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人の2歳児クラスだ。去年、男の子は一人しかいなかったのに比べれば均整のとれた構成だが、今年は男女に関係なくよく泣く。
お母さんの後を追って泣くこうちゃんを抱いて、「お兄ちゃんのところへ行く?」と連れ出した。途中で元気に走っている年長組のがく君に会って、「ちょっと遊んでくれる?」「いいよ」。がく君は承知したが、こうちゃんはお兄ちゃんよりおじさんを選んだ。「ま、いいか」。
こうちゃんを抱いたまま砂場のヘリに座って、たんぽぽ組の新入のなつみちゃんとプリンを作ったりして遊んでいると、きりん組のようすけ君が来て、「おじさん、オレ用ができたんだけど…」という。さっき、ひよこ組で泣いていた従兄弟のりょう君を連れて行ってくれていたのだが、友だちと遊びたくなったのかもしれない。「ありがとう。もういいよ」。
ようすけ君が行ってしまうと、りょう君はまた激しく泣き出した。バスの先生の庄子さんが見かねてりょう君の相手をしてくれる。膝の上にいたこうちゃんが降りて砂で遊び出したので、向こうで大泣きをして若い先生を手こずらせている に・とうま君を受け取った。「ママがいい。お家に帰る」と泣き叫ぶのに逆らわず、帰ろうね、バスはどこにいるかな、となだめたが、容易なことでは収まらない。気づくと、こうちゃんがボクの手を握って立っている。3人で砂場に戻った。
この間に次々とバスが着き、担任の二人の先生は旅館の番頭よろしく出迎えに走っているのだろうが、ボクはひよこ組の全体はまるで分からなかった。とりあえず難物の2,3人を視野に入れて、自由遊びの時間を過ごし、部屋に入ってからは二人のおしっこの面倒を見るだけで精いっぱいだった。
よく活動できそうなゆうすけ君と、そばを離れないこうちゃん、ようやく泣き止んだとうま君の4人で、給食室へおやつをもらいに行く。
初日の子どもたちの様子を撮影しようとデジカメを持ってきていたが、ついに撮る暇はなかった。たった一枚撮った上の写真は、みどりの遅バスに乗る最後の3人、ゆうた君、は・とうま君、ゆきちゃんがたらいを風呂に見立てて遊んでいるところだ。この三人は一日泣かないで遊んだかもしれない。
あっという間に午前保育が終わった。どのクラスも、どの先生も似たようなものだったろう。薄紙を剥ぐというが、明日はきょうよりも楽になり、やがて新学期の大変さがウソのようになるだろう。
午後ベビーへ行く。0歳児のクラスは、慣らし保育が終わったというのに、初めての集団生活で疲れたのか、何人も休んでいた。わが親友のこうたろう君は離乳食の午後食を食べていた。「もうお肉は最初に食べちゃいました」と先生。手づかみでも、食べさせてもよく食べる。先生が「お願いします」と言ってスプーンを渡す。食べ終わって、二人で少し遊んだ。
人見知りで、ボクの顔を見れば泣いていたまゆちゃんが、泣かないでこうたろう君と遊んでいるボクを見つめていた。こうたろう君と仲良しをすることで、たまにしか顔を出さないハンディを帳消しにして、どの子とも遊んでもらえるようになるだろう。
事務所で打ち合わせをして、3時過ぎ、そのに戻る。オレンジに向かうと、オレンジの年長組の子どもたちが、「おじさん、ひかるちゃんが泣いてるよ」「早く行ったほうがいいよ」と教えてくれた。Babyから来た4人の3歳児の中で一番繊細なひかるちゃんは、きょうからちゅうりっぷ組になり、午後は活気に満ちた騒がしいオレンジで、少し負担なのだろう。慣れるまでのことだろうが、二人で少し静かに時間を過ごした。
5時頃、ホールで今年年中組になった女の子たちが、宮寺先生と「かごめかごめ」をして遊んでいた。さやちゃん、あやちゃん、かなちゃん、まきちゃん、あすかちゃん、めいちゃん、あやかちゃん、それにひよこ組から年少組になったももこちゃん。8人中4人がBaby出身の子だった。「かごめ」が飽きると、今度は「はないちもんめ」になる。ひかるちゃんに一緒にやろうかと言ったが、首を横に振った。しばらく見て、「おじさんに抱っこしたままでやろうか?」。勝っても負けてもひかるちゃんはニコリともしなかった。お母さんがお迎えに来るまで一緒にいた。お母さんに抱かれて初めて明るく声を立てて笑い、「のとじじい」と言って、お母さんを慌てさせた
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