不仲の真相
グインとシルヴィアの婚礼から半年の間、二人は仲むつまじく暮らしていた。
そんなある日のこと。
グインが難しい顔をしてシルヴィアのところにやってきた。
「シルヴィア姫。折り入ってご相談があるのだが――」
「なあに? グイン。何でも話して」
シルヴィアは甘い声でグインに問い返した。
「実は、姫も覚えておられるかと思うのだが、俺と姫とマリウスの三人がキタイから中原に戻る途中でノスフェラスでセムの部落に立ち寄ったことがあっただろう」
「ええ、そうね」
シルヴィアは少し鼻にしわを寄せた。
「あの時、俺はノスフェラスの民に『俺はいつか必ず砂漠に戻ってきて、そしてラゴンとセムとともに残る一生を楽しく、俺の好きなノスフェラスで暮らすことを誓う』と約束した」
シルヴィアは訳が判らないとういう表情をした。
「さあ、姫。ノスフェラスへ行こうか」
「いやぁぁぁああああああああ!」
・コメント
シルヴィアでなくとも、普通の姫君は嫌がるでしょう^^;