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老成都
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[其ニ十七]
火車北站
私にとって、成都への最初の入口になったのは成都北站(北駅)でした。もう彼是15年も前の話になります。蘭州発の火車の硬座で、窮屈な思いで一晩あかした後、成都北站にて下車。安いホテルを求めて駅前から発車する16路のバスに乗込み、錦江賓館前で降り立った時の記憶は、今でもはっきり覚えています。(勿論、錦江賓館には泊まりませんでしたが...。)
1987年3月 成都北站のプラットホーム
1987年3月 成都-昆明を結ぶ成昆鉄道
16路のバスは成都の北駅と南駅を繋いでおり、人民北路から人民中路、そして人民南路を通り、ほぼ市内を縦断します。公共バスの中では一番便利な存在でした。成都に住む様になってからも、この16路のバスは多用していたので、私にとって馴染深い交通機関の一つでした。
1991年3月 成都北站の駅舎
他に小公と呼ばれる個人営業のミニバスも、同じ路線を走っていました。こちらは約2〜3倍の料金を取り少し割高でしたが、スピードも速く、本数(営業車)が多かったので、急いでいる時は便利でした。でも客が少ないと時は、何時までも新たな客を求めて待たされるので、既に乗込んでいる乗客からはその度に「走、走、走...」の大合唱となります。座席が無くなると、車内のエンジンボードに置かれた座布団に座らされます。この上は冬は良いけど、夏は結構暑いんですね、これが...。聞き及ぶくところによると、最近はこの小公が軒並み廃止されてしまったとか、当時を知る私としては寂しい限りです。
2000年1月 成都北站近くにある荷花池市場
北站の近くには荷花池市場があります。ここには日曜品から雑貨品に関して、ありとあらゆる商品を売る問屋が軒を並べています。個人で飲食店を経営していると思しき人や地方から来た人、また一般の人まで、大勢の客が買い物をしています。直ぐ隣の市場では四川中の漢方薬材を集めた、中薬市場も開かれています。この付近から北站まで、常に沢山の人でごった返し活況を呈しています。
2000年1月 買物客でごった返す肖家村四巷
今ではたまに成都に行く際、時間的な制約の為飛行機しか利用しなくなりました。小奇麗になった双流の空港と市街まで延びたハイウェイ、でも時としてあの北站の喧騒がとても懐かしく感じます。ここに立てば、今でも今日の中国の原点を見出せると思います。
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