ときめいて子育てを

 

 
                                   
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 9月28日(木)晴れ
 今日は子どものそのの運動会総練習。園長と主任が朝から雨上がりの園庭の整備に汗を流していた。
 日差しの強いのは、濡れたグランドを思えばありがたいようなものだ。
 Babyと違って大型の遊具などの出し入れが多く、本番のような役員の父母がいないので、運転手やボクは器材係を兼ねていて、写真を撮る暇はあまりなかった。それに、ひよこ組に運動会という場面が大きすぎろせいか、やる

気をそがれた子がいて、ちょっと手伝ってあげたかった。
 はるかちゃんと、に・とうま君は三輪車がイヤだと言う。この前は泣いて嫌がり、てこでも動かなかったが、今日は手をつなげば走って、競技には参加した。
 その前のリズムのときは、はるかちゃんと約束なので一緒にやった。「汽車」で腹這って停車


 年長組のリレーは先生も燃えて


 しっかり手を離さずできた年中組糸車

するとき、下がまだ湿っていて「あっ、つめてえ!」と言うと、はるかちゃんは声をあげて笑った。「カメ」はひよこ組のほとんどの子が上手に出来た。「うま」のときは誰かがボクの背中に乗ってきた。はるかちゃんは最後まで機嫌よくがんばった。ボクも「大きな栗の木の下で」の遊戯を子どもと一緒に踊った。


    3歳児のハシゴ渡りと跳躍


 年中の壁越えは時間がかかり過ぎ?


      年長組のソーラン節


      ソーラン節のはっぴはお母さんの手づくり。色彩の豊かなこと!


 9月26日(火)曇りのち雨
 今日は子どものそのBabyの運動会総練習だった。園庭が狭いので、すぐ近くの公園を借りる。たった36人の運動会だが、道具を運ぶのが結構大変だ。
 赤ちゃんから1歳児、2歳児を連れ出すのも一苦労である。9時半開始の予定が少し遅れた。
 オープニングのリズム運動。写真→は、ヨチヨチ歩きの0歳児が、それでもリズムにからだを動かして、見ていてかわいい。
 途中で小雨がぱらついて、全部は出来なかったが、かわいらしい写真を紹介しよう。


   2歳児の”荒馬おどり”


    坂を登る誕生前の0歳児


   本番では迎えるのはお母さん


     1歳児の坂登りと跳躍


     2歳児は平均台を渡って


   少し高い巧技台からジャンプ


 9月23日(土)晴れ
 日差しは強かったが、それでも真夏とは違って、心地よい秋晴れだった。
 今日は初めての企画、「お父さん、土いじりをしよう」の畑づくりの初日である。彼岸の中日だったけれど、埼玉に流れ込んできた若い世代には墓参の必要もないのだろうか。大勢参加してくれた。
 きりん組のそうた君が子ども用のスコップに土を乗せて、「おじさん、幼虫が3匹いるよ」と言う。
 「何の幼虫?」 「コガネムシだよ」 「何でコガネムシって分かるの?」 「だってパパが言ったもの」と、そうた君は確信をもって言い切った。二人で幼虫を入れる牛乳パックをとりに「その」へ戻った。
 子どもたちは手伝って草をむしったり、畑を耕したりした。親子で虫捕りに熱中している人もいる。最初に耕運機に挑戦したのは菊地歯科の院長だ。やってみると見た目よりも難しく、思うように動かせないのだが、菊地先生はなかなか上手に転がした。その上、次の挑戦者に要領を伝えている。
 「先生、そのに来なくちゃ、耕運機なんて一生やるチャンスないね」と言うと、先生は、
 「この頃通院する若いお母さんたちが”その”の保育のよさを、深いところで感じている人が多いですね。そういう話を聞くと、ボクも嬉しいです」
 途中で抜け出してBabyに行った。Babyではガレージセール実行委員会が開かれていた。今年は子育て支援センターを建設するので、不足資金を少しでも生み出そうと、若いお母さんたちも先生たちも精いっぱいにとりくんでいる。
 ボクはその子育て支援センターのことで設計士と打ち合わせをした。
 1時間ほどして畑に戻ると、かなり立派な畑になって種まきをしていた。大勢の力はたいしたものだ。それと同時に、準備方の松本理事が、職場ではパソコン相手だけの人なのに、農家の元理事の教えを求め、種屋さんと相談して準備してくれたのが大きかった。人材豊富なのが「その」の強みなのだ。


 9月15日(金)晴れ
 今日は朝から気持ちのいい秋晴れとなった。園庭の水たまりがたちまち引いていく。子どもたちは久しぶり次々に外へ飛び出して行った。
 祖父母の保育参観は今年は年長組だけにしぼったのだが、参加者は100人を超すらしい。お年寄りだから、行くつもりが体調不良で止める人もいる。
 ひよこ組の子がブロックを積んで塔のようにして、数人で何か呪文のような言葉を唱えて塔を倒していた。…「なんて言ってから壊すの?」
 ゆうた君とゆうすけ君が「……だよ」と小声で言うが、全然理解できなかった。

 大きい組の女の子たちが遊びに来て、ブロック積みを手伝った。当然、すごく高くなる。壊す気持ちも高ぶるのだろう。呪文を忘れて、ゆうた君が単独で押し倒した。「ちがうよゥ」とゆうすけ君が叫んだ。もう塔は元には戻らないので、ゆうすけ君は悔しくて泣き出す。先生に抱かれても感情は収まらない。
 自分でこうやりたいという思いというか、イメージがはっきりしている子なので、塔を倒すタイミングのズレが納得いかないのだろう。
 ひよこ組は、この頃イメージを共有して”ごっこあそび”がかなりよく出来るようになってきた。言葉が豊かになり、友だちとの関わりも深まってきたのだろう。それだけに気持ちの行き違いや玩具の取り合いなどでトラブルが多発する。こじれると立ち直りに時間も手続きもいる。だんだん大変になってくる。

 天気になってよかった。おじいちゃん・おばあちゃん参観は、子どもたちは余裕である。お母さん参観でお母さんが来なかったら大変だが、祖父母が来られない家庭は多いから、「きょう来てくださったのは”みんな”のおじいちゃん・おばあちゃんだからね」という先生の呼びかけに素直に納得する。年長組だけだったせいもあるだろうが。
 祖父母の自己紹介、一通りの朝の集まりを見てもらうと、小物入れ作りの時間が足りなかった。少し延ばして参観を終えた。それから園長のあいさつを聞いていただいて、給食になったから、おつゆが冷めてしまったかもしれない。


 9月8日(金)曇り
 ちひろ先生が「いま、三輪車をやっています」というので、久しぶりにひよこ組に行った。運動会で三輪車をこぐのだろう。
 部屋に入ると、なかよしのはるかちゃんが三輪車に乗って、ペダルの踏み方を智美先生に教えてもらっていた。じきに降りて、ボクをじっと見つめている。しばらくぶりなので遠慮している風だ。だっこしてやろうとイスに座って手を伸ばすと、いたずらっ子のゆうき君が来て、乱暴にひざの上に乗ってきた。「止めろよな」でひよこ組の仲間になった感じだ。
 ちひろ先生が持ってきた足こぎの4輪車がほしくて取り合いになる。はるかちゃんもそれがほしくて泣き出したので、抱っこして「まだあったよね」と言うと、智美先生が物置へ探しに行った。ほしい子がついて行く。
 智美先生が2台持ってきたので、三輪車とそれでしばらくは遊んだ。はるかちゃんはボクの抱っこの方がよくて、四輪車があいても「乗らない」と言う。
 とうま(は)君が意外に上手に三輪車をこぐ。こげてもすぐ足が外れて苦労する子もいた。

 ちひろ先生が給食の準備を始めたころ、ベビーから電話が来た。よく言い聞かせて、はるかちゃんと別れた。電話がすんで、ひよこ組に戻ろうとすると、年少組が散歩から帰ってきた。「これ上げる」と、元ひよこ組のももちゃんがトノサマばったをくれた。

 もうこんな立派なトノサマばったが出たのか、と驚く大きさだった。虫より花の好きなももちゃんは、先生に捕ってもらったのか、でも少し怖かったかもしれない。ボクは「♪キチキチキチ…」とカマキリの歌を口ずさみながら、ひよこ組に戻った。
 給食の準備が終わって、先生がいくら声をかけても動かずに、はるかちゃんはボクを待っていた。はるかちゃんは手を洗って、席に着き、みんなと一緒にもりもりと食べている。しばらく見ていて、今度はそうっと事務所へ戻った。

 そのBabyにも、はるかちゃんがいる。6月生まれの0歳児だ。4月の新学期から人見知りでボクの顔を見れば泣くので、近づけなかった。ようやくこの頃、自分で歩いてきて、「抱っこ」というように手を出す。絵本が大好きで、「あ、あ…」と棚の上の絵本を指差して、とってくれと顔を見る。「いないいないばあ」などを取って渡そうとすると、好きな本でなければ首を振る。一番好きな本は小型の「おかあさんだ」と分かった。
 いろんな動物の赤ちゃんが「えーん、えーん」と泣いていて、お母さんが来るとにっこりする。その場面の繰り返しだ。「読んで」というように、はるかちゃんは向かい合って絵本を広げる。ひざの上に抱っこして絵本を開く。「えーんえーん…あっ、おかあさんだァ」というたびに、はるかちゃんは「キャッ、キャッ」と声を出す。他にも好きな本があるようだが、2冊目になると、飽きてか自分でページをめくってしまう。
 Babyの二階の壁にボクの切り絵が飾ってああった。長くなったので、ある日撤去した。はるかちゃんが真っ白な壁を指差して「あ、ない」と言ったそうだ。あったものがなくなったことに気づいただけかもしれないが、それを担任の先生に聞いて、ボクは鼻の下を長くしたのだった。


 9月3日(日)晴れ
 きょうはお父さん参観だった。晴れ上がって暑かったが、ひところのような蒸し暑さがなくて過ごしやすい。
 お父さんと鯉の滝登りをしている年中組を撮影していると、それを有吉理事に撮られた。後でメールで送ってもらった。彼は友人のデジカメ一眼レフを借りて、運動会の写真撮影のための練習をしていたのだ。
 ボクの撮った写真は2枚目だ。お父さんたちのたくましい腕に身を跳ねながら渡ってくる。なかなかタイミングの難しい題材なのだが、撮り終えてみれば、お父さんたちの笑顔のなんと素晴らしい! 先週の土・日、キャンプに参加した人も多かったろうに…。
 年長組の腰ひもの三つ編みは経験のないお父さんが多かったようだ。年少の子もお父さんと一緒が心から嬉しい様子が手に取るようだった。子どものそのが自慢できるものはいろいろあるが、ほとんど他に例がないのは「お父さん参加」の濃密さではなかろうか。これは40余年前の創業期からあったものではない。
 お父さんと遊ぼう委員を中心に、ハイキングやコマ大会、キャンプセミナーなどの行事を積み重ねながら、お父さん同士の親睦と交流、友だちづくりを進めてきた成果だと思う。休日に行なわれるこうした行事には、職員がほとんど参加できないので、そのの素晴らしさの認識に温度差が生じるのが心配ではある。


 9月1日(金)曇り時々小雨
 昨日までの夏季保育はプールに明け暮れる暑さだったが、今日は一転秋雨の空模様だ。
 夏季保育は休んでいた子たちも続々登園する。年長組が階段を昇る足取りは軽やかである。水に強い合成木材に張り替えて、あたりがやわらかくなった。
 年長と年中のベランダを全面的にこの合成木材で張り詰めてはどうか、という声も聞こえるが、それは財政面でちょっと難しいかもしれない。
 午後、入札参加業者を呼んで、そのベビーで子育て支援センター建設工事の現場説明会をした。

 2階建て、約50坪の新しい建物が来春完成したら、親子で遊ぶ「木馬のひろば」を週に2回程度、お母さんたちが自主的に集まり、子育ての知恵を交流する子育てサロンを週3回程度計画している。
 他に育児相談や講師を招いての子育て講座なども計画する。一時保育は現在は1歳以上で普通食が食べられる子の場合が多いが、マンション群の中にあるそのベビーでは0歳児の一時保育のニーズも大きい。これが可能かどうか検討してみたい。
 そのベビーから「その」へ入園する子の朝夕の保育も実施する予定だ。

 そのベビーは子どものそのの親たちの募金に支えられて、誕生し、四年目を迎えた。一時保育を利用した方も少なくないが、多くの組合員は姉妹園を創る意義に感じて、わが身には何の見返りも求めないで募金に応じてくれたのだった。その熱い思いは、そのベビーが地域にしっかり根を下ろしつつ実を結んできたと思う。
 新しい「子育て支援センター」は子どものそののお母さんたちにも利用できるだろう。ほんのちょっとだがご恩返しができれば嬉しい。


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