ときめいて子育てを

 

 
                                   
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 11月22日(土)晴れ
 今日から上野の東京都美術館で日本きりえ展が始まった。29日までの一週間の予定だ。
 一応初日に見に行った。きりえならでは力強い素晴らしい作品がたくさん飾られていて、ある種の無力感に襲われる。
 今年は人間を描いた作品が多かった。とくに子どもを描いたものが目立つ。しかし、きりえで人を描くのは難しい。人の何に感動したのか、テーマのあいまいな作品が気になる。自然や風景、建物を描いた作品の方が立派に見えた。
 毎年、戦後の混乱期の引揚者の生活を描く人がいる。多分高齢者だろう。人と生活、その悲しみと怒りが、静かに何かを訴えかけて、今年も感動した。


 11月21日(金)晴れ
 一番早く出来上がったぞう組の指人形に、石原主任がせっせと服を着せてくれて、立派に出来上がった。和紙をちぎってフノリと混ぜ合わせ、紙ねんどを子どもたちの手で作るところから始めてついに完成したのだ。

 子どもたちの喜びはひとしおだろう。指にはめて2階から下りてくると、小さい組、先生の部屋、事務所まで見せに来た。おおかみの人形は遠慮会釈なくおとなに噛みつくし、こやぎたちはピンクの手を出して握手を求めていく。
 これから大道具を作ったり、セリフを考えたり、舞台稽古と、発表までまだまだとりくみが続く。

 表玄関の入口が狭かったので、広げてフェンスを張る工事をした。一緒に文庫の入口に階段を設け、事務所の前からせまい通路を通らなくても、保育室からじかに文庫に上がれるように改造した。
 ついでに玄関口から事務所前まで続いていたカイヅカイブキの木を全部抜いた。「おじさん、木を切ってどうするの?」と何人の子どもに訊かれたことだろう。そのつど、「木をやめて花を植えるんだ」と答える。
 木は生い茂ってバスを入れるにも見通しが悪くなっていた。切った切り株の年輪を数えたら36までは数えられた。創業間もなく植えたものだ。
 カイズカイブキのうち事務所よりの3本は、根本から短く切り、これを脚にして長椅子を作った。健康のため、木の根っこを掘ったり切ったりして抜くのも、ベンチを作るのもおおむね一人でやった。
 完成したベンチに最初に座ったのは、夕方、オレンジ(延長保育)の子どもたちだ。美しくラベンダー色に塗ったのに、すぐ足跡で汚れてしまった。


 11月10日(月)曇り
 きのうの大バザールはストーブがほしいような肌寒さだったにもかかわらず大勢のお客様で最高のにぎわいだった。一週間前の産業祭に比べても格段の人出だった。
 班のみなさんの毎年の念入りな準備、意気込みが、「その」の大バザールの市民権をもたらしたのだと誇りに思う。
 夕方、後片付けを終えて帰宅した後は、コタツに寝そべってぼんやりテレビを見た。白鵬は初日から負けるし、巨人は日本一を逃してしまった。せっかくの大バザールの成功の後なのに、何ということだ。老体の疲れがどっと大きくなった。
 起きだして「その」のホームページのトップにバザーの写真と短いコメントをアップロードして、ぐっすり眠った。
 朝起きてみると、父母のページの担当理事の一人、松本さんがバザールのページを作ってくれていた。疲れているのに、がんばるなあと感嘆する。
 そこに子どもひろばも掲載されていたが、紙面の都合もあったのだろう、先生たちの「なんとかソーラン」の踊りの写真は載っていなかった。係の役が忙しくて見られなかったお母さんたちのために、ここに写真だけでも紹介しておこう。「そのの若手のダンサーたち」と紹介されたが、まあ若者ということにしておこう。

 そのの活力を内外に示した大バザールだった。この中央公園でやるのも17回目になる。
 後片づけをしているとき初老の方から「どういう団体の主催?」と声をかけられた。

 そのと大バザールの説明をすると、この方は通りすがりだけれど「〇〇班とか××班とか名札が掛かっていて、どういう団体かと不思議に思ったんですが、そうですか、幼稚園ですか。すごい幼稚園があるんですね」と、しきりに感嘆していた。なんでも上福岡の郷土民俗資料館で講演があって、それを聴くために栃木県から出てこられたとか、そして「その」の大バザールに出合われたらしい。
 ボクたちは当たり前に思っている「みんなが力を合わせて一つのことをする」ということも、今の世間から見れば画期的な取り組みなのだろう。「その」の存在と、その生き方に改めて誇りを感じた。


 11月4日(火)晴れ
 薄日は射していたが、風がやけに冷たかった。バスでみずほ台の高野さんの畑について、年少組、ひよこ組が作業を始めると、風でビニール袋が飛んでいく。
 大勢が並んで自分の株を掘る。ひよこ組にはなじめない活動かも知れない。
 それでも最初に大物を掲げて見せてくれたのはひよこ組のなぎさ君だった。すみれ組のゆうき君も重い収穫を高々と掲げた。ひよこ組のかける君とばんびちゃんも大収穫に嬉しそうだ。
 今年は天候が良かったのだろう。どの株も重たいほど生っている。下へ深く伸びる品種だそうで、それだけに幼い子たちには自力で掘るのが難しい。初めのうち、ボクはカメラを使っていたが、手を焼く子どもたちから「おじさん、助けて」

と声がかかって、手伝うはめになる。カメラまで手の土がついて真っ白になった。それに写真を撮るより、子どもの手助けの方が楽しい。
 老農夫の高野さんも掘りあぐねた子を手伝ってくれていた。「今年はいい出来ですねえ」と話かけると、「いつごろ掘りに来るか、聞いてから品種を決めたからね。時期によるから…」とのことだった。 赤いきれいな色から、紅あずまと思ったが、違う品種らしい。

 さて、先日の連休で、紙ひも工作のSLが出来上がった。線路の上で動輪を転がすと、ピストンが前後に動く。それが下の写真だ。


 11月1日(土)晴れ
 先月になるが、28日に子どものそのひよこ組の遠足で、高坂こども動物園に行った。
 きのう31日は、Babyりんご組の子どもたちと同じこども動物園に行く。同じ2歳児なので、共通点も違いも見えておもしろい。
 年中組の遠足と合わせて同じ場所に3回行ったことになる。

 ひよこ組は12人におとな7人が付き添った。りんご組は15人(1人欠席)におとな6人と差があるが、りんご組は赤ちゃんの時から一緒の子たちが核になっているので、まあつり合いがとれているかもしれない。
 後先考えずに、目に見えた面白そうなものに突進していく子に目が離せないのは共通である。先生が「先に行っちゃダメ」というので先に行きたい子もいる。

 しまうま、きりん、ポニーを見て、花壇で記念写真、円形劇場風の広場の芝生でお弁当というコースは、同じだ。
 食後、ひよこ組は「ふれあい広場」でこぶたを追いかけて遊んだ。でも、やぎは放し飼いにされておらず、検疫のためか、Babyが行く日にはこぶたも小屋の中と聞いて、ふれあい広場はやめて、動物のいない林の中で遊んだ。靴が沈むほど落ち葉が厚く、枯れ枝もいっぱい転がっている。男の子はすぐに身の丈もある枯れ枝を抱えた。女の子たちはドングリや松ぼっくりなどを拾っている。こういうところで遊ぶのもいい。いつかひよこ組で来たとき、同じ林の中で見たこともない子犬のような放し飼いの動物に会い、追いかけて遊んだことがあったっけ。

 円形劇場風の石段を下りてトイレに行く。そののひよこ組の子は、両足をそろえ、膝を曲げて、それッと跳び下りることのできない子が結構多かった。両足跳びというのは日常生活の中で自然にあるものではないので、意識させないとできるようにならないのかも知れない。
 りんご組の子は、ボクがトイレに同行した子は全員ができた。時期がくればクリアするだろうが、いつ頃までにできるようにするか、月齢も考慮して跳躍以外の課題についても目安をはっきりさせたいと思った。
 来年は多摩動物公園にも行こうかな。


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