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ビジネス誌斜め読み 第38号 2000.1.12(WED) 2,969人の仲間へ
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●生保、ゼネコン、中小金融〜不良債権処理の問題児
●AOLとタイムワーナーが合併〜いよいよ始まった「ババ抜き」
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●生保、ゼネコン、中小金融〜不良債権処理の問題児
このところ連日「eビジネス」の新しい動きが現れ、バブル崩壊
以来長いこと低迷してきた日本経済も、やっと新たな成長へと進み
つつあるように見える。がしかし、未だに春が訪れていないところ
もある。生保、ゼネコン、中小金融である。ここの抱える不良債権
処理と業界再編が進まないと、日本経済全体の活力を殺ぎかねない
のだけれども、そのために残された時間はほとんどない。ここ半年
程度の間に、目途をつける必要がある。
わけてもゼネコンの不良債権処理と再編問題がクローズアップさ
れることは、間違いないだろう。今週発売のビジネス誌のうち『週
刊エコノミスト』(2000.1.18号)と『週刊ダイヤモンド』(2000.1.
15号)がこの問題を取り上げている。曰く、「最終淘汰と新潮流〜
ゼネコン2000年革命」(『週刊エコノミスト』)、「いよいよ全国
で始まるゼネコンの淘汰〜建設地獄」(『週刊ダイヤモンド』)と
いう具合。表現に微妙な違いはあるけれども、「淘汰」の時代を迎
えると言う認識でいることには違いはない。
今の建設業界の状況を、長谷川徳之助・明海大学不動産学部教授
は、
(1)建設市場の縮小
(2)護送船団方式による市場構造が崩れ、仲間内の談合が機能せ
ず、仁義なき競争の時代に入っている。
(3)バブルの後始末である不良債権、不良資産の処理
という3つの難題に苦しんでいると言う。(『週刊エコノミスト』
2000.1.18号 p.73)
この結果どのようなことが起っているかと言えば、入札価格の叩
き合いである。たとえば、昨年11月、神奈川県海老名市が発注した
建設工事の入札結果が発表になったが、落札率53.8%〜62.3%だっ
た(『週刊ダイヤモンド』2000.1.15号 p.32)と言うのだ。落札率
というのは、公共工事を発注する際、発注者が積算した価格(これ
を「予定価格」という)と実際に落札された価格の比率のこと。数
字が小さくなればなるほど、赤字工事になっている可能性が高い。
赤字工事になっていないとしたら、手抜き工事をしている可能性が
あるのだ。
そこまで追い込まれているというのは、市場が縮んでいるからに
他ならない。民間の設備投資は伸びていないし、公共工事の先行き
は自治体の財政悪化から真っ暗だ。そして、不良債権、不良資産の
処理がまだ残っているのだから、大変なんてものじゃない。
合併しても益はないと言うのが、この業界では神話化していると
言うのだが、そんなこと言ってはいられなくなる。倒れるか、一緒
になるか、二者択一を迫られるようになるのではないだろうか。
●AOLとタイムワーナーが合併〜いよいよ"ババ抜き"が始まった
世界最大のプロバイダーAOL(アメリカオンライン)と放送・
出版業界の雄であるタイムワーナーの合併が発表された。一般には
AOL主導で進められたもので、インターネット企業がオールドメ
ディア企業を飲み込んだと見られているのだろうけれども、別の見
方も存在するのではあるまいか。つまり、いよいよネットバブルが
綻び始め、“ババ抜き”が始まったとする見方だ。
「それはあまりに穿った見方だ」と言われるかもしれないけれど
も、私の考えはこうだ。
まず第一に、現在の「.com企業」の株価は過剰な期待感によって
出来上がっている。期待が期待を呼び、高値を形成している。つま
り、現在の「.com企業」の株価には現実的な裏付けなどないに等し
い。そのことの危うさを誰よりも知っているのは、他ならぬ「.com
企業」の経営者たちであって、なおかつ株価の暴落の影響を受ける
人たちでもあるのだ。
今までは投資家も将来の大きなリターンを期待しておとなしくし
ていたけれども、いっこうに収益が上がらないことに疑問を持ち始
め、イライラを隠さなくなっている。言い換えるならば、高株価の
原動力であった投資家の期待感が急速に萎み始めているのだ。それ
は株価の大暴落につながりかねない。それを避ける方法の一つとし
て、AOLが考えたのが、この合併と言うわけだ。
タイムワーナーといえば世界の放送・出版業界を代表するような
企業。歴史と伝統、そして確かな資産を持っている。それと合併す
ることで、新興企業であるAOLの最大の弱みを埋め合わせること
ができる。
一方、タイムワーナーサイドから見れば、リスクの大きいところ
で自分たちの身を危険にさらさずに、インターネットの世界の大半
を束ねている会社を自分たちのものに出来るのだから、こんなおい
しい話はないではないか。そう、世間の見方とは反対に、実を得た
のは実はタイムワーナーなのではないだろうか、と言うのが私の見
方なのです。
さて、読者の皆さんの考えはいかがでしょうか? メールお待ち
しております。
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【ひとこと】
いつも『ビジネス誌斜め読み』をお読みいただきありがとうござ
います。
皆さんはメーラーには何をお使いでしょうか?
唐突にこんな事を言い出したのは、どうもしっくり来ないんです
よね。今使っているメーラーは比較的ポピュラーなシェアウエアで、
@niftyにサポート会議室を持っていたぐらいだったのですが、レジ
ストに対するリアクションは遅いわ、2000年問題に対応していない
わで散々な目にあっています。送金して間もないのですが、不便な
思いをするよりは、ということで乗り換えようかと思っています。
完全に無駄と言うわけではないので、少しは救われていますが、ソ
フトの目利きはとても難しいものだな、と思う今日このごろ。
それにしても、またレジストしなけりゃいけない。出費がかさむ
なぁ。参った、参った。
それはそうと、メーラーの設定間違いなくやられていますでしょ
うか。私の見るところ、ビギナーの方の中にはうまく設定できてい
ない人がおられるようですね。多分、その多くはOutlook Express
のユーザーではないかと見ています。もっともこれは、マイクロソ
フトの唯我独尊的なデファクトが原因なのですが・・・・・。
基本的にはテキストにしておくのが良いのですね。「リッチテキ
スト(HTML文書)」というのは、相手がそれを受け入れる設定をし
ていないと意味ないですし、ハードディスクを無駄に埋めるだけな
のです。[ツール]→<オプション>から送信タブをクリックして
いただけば、現在どのような設定になっているかもわかりますし、
変更も出来ます。ちょっと覗いてみてください。
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発行・編集/SOCIERAT・平 誠[mhc00116@nifty.com]
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