戻る 麗しのグイン・サーガへ

●王の帰還(その1)
「うっおぉおおー」
ドードーを先頭にラゴン族の戦士達は一路ラク谷目指して夜通し走り続けた。
ドードーの肩にはリアードのことを知らせに来たルバが必死になってしがみついている。
やがて陽が昇る頃にはラク谷が見え始め、ラゴン達はそのままラク谷になだれ込み、
粗末な造りの家々のそばまで近づくと、やっと立ち止まり大きく息を吸い込んだ。
まわりでは何事かと驚いたラク族の女達がラゴンを見るがルバ達が一緒にいるので多少は安心した。
いつまでもラゴン達が動こうとしないので、ルバはじれったそうに言った。
「ドードー、何している。シバの家あそこ」
ドードーは肩にちょこんとすわっているルバに気がつくと目を大きく見開いた。
「お前、誰だ。・・・俺はなんでここにいる」
ルバは呆然とした。
(ああ、ドードー)ルバの目から涙が頬をつたわる。
(セム族、物忘れひどいけど、ラゴン族には勝てない)


・コメント
ここでいう、王とはグインのことです。ラゴンファンの皆様すみません。m(_ _)m



戻る 麗しのグイン・サーガへ