能登さんの返事を読んだ娘は“人のことをよく考える(事な)んだー”と返事に書きました。そして能登さんの次の返事に”おじさんの手紙を読んで、いろいろ考えてくれて嬉しいよ”とあり、娘はニッコリとしていました。能登さんの思いが、娘にもちゃんと届いているようで、私も嬉しくなった手紙でした…」と知らせてくれた。
別のお母さんは、「今回の手紙の取り組みは、私の想像をはるかに超えた量と内容でした。読み返してみると、たった1〜2枚の少ない言葉の中に、一番伝えたい思いがギュッと凝縮されたものばかりです。チャロやウサギの死を見てきて、普段から”死んだらどうなるの?”という疑問を抱えている娘ですが、能登さんの”思い出がいっぱいあって(死んだお母さんは)おじさんの心の中に生きています”という言葉に、すべての答えがあるように思いました。
娘は小さいころからよく泣く子でした。…何で最近泣かなくなったのか聞いてみると、”大きい組で泣いたら恥ずかしいかと思って”だそうです。そのの年長組への憧れを高める方針、年長になった喜び、内山先生との出会い、様々なことが娘を一気に開花させた気がします」と書いて、子どもの成長の中で手紙ごっこを位置づけておられるのがよく分かった。
また別のお母さんは、「娘はお返事が届くのを毎日楽しみにしていました。家でも”明日はどんな事を書こうか?””あっ、このこと能登おじさんに書こう”と、よく考えていました。そして園だけでなく、家でも空き箱でパパポスト、ママポスト、自分のポストを作り、手紙交換をしています。祖父母や私の妹(娘の叔母)にも出し、祖父母にはとても喜ばれ、かんしんされました」と伝えてくれた。手紙ごっこは子どもの世界を広げ、可能性を広げていると思う。今年は一段と力を入れてよかった。
卒園が終わって一段落したら、この手紙ごっこの教訓をまとめてみたいと思っている。
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